「be sorry」と「feel bad」はどう違う?|『ビッグバン★セオリー』S11E17で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「be sorry」と「feel bad」はどう違う?|『ビッグバン★セオリー』S11E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第17話から、謝る場面で使われる be sorry と feel bad の違いを取り上げます。大学のクラブの件で嘘をついていたレナードが謝りに来るものの、その謝罪はすんなりとは受け入れられません。

どちらも「悪かった」と訳せそうな2語ですが、相手に届く重さは同じではありません。謝罪が空回りする場面と、言い直す場面を順に見ていきます。

目次

「be sorry」と「feel bad」で謝罪の重さが変わる

シェルドンとエイミーのもとに、レナードがアセニアムの件で謝りに来る場面です。アセニアムは大学のクラブで、レナードはシェルドンに、入会はとても難しいと伝えていました。

Leonard: Hey, I-I just, I wanted to apologize about the Athenaeum.
(やあ、そ、その、アセニアムのことで謝りたかったんだ。)

Sheldon: Why did you lie to me?
(なぜ僕に嘘をついたのだ?)

Leonard: I don’t know. It just seemed funny at first and then the longer it went on, funnier it got.
(分からない。最初はただ面白いと思って、続ければ続けるほど面白くなっていったんだ。)

TBBT Season11 Episode17

理由が「面白かったから」というのは、謝罪としては心もとない返事です。エイミーとシェルドンはこう続けます。

Amy: That’s not much of an apology.
(それではたいした謝罪になっていないわね。)

Sheldon: Yeah, because he’s not really sorry.
(そうだ、本当はすまないと思っていないからだ。)

TBBT Season11 Episode17

not much of a ~ は「たいした〜ではない」という言い方で、謝罪の形にはなっていても中身が足りないという指摘です。シェルドンの not really sorry は、相手への申し訳なさが本当はない、という意味になります。

レナードはこう返します。

Leonard: Come on. I-I do feel bad.
(よしてくれ。ぼ、僕は本当に気がとがめてるんだ。)

TBBT Season11 Episode17

feel bad は「気がとがめる」「後ろめたい」という自分の気持ちを表す言い方で、do を入れて強調しています。ただ、I feel bad. だけでは気持ちの表明にとどまり、謝罪の言葉そのものとしては受け取られにくい面があります。相手に謝るときは I’m sorry. を添えるのが一般的な形と言えます。

「regret」は言ったこと・したことへの後悔

同じ場面で、エイミーが、クリプキに挙式の日付でアセニアムを押さえられていると説明します。続けてシェルドンは、腹を立てて say something I will regret(後悔するようなことを言う)前に帰ってくれと頼み、レナードの研究は「使えるが華がない」と口にします。レナードの返事と、シェルドンの切り返しです。

Leonard: That’s actually one of the nicest things you’ve ever said about my work.
(それって、君が僕の研究について言った中で一番いい言葉の一つだよ。)

Sheldon: And now I regret it. Good-bye.
(そして今、それを後悔している。さようなら。)

TBBT Season11 Episode17

regret は、自分が言ったことやしたことを後から悔やむ動詞です。say something I will regret は、怒りを抑えようとする場面で聞かれる言い回しと言えます。sorry が相手への謝罪に向くのに対し、regret は自分の行動を振り返る語で、ここでは冗談のオチとして使われています。I regret saying that.(あんなことを言って後悔している)のように動名詞を続けると、言い過ぎを後から詫びるときにも使えます。

「I lied」から「I was a jerk」へ

これより前、アセニアムの下見の場面で、レナードの嘘は発覚していました。

Sheldon: You told me it was incredibly exclusive.
(君はものすごく入るのが難しいと僕に言った。)

Leonard: Y-Yeah, look, about that, I lied.
(う、うん、あのさ、その件だけど、嘘をついた。)

TBBT Season11 Episode17

about that は「その件だけど」と気まずい話題を切り出す前置きです。その後、クリプキの研究室の場面で、レナードはアセニアムを譲ってもらうためにクリプキと取引していたことを打ち明けます。理由を聞かれた返事が、次のひと言です。

Leonard: Because I was a jerk for lying to you before and besides, you’re my best friend.
(前に嘘をついたのは最低だったし、それに君は僕の親友だからさ。)

TBBT Season11 Episode17

I was a jerk for ~ing は「〜するなんて最低だった」と自分の非を認めるくだけた言い方です。I was wrong.(僕が間違っていた)よりも砕けた響きがあり、親しい相手との会話に向いています。シェルドンが礼を言うのは、この言葉と行動のあとです。

表現 中心となる気持ち この回での使われ方
be sorry 相手への申し訳なさ not really sorry と言われる
feel bad 自分の後ろめたさ I do feel bad と返す
regret 自分の言動への後悔 冗談のオチに使う

まとめ|謝罪の言葉の重さを言い分ける

今回は、相手への謝罪に向く be sorry、自分の後ろめたさを表す feel bad、言動を悔やむ regret を、I was a jerk for ~ing とあわせて見てきました。気持ちの向きで語を選び分けると、謝罪の言葉が相手にきちんと届きやすくなります。

すれ違う謝罪と言い直す謝罪を見比べながら、二人のやり取りを楽しめる回です。

この回のほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、アセニアムをめぐる騒動の英語がより立体的に見えてきます。

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