「Go away.」素っ気なく追い払うときの英語表現|『ビッグバン★セオリー』S01E12で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Go away.」素っ気なく追い払うときの英語表現|『ビッグバン★セオリー』S01E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン1第12話に登場する、前置きなしで相手を追い払うときの英語表現です。年下の天才の登場で研究の居場所を失ったシェルドンが、友人たちの仕事場に次々と押しかけては、同じ一言で素っ気なく追い返される場面を見ていきます。

前置きなしに「行って」と伝える言い方は、シンプルながらなかなか踏み込みにくいものではないでしょうか。今回はその直接的な断り方と、追い返された側の反応の英語を見ていきます。

目次

「Go away.」前置きなしで切り出す拒絶の型

研究のあてを失ったシェルドンは、宇宙開発の部品を作るハワードの作業場に押しかけ、チタンよりカーボンナノチューブの方が適しているのではと口を挟みます。何度も名前を呼ばれても取り合わないハワードが、シェルドンの名を呼び、返事があった直後です。

Howard: Sheldon.
(シェルドン。)

Sheldon: Yes.
(何だ。)

Howard: Go away.
(消えてくれ。)

TBBT Season1 Episode12 (The Jerusalem Duality)

Go away. は、動詞一語+away だけで成立する、前置きも言い訳もない拒絶の型です。理由を説明せず、ただ「行け」とだけ伝えることで、それ以上取り合う気がないという態度がはっきり伝わります。日本語で言えば「消えてくれ」「あっちに行ってくれ」に近い、そっけなさが特徴の一言です。

素っ気なく追い返されたシェルドンは、素直に立ち去らず、裏があるのではと勘ぐります。

Sheldon: Did Leonard tell you to say that?
(それ、レナードに言われて言ったのか?)

Howard: No, I thought of it all by myself.
(いや、これは俺が自分で思いついたんだ。)

Sheldon: Huh. It can’t be a coincidence. There must be some causal link I’m missing.
(ふむ。偶然のはずがない。僕が見落としている因果関係があるはずだ。)

TBBT Season1 Episode12 (The Jerusalem Duality)

Did X tell you to say that? は、相手の言葉の裏に誰かの指示があるのではと勘ぐる聞き方です。all by myself は「(誰の助けも借りず)自分一人で」を強調する言い回しで、I thought of it all by myself のように使うと、独力であることを念押しするニュアンスが出ます。シェルドンの There must be some causal link I’m missing のように、there must be 〜 は「〜があるはずだ」という確信の言い方で、偶然を偶然として受け入れられない理屈っぽさがよく表れています。

場所を変えても繰り返される「Go away.」

作業場を出たシェルドンは、今度はラジの職場を訪れます。そこでもまた、同じ一言が返ってきます。

Raj: Go away.
(消えてくれないか。)

Sheldon: Curiouser and curiouser.
(ますます奇妙だ。)

TBBT Season1 Episode12 (The Jerusalem Duality)

別の相手からも同じ Go away. を向けられたことで、シェルドンの中では「やはり誰かに言われているのでは」という疑いが確信に近づいていきます。その困惑を一言で表しているのが Curiouser and curiouser. です。「ますます奇妙だ」という意味の慣用句的な言い回しで、ルイス・キャロルの児童小説『不思議の国のアリス』の一節に由来する表現として知られています。文法的に崩れた比較級の重ね方そのものが、混乱した心情を表す仕掛けになっています。

表現 ニュアンス
Go away. 前置きなしで直接切り出す拒絶の型
Did X tell you to say that? 相手の言葉の裏を勘ぐる聞き方
all by myself (誰の助けも借りず)自分一人で、を強調する言い方
there must be 〜 〜があるはずだ、という確信の言い方
Curiouser and curiouser. ますます奇妙だ、という困惑を表す慣用句

まとめ|「Go away.」の素っ気なさと、追い返された側の理屈っぽさ

Go away. という一言に前置きも言い訳もない直接性が表れる一方で、追い返された側は Did X tell you to say that? や there must be some causal link のように、理屈で状況を捉え直そうとします。素っ気ない一言と、それを受け止める側の反応は、それぞれ違った角度から英語表現の幅を見せてくれます。

『ビッグバン★セオリー』のキャラクターたちが見せる、こうした言葉のやり取りをこれからも一緒に追いかけていきましょう。

研究所や職場でのやり取りは、フレーズ記事やエピソードまとめでも取り上げています。

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