「If they didn’t want to come to my party, just say it.」に見る、口実ではなく本音を聞かせてほしいと伝える英語表現|『モダンファミリー』S02E03で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「If they didn't want to come to my party, just say it.」に見る、口実ではなく本音を聞かせてほしいと伝える英語表現|『モダンファミリー』S02E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン2第3話では、ミッチェルとキャメロンが、友人ペッパーの開くテーマ付きのブランチを欠席しようとします。地震の後、2人の家に様子を見に来たペッパーとの会話は、欠席の理由から思いがけない本音の打ち明け話へと進んでいきます。

今回はこのやり取りから、断りの理由を伝える言い方と、口実ではなく本音を聞かせてほしいと求める言い方を見ていきます。

目次

断りの理由と、それをかわす返し

地震の後、キャメロンは電話でペッパーに、ブランチには行けないと伝えます。

Cameron: So, obviously, we’re not we’re not gonna be able to make it.
(だから当然、僕たち……僕たちは行けそうにないんだ。)
Pepper: Why not?
(どうして?)
Cameron: Well, some dishes broke.
(ええと、皿が何枚か割れてね。)
Pepper: You can sweep them up later.
(そんなの、後で片づければいいじゃないか。)
Modern Family Season2 Episode3 (Earthquake)

make it は「(予定の場所に)行ける、間に合う」を表す言い方で、We’re not gonna be able to make it は誘いを断るときの定番の形です。can’t come よりも角が立ちにくく、招待への返事でよく使われます。

Why not? は「どうしてだめなの?」と否定の理由を尋ねる短い聞き返しで、相手の否定文をそのまま受けて使えます。理由を聞かれた側は、何かしら説明を足さなければならなくなります。

これに対するペッパーの Why not? と You can sweep them up later は、挙げられた理由を崩す返しです。sweep up は「掃き集める、片づける」で、later を添えることで「それは今すぐの理由にはならない」と伝えます。断る側からすると、理由の弱さを突かれた形になる場面です。

その後、ペッパーは2人の家までやって来ます。パーティーの話を切り出したキャメロンに、ペッパーはこう返します。

Pepper: Oh, don’t worry about canceling.
(ああ、欠席のことは気にしなくていいさ。)
Pepper: At least you have an excuse, unlike Steven and Stefan.
(少なくとも君たちには理由がある。スティーブンとステファンとは違ってね。)
Pepper: They said they had the flu.
(あの2人、インフルエンザだって言ったんだ。)
Pepper: Meantime, I just saw them out riding their bicycle.
(なのについさっき、自転車に乗って出かけてるところを見かけたよ。)
Modern Family Season2 Episode3 (Earthquake)

don’t worry about ~ing は「〜のことは気にしないで」と相手の負担を軽くする言い方です。excuse は日本語の「言い訳」よりも幅が広く、「欠席や遅刻のもっともな理由」という中立的な意味でも使われます。ここでのペッパーは、2人の欠席には正当な理由があるという前提で話しているのが分かります。

一方で、ほかの招待客については「病気だと言っていたのに出かけていた」と話します。They said ~ で相手の言い分を紹介し、Meantime で実際の様子を並べる形は、言い分と事実の食い違いを示すときの型です。

本音を求める just say it と、切り出す側の前置き

話はここから、ペッパー自身の気持ちへと移ります。

Pepper: I mean, my God.
(まったく、信じられないよ。)
Pepper: If they didn’t want to come to my party, just say it.
(うちのパーティーに来たくないなら、そう言えばいいんだ。)
Pepper: I’m a big boy.
(もう子どもじゃないんだから。)
Pepper: I can take it.
(ちゃんと受け止められるさ。)
Cameron: Well, since you brought it up, Pepper we didn’t want to come to your party either.
(そうだね、君から言い出したことだし言うけど、ペッパー、僕たちも君のパーティーには行きたくなかったんだ。)
Pepper: What?
(何だって?)
Cameron: Oh, you know we love you.
(ああ、君のことは大好きだよ、分かってるだろ。)
Modern Family Season2 Episode3 (Earthquake)

just say it は、遠回しな理由を並べずに「はっきり言えばいい」と求める言い方です。If ~, just say it. の形で、「〜なら」と条件を先に示してから本音を促しています。

続く I’m a big boy は「もう子どもじゃない」、I can take it は「受け止められる」の意味で、どちらも「遠慮はいらない」と相手に伝える決まり文句です。セットで使われることも多く、厳しい指摘や悪い知らせを受ける前の前置きとして耳にします。

キャメロンの since you brought it up は、「そっちがその話を持ち出したのだから」と、切り出しにくい本音を話す理由を相手の発言に置く前置きです。文末の either は否定文で「〜もまた(…ない)」を表し、「ほかの招待客と同じく僕たちも」という意味です。本音を伝えた直後に you know we love you と添えているのも、相手との関係を保とうとする言い方として参考になります。

この後、ペッパーは次のように口にします。

Pepper: Everybody canceled on me.
(みんなにキャンセルされたよ。)
Pepper: And now you two.
(そのうえ君たち2人までだ。)
Modern Family Season2 Episode3 (Earthquake)

cancel on someone は「〜との約束を取りやめる」で、on が付くことで取りやめられた側の迷惑や落胆がにじみます。「受け止められる」と言った後に出てくる一言として並べると、本音を求めることと、実際に本音を聞くことの間にある差が見えてきます。

  • A: If you don’t like my idea, just say it. I can take it.
    (私の案が気に入らないなら、はっきり言って。ちゃんと受け止めるから。)
  • B: Well, since you brought it up, I think it needs more work.
    (じゃあ、そっちから言い出したことだし言うけど、もう少し練ったほうがいいと思う。)

まとめ|口実と本音をめぐる英語

make it や excuse のような断りの言い方、just say it と I can take it で本音を促す言い方、since you brought it up で本音を切り出す前置きを見てきました。言う側と聞く側の両方の立場から、率直な会話の英語が見えてきます。

『モダンファミリー』の会話を観ながら、こうした言い回しを少しずつ拾っていけます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事でも扱っています。

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