「Food that goes bump in the night」に見る、こじつけダジャレのメニュー名の作り方|『ビッグバン★セオリー』S06E05で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Food that goes bump in the night」に見る、こじつけダジャレのメニュー名の作り方|『ビッグバン★セオリー』S06E05で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン6 第5話に登場する、ラージがハロウィンパーティー用のメニュー案を仲間内で披露する場面のやりとりです。慣用表現をもじったテーマ設定から、こじつけのダジャレを冷静に指摘する言い方までが描かれています。

テーマ設定の言い方から、駄洒落を素直に褒める相槌まで、順番に見ていきます。

目次

慣用表現をもじったテーマ設定と、こじつけのダジャレ料理名

大学のカフェテリアで、ラージはハロウィンパーティー用のメニュー案について意見を求めます。

Raj: Before I forget, I’d like your opinion on the menus I’ve prepared for the Halloween party. The theme is food that goes bump in the night.
(忘れないうちに言っておくけど、ハロウィンパーティー用に用意したメニュー案について意見が欲しいんだ。テーマは「夜中にガタガタ音を立てる食べ物」だよ。)

TBBT Season6 Episode5 (The Holographic Excitation)

food that goes bump in the night は、正体不明の不気味な何かを指す慣用表現 something that goes bump in the night を、料理のテーマ設定用にもじった言い方です。怖がらせる対象ではなく、あくまで食べ物の話に落とし込んでいるところに工夫が表れています。

このテーマに沿って、それぞれがダジャレの効いた料理名を次々に披露していきます。

Howard: Creature from the Black Forest Ham Lagoon.
(「ブラックフォレストハムの沼から来た怪物」。)

Raj: On Sesame seed Bunzillas.
(「ゴマ付きバンジラ」を添えて。)

Sheldon: Night of the Living Garlic Bread?
(「生けるガーリックブレッドの夜」?)

TBBT Season6 Episode5 (The Holographic Excitation)

ホラー映画のタイトルをもじった料理名が次々と挙がり、それぞれが言葉遊びに乗っている様子がうかがえます。

駄洒落の仕組みを説明する言い方と、こじつけへの切り返し

ガーリックブレッドの案について、ラージはその面白さの仕組みを説明します。

Raj: It’s funny because bread sounds like dead.
(面白いのは、breadの音がdeadに似てるからなんだ。)

TBBT Season6 Episode5 (The Holographic Excitation)

It’s funny because ~ sounds like ~. は、駄洒落がどうして面白いのか、音の類似という仕組みそのものを説明する言い方です。笑いのポイントを分解して説明しているところに、理屈っぽさが表れています。

そんな一連のダジャレに、シェルドンは冷静な指摘を挟みます。

Sheldon: I’m sorry, but these are just ordinary foods with the names bent into tortured puns. The dishes themselves are in no way Halloweenie.
(悪いけど、これはただの普通の料理に、無理やりひねり出したダジャレの名前をつけているだけだ。料理そのものにハロウィンらしさは一切ない。)

Raj: Ooh, Hallow-weenies! That’s a good one. They’ll pair nicely with my Draculoni and Cheese. How do I do it?
(おお、「ハロウィーニーズ」! それはいいね。僕の「ドラキュラローニ・アンド・チーズ」とも相性がいいよ。僕ってどうしてこう上手いんだろう?)

TBBT Season6 Episode5 (The Holographic Excitation)

these are just ordinary foods with the names bent into tortured puns. は、こじつけの言葉遊びを冷静に指摘する言い方です。ところがラージは、その指摘の中に出てきた Halloweenie という語をそのまま気に入り、That’s a good one. という駄洒落を素直に褒める相槌で切り返しています。指摘のつもりが新しいダジャレの種になっているところに、このやりとりの面白さが表れています。

まとめ|こじつけのダジャレは、指摘さえも新しい笑いに変わる

「food that goes bump in the night」という慣用表現をもじったテーマ設定から、「It’s funny because ~ sounds like ~.」による駄洒落の仕組みの説明、「these are just ordinary foods with the names bent into tortured puns.」という冷静な指摘、そして「That’s a good one.」という素直な相槌までを見てきました。指摘された言葉尻さえも新しい言葉遊びに変える柔軟さは、言葉で遊ぶ会話の面白さを伝えてくれます。

次回も『ビッグバン★セオリー』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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