「give one’s word」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S05E19で学ぶ英会話

「give one's word」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「絶対だからね、約束したよ」と、相手にしっかり念を押した経験はありませんか。口先だけでなく、人として約束を交わすときの一言です。

そんなときに使える「give one’s word」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン5第19話の冒頭、週末のゲーム大会に行きたいシェルドンに対し、エイミーが叔母の誕生日会への同行を念押しするシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「give one’s word」の意味とニュアンス

give one’s word
意味:約束する、固く誓う

直訳すると「自分の言葉(word)を相手に与える」。ここでの word は単なる「単語」ではなく、「約束・誓い」という重みを持った言葉を指します。自分の言葉を相手に手渡す、つまり自分の信用を担保として差し出すイメージです。

一般的な promise よりも、人格や信義をかけた重い約束として響くのが特徴です。「これは口先だけじゃない」と相手に伝えたいとき、あるいは相手から固い確約を取り付けたいときに使われます。give you my word(あなたに誓う)のように所有格を入れ替えて、誰の約束かを示します。日常会話からビジネスまで、約束の重さを強調したい場面で広く登場する表現です。

【ここがポイント!】

  • 核は「自分の言葉を相手に手渡す」というイメージで、信用を差し出す一言
  • promise より重く、信義や名誉が絡む場面で選ばれる表現
  • 念押しにも自分からの誓いにも使える、双方向に効くのがポイント

『ビッグバン★セオリー』S05E19のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

週末はゲーム大会に没頭したいシェルドンと、叔母の誕生日会に彼を同行させたいエイミー。シェルドンは二人の「交際協定」の条文を盾に逃れようとしますが、エイミーは理屈ではなく「約束したはず」という一手で切り返します。

Sheldon: I use it to get the right way. The fact that the right way is also my way is a happy coincidence.
(僕はそれを正しいやり方を通すために使ってるんだ。その正しいやり方がたまたま僕のやり方でもあるっていう、うれしい偶然さ)

Amy: You gave me your word. You’re coming with me.
(あなた、約束したでしょ。一緒に来てもらうわよ)

The Big Bang Theory Season5 Episode19(The Weekend Vortex)

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シーン解説と心理考察

直前までシェルドンは、交際協定の条文解釈で優位に立とうと理屈を並べています。「正しいやり方=自分のやり方」という強引な論法で逃げ切ろうとするのが、いかにもシェルドンらしいところです。

そこにエイミーが放つのが gave me your word の一言。協定という論理の土俵で戦っていたところに、「約束」という人間的な拘束力を持ち込むことで、議論の質ががらりと変わるのが見どころです。理屈では言い負かせるシェルドンも、「言葉を交わした」という事実の前には反論の糸口を失います。

このあとシェルドンが仲間のゲームを「子どもの遊び」と貶めるのは、論理で勝てなかったことへの負け惜しみと読み取れます。理屈の人が感情的な強がりに切り替わる瞬間が、短いやり取りの中ににじんでいます。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

自分の手のひらに「word」と書かれた小さなカードを乗せ、それを相手にそっと差し出す動作を思い浮かべてみてください。一度手渡したカードは、もう自分の手元には戻せません。だからこそ、それは「約束」になります。

エイミーが理屈っぽいシェルドンを、論理ではなく「あなたは言葉をくれた」という一手で縛る場面とつなげると、give one’s word が持つ拘束力の強さが体に残ります。渡してしまった言葉は引っ込められない――その後戻りできない感覚ごと覚えておくと、いざ使うときに表現の重みも一緒に思い出せます。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「give one’s word」

約束する相手や場面によって、念押しにも自分からの誓いにも使えるのがこの表現の幅です。3つの例文で感覚をつかんでいきましょう。

You gave me your word that you’d be there.
(あそこに来るって約束したよね)
友人に約束を念押しする、ややシリアスな場面です。that節で「何を約束したか」を続ける、最もよく使われる形になります。

I give you my word — I’ll never tell anyone.
(約束する、誰にも言わないって)
秘密を守ると固く誓う場面です。ダッシュで一拍置くと、続く言葉に誓いの重みが乗ります。

A: Do I have your word on that?
B: You have my word.
(A:それ、約束してくれるね?)
(B:約束するよ)
確約を取り付けたいときの往復会話です。have one’s word の形で「約束を取り付ける/する」とやり取りする、定番の言い回しになります。

あわせて覚えたい関連表現

keep one’s word
(約束を守る)
give が「約束する」瞬間なら、keep は「守り続ける」段階です。give した word を keep する、という流れで対にして覚えられます。

break one’s word
(約束を破る)
keep の反対で、交わした約束を裏切ること。give one’s word の重さがあるぶん、break には信義に反するニュアンスが伴います。

promise
(約束する)
最も一般的な「約束する」。give one’s word のほうが人格や信用をかけた重い響きで、念押しや誓いの場面で好まれる点が違いです。

Note|give / keep / break で完成する word の三段活用

give one’s word を覚えたら、あと2つの句をセットにすると、word を軸にした「約束の一生」がまるごと手に入ります。

鍵になるのは、動詞だけを入れ替える点です。give one’s word(約束する)で約束が生まれ、keep one’s word(守る)でその約束が果たされ、break one’s word(破る)で約束が壊れる。同じ word を、give・keep・break の3つの動詞が受け渡していくイメージです。たとえば He gave his word but broke it.(彼は約束したのに破った)のように、一文の中で約束の誕生と崩壊を同時に描くこともできます。さらに a man of his word(約束を守る人)という言い回しまで含めると、word が「約束」を意味する英語の感覚がより立体的に見えてきます。

つまり give one’s word は、この三段活用の「入り口」にあたる表現です。約束が生まれる瞬間を表すからこそ、続く keep / break との対比で意味がくっきりします。

3つまとめて覚えれば、約束をめぐる会話がぐっと広がります。

まとめ|エイミーの一手から学ぶ「言葉を渡す」ということ

give one’s word は、「自分の言葉を相手に手渡す」ことで成り立つ、信用をかけた約束の表現です。promise より一段重く、念押しにも誓いにも使えます。

この一言が使えると、ただの「約束する」では出せない真剣さを相手に伝えられます。理屈で逃げようとするシェルドンを、エイミーが「あなたは言葉をくれた」と縛ったように、言葉の重みで気持ちを動かす場面で力を発揮します。

keep one’s word・break one’s word とあわせて、約束をめぐる表現の引き出しに加えてみてください。

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