「What’s the catch?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S06E08で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「What's the catch?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S06E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第8話には、金額を告げて品物を買い取ろうとするやり取りが出てきます。この記事では、条件の良い話に「裏はあるのか」と確かめる言い方と、取引を締める一言を取り上げます。

値段の話になる場面で使える短い表現ばかりで、日常の買い物や取引にもそのまま応用できます。どう聞き、どう返すのか、言い換えとあわせて順に整理します。

目次

「What’s the catch?」好条件に裏があるかを確かめる

作中には、ある品物に金額を告げて買い取りを持ちかけるやり取りがあります。まず、提示額が上がる部分です。

— I’ll give you $100 for that phone. Huh?
(その電話に100ドル出す。どうだ?)
— $200 for that phone.
(その電話に200ドルだ。)
The Mentalist Season6 Episode8 (Red John)

このあとの続きに、問いかけと返事が出てきます。

— What’s the catch?
(裏は何なんだ?)
— No catch.
(裏はない。)
— $300 plus… a replacement phone.
(300ドル、それに……代わりの電話も付ける。)
— Uh, okay.
(あ、ああ、わかった。)
The Mentalist Season6 Episode8 (Red John)

catch は、動詞の「つかまえる」でよく知られています。ここでは名詞で、うまい話に隠れた「引っかかる点」「落とし穴」を指します。What’s the catch? は、直訳すると「引っかかる点は何?」です。条件が良すぎるように見えるとき、隠れた条件がないかを確かめる聞き方になります。

並びを見ると、100ドルの提示のあとに200ドルが続き、そのあとで What’s the catch? が出てきます。金額が上がったあとに、この問いが置かれている順序です。二つ目の $200 for that phone. のように、動詞を省いて「金額 for 品物」だけで言い切る形もあります。

the catch のように the が付く点も、目印になります。表現は短くても、「この話には何か条件が付いているはずだ」という前提を含んだ聞き方です。

言い方 働き
What’s the catch? 好条件に隠れた条件がないかを確かめる(作中の台詞)
Is there a catch? 同じ内容を、あるかないかで尋ねる(例文)
There’s a catch. 条件が付くことを認める(例文)

「No catch.」裏はないと返す言い方

問いかけに続く返しは、No catch. のたった2語です。省かずに言えば There’s no catch. になります。主語と動詞を落として、名詞だけを残した形です。

話し言葉では、聞かれた語をそのまま拾って短く返す形がよく見られます。What’s the catch? の catch を受けて、No catch. と返す形です。聞き手は、同じ語が返ってくることで、問いに正面から答えたと受け取れます。

同じ内容を別の言い方で表すこともできます。次のような言い方です(いずれも例文で、作中の台詞ではありません)。

  • There’s no catch.(裏はありません。)
  • No strings attached.(条件は付きません。)
  • It’s just what I said.(言ったとおりです。)

次に、金額の言い方を見ます。$300 plus… a replacement phone. の plus は、「〜に加えて」の意味です。金額のあとに plus を置き、さらに付け足すものを続ける形になっています。

例文として、Fifty dollars, plus shipping.(50ドル、それに送料。)のように、金額のあとに足すものを添える形でも使えます。

最後の Uh, okay. は、申し出を受け入れる短い返事です。Uh は言い出す前につなぐ音で、okay が了承を表します。受けるときは Deal.(それで決まり。)、すぐ決めないときは I’ll think about it.(考えておきます。)のように言い分けられます(いずれも例文)。

「Pleasure doing business with you.」取引を締める一言

作中では、同じやり取りの少しあとに、取引を締めるような短い挨拶も出てきます。

— Pleasure doing business with you.
(取引できてよかった。)
— Thanks, man.
(ありがとう。)
The Mentalist Season6 Episode8 (Red John)

Pleasure doing business with you. は、It was a pleasure doing business with you. の頭を落とした形です。pleasure は「楽しみ」「うれしいこと」、doing business with ~ は「〜と取引をする」です。「あなたと取引できてうれしかった」という意味合いで、取引が済んだときの挨拶として使われます。

business には「仕事」「商売」の意味がありますが、この表現では「取引」に近い意味です。店の売り買いに限らず、契約や商談のあとなど、取引全般に当てはまります。

続く Thanks, man. の man は、くだけた場面で親しみをこめて相手に呼びかける言い方で、ふつうは日本語に訳しません。

取引が済んだあとの挨拶は、次のように使い分けられます(いずれも例文)。

言い方 響き
Pleasure doing business with you. 取引を終える挨拶として、短く言い切る
It was a pleasure doing business with you. 省かずに言った、少し丁寧な形
Thanks for your business. 店が客に言うときに使われることの多い言い方

まとめ|好条件の確かめ方と締めの一言

What’s the catch? は好条件の裏を確かめる聞き方、No catch. は裏はないという短い返し、Pleasure doing business with you. は取引を終える挨拶です。値段の話が出る場面で、この三つがそろいます。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面ごとの英語がもう少し広く見えてきます。

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