「catch a cold」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S05E19で学ぶ英会話

「catch a cold」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

肌寒い日に薄着で出かけようとして、「そんな格好だと風邪ひくよ」と声をかけられた経験はありませんか。体調を気遣うときに欠かせない、基本の一言です。

そんなときに使える「catch a cold」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン5第19話、ペニーに頼みを断られたシェルドンが、パーティーを欠席するための奇策を口にするシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「catch a cold」の意味とニュアンス

catch a cold
意味:風邪をひく

直訳すると「風邪を捕まえる」。病気を catch(捕まえる/もらう)で表すのが英語の感覚です。外から飛んでくる風邪を、うっかり受け取ってしまうイメージを思い浮かべると分かりやすいでしょう。

この catch には「(病気が)うつる・もらう」という含みがあり、cold(風邪)だけでなく catch the flu(インフルエンザにかかる)のようにも使えます。望んでいないのに受け取ってしまう、という受け身的な感覚が中心にあります。注意したいのは a cold と the cold の違いで、a cold は「風邪」、the cold は「寒さ」を指します。Don’t catch a cold(風邪をひかないで)と Don’t stay out in the cold(寒い中にいないで)では意味が変わるので、冠詞ひとつの差に気を配ると安心です。

【ここがポイント!】

  • 核は「風邪を捕まえる=外からもらう」という、英語ならではの感覚
  • catch は cold だけでなく flu など他の病気にも使える応用の効く動詞
  • a cold(風邪)と the cold(寒さ)の取り違えに気をつけるのがコツ

『ビッグバン★セオリー』S05E19のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

エイミーの叔母の誕生日会に行きたくないシェルドンは、ペニーにエイミー説得を頼みますが、あっさり断られてしまいます。そこで彼が大真面目に切り出すのが、欠席するための「プランB」です。

Sheldon: All right, then, I have no choice but to go on to plan B.
(分かった、ならプランBに移行するしかない)

Penny: What’s that?
(何それ?)

Sheldon: I’m going to run around outside with a wet head and try to catch a cold.
(濡れた頭で外を走り回って、わざと風邪をひこうと思ってる)

The Big Bang Theory Season5 Episode19(The Weekend Vortex)

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シーン解説と心理考察

シェルドンにとって、この「プランB」もまた、れっきとした論理的な問題解決の一手です。「行きたくない→正当な欠席理由が要る→病気なら誰も責めない→ならば本当に病気になればよい」という発想の飛躍が、彼のキャラクターを端的に表しています。

普通の人なら全力で避けたい「風邪をひく」ことを、try to catch a cold とわざわざ狙いにいく倒錯ぶりが笑いどころです。仮病ではなく本当に風邪をひこうとするあたりに、嘘がつけない・ルールに忠実というシェルドンの性格が透けて見えます。濡れた頭で外を走り回るという、子どもじみた具体策まで用意している周到さもおかしみを誘います。

ありふれた catch a cold という表現が、シェルドンの極端な理屈っぽさと結びついて、思わぬ笑いの種になっているのが見どころです。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

空中をふわふわ飛んでいる「風邪」という見えないボールに、思わず手を伸ばしてキャッチ(catch)してしまう――そんな絵を思い浮かべてみてください。欲しくもないのに受け取ってしまう、それが「風邪をひく」という英語の感覚です。

普通は避けたい風邪を、シェルドンがあえて try to catch a cold と自分から取りにいく場面とつなげると、catch の「もらう・受け取る」イメージがくっきり残ります。彼が濡れた頭で風邪を「キャッチ」しにいく姿を思い出せば、この表現が「外から病気を受け取る」感覚だということも一緒に定着します。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「catch a cold」

風邪をひく瞬間を表すこの表現は、注意を促す場面でよく登場します。3つの例文で使い方を見ていきましょう。

Put on a jacket, or you’ll catch a cold.
(上着を着なさい、じゃないと風邪ひくよ)
家族や親しい人を気遣う、定番の注意フレーズです。or(さもないと)でつなぐと、「〜しないと風邪をひく」という自然な忠告になります。

I caught a cold over the weekend.
(週末に風邪をひいちゃった)
自分の体調を報告する場面です。過去形 caught の形で、すでに風邪をひいたことを伝えています。

A: You sound terrible. Did you catch a cold?
B: Yeah, I think I caught it from my son.
(A:声がひどいね。風邪ひいた?)
(B:うん、息子からうつったみたい)
体調を気遣う往復会話です。caught it from ~(〜からうつった)まで添えると、風邪をもらった相手まで自然に表現できます。

あわせて覚えたい関連表現

come down with
(〜にかかる)
come down with は風邪より広く、flu など様々な病気に使えます。catch a cold が「風邪」に特化しているのに対し、より幅広い病気を表せる点が違いです。

get a cold
(風邪をひく)
get a cold も同じく「風邪をひく」で、よりカジュアルな響きです。catch a cold のほうは「(外から)もらう」という過程がわずかに意識される点で、ニュアンスに差があります。

have a cold
(風邪をひいている)
catch が「ひく(瞬間)」を表すのに対し、have は「ひいている(状態)」を表します。catch a cold した結果 have a cold になる、という時間差で整理できます。

Note|catch / get / have で変わる「風邪」の言い方

catch a cold を覚えたら、get a cold・have a cold もセットにすると、「風邪」をめぐる表現が時間軸でつながって見えてきます。

3つの違いを分けるのは、「風邪のどの段階を切り取っているか」です。catch a cold は、風邪をひく「瞬間」をとらえる表現です。外から風邪を受け取る、まさにその一点を指します。get a cold もほぼ同じく「ひく」を表しますが、こちらはややカジュアルで、過程よりも結果に軽く触れる感覚です。そして have a cold は、すでにひいてしまった「状態」を表します。I have a cold today.(今日は風邪をひいている)のように、現在の体調を語るときに使います。つまり時間の流れで並べると、catch / get(ひく瞬間)→ have(ひいている状態)という順序になります。I caught a cold yesterday, so I have a cold now.(昨日風邪をひいて、今ひいている)と一文にすると、瞬間から状態への移り変わりがはっきりします。

catch a cold はこの流れの「入り口」、風邪が始まる瞬間を担う表現です。

3つを時間軸で押さえれば、体調の話がぐっと自然になります。

まとめ|シェルドンの奇策から学ぶ「風邪をもらう」感覚

catch a cold は、「風邪を捕まえる=外からもらう」という英語の感覚から生まれた、風邪をひくことを表す基本表現です。catch の「受け取る・もらう」という含みが、その核にあります。

この一言が使えると、「風邪ひくよ」という気遣いから「風邪をひいた」という報告まで、体調をめぐる会話が自然にまわります。シェルドンが本気で風邪を「キャッチ」しにいったように、catch という動詞が持つ「もらう」イメージごと覚えておくと、応用も効きます。

get a cold・have a cold とあわせて、体調を語る表現の引き出しに加えてみてください。

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