「make a point of」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S05E02で学ぶ英会話

「make a point of」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「私はこういうとき、必ずこうするようにしている」と、自分の信条やこだわりを口にした経験はありませんか。

そんな気持ちを表す「make a point of」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン5第2話の冒頭、「人の私生活には干渉しない主義だ」と宣言した直後に、シェルドンがレナードの恋愛へずかずか口を出すシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「make a point of」の意味とニュアンス

make a point of
意味:必ず〜するようにする、〜を心がける、わざわざ〜する

後ろには doing(動名詞)が続き、「意識して必ず〜する」という意味になります。ただ「する」のではなく、自分の方針・信条として、意図的にそうしていると強調するのがこの表現の核です。

ここでの point は「点」ではなく「要点・大事にしている事柄」を指すとされます。それを make(立てる)ことで、「これを自分の心がけとする」というニュアンスが生まれます。礼儀や習慣、ポリシーを語る場面でよく使われ、ビジネスの場でも頻出です。なお、文脈によっては「これ見よがしにわざわざ〜する」という、やや皮肉なトーンに転ぶこともあります。同じ表現が、好意的にも批判的にも響きうる点を押さえておくと、読み取りの幅が広がります。

【ここがポイント!】

  • point は「点」ではなく「大事にしている要点」を立てるイメージ
  • 「意識して必ずやっている」という信条・習慣のニュアンスが核
  • 文脈次第で「わざわざ〜する」という皮肉に転ぶこともある一言

『ビッグバン★セオリー』S05E02のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

レナードがプリヤとビデオ通話の準備をしていると、シェルドンが恋愛に口を挟もうとします。その前置きとして放たれるのが、この大仰な一言。直後の展開と並べると、その滑稽さが際立ちます。

Sheldon: Leonard, you know I make a point of never interfering in your personal affairs.
(レナード、僕が君の私生活には決して干渉しないようにしているのは知っているだろう。)

Leonard: Yes, I’ve always admired that about you.
(ああ、その点はいつも感心してるよ。)

Sheldon: As well you should. But I’m going to make an exception here.
(感心して当然だ。だが、今回は例外を作るとしよう。)

The Big Bang Theory Season5 Episode2(The Infestation Hypothesis)

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シーン解説と心理考察

「私生活には決して干渉しないようにしている」と高らかに宣言した直後に、「今回は例外」と言ってあっさり干渉に踏み込む――この落差にシェルドンの本質がにじみます。make a point of never interfering という大げさな前置きが、後の言動と対比されることで笑いが生まれています。

シェルドンは自分のルールや主義を絶対のものとして掲げますが、それを自分の都合で平然と上書きします。しかも本人は一貫していると信じて疑いません。「感心して当然だ」と返すあたりに、その自己評価の高さが表れています。意識して心がけていると強調する make a point of だからこそ、直後の例外宣言との矛盾が際立つ場面です。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

頭の中のチェックリストに、「これだけは必ずやる」という項目をひとつ立てる(make a point)場面を思い浮かべてみてください。その一項目を、意識して毎回実行する――これが make a point of の感覚です。

シェルドンが「干渉しない主義だ」と一項目を大げさに掲げ、その舌の根も乾かぬうちに破る、あの矛盾とセットで覚えておくと効果的です。「わざわざ立てた項目」というイメージが、「意識して必ず〜する」という意味を引き寄せてくれます。

例文で覚える「make a point of」

自分の習慣や信条、意図的な行動を語るときに活躍するフレーズです。3つの例文で使い方をつかんでいきましょう。

I make a point of calling my parents every Sunday.
(毎週日曜には、必ず両親に電話するようにしています。)
自分の習慣を語る場面です。「忘れずにやっている」というより「意識して欠かさない」という心がけのニュアンスが出ます。

She makes a point of thanking every member of her team.
(彼女はチームの一人ひとりに、必ずお礼を言うようにしている。)
人の姿勢を描写するビジネス寄りの場面です。意図的に続けている良い習慣として、その人の人柄を浮かび上がらせます。

A: Why did you arrive so early today?
B: I make a point of being early when I meet someone for the first time.
(A:今日はどうしてそんなに早く着いたの?)
(B:初対面の人と会うときは、必ず早めに行くことにしているんだ。)
行動の理由を説明する会話です。「自分なりのこだわりとしてそうしている」という方針が、さらりと伝わります。

あわせて覚えたい関連表現

make sure to do
(必ず〜する、忘れずに〜する)
「確実に〜する」と結果を重視する表現です。make a point of が「方針・信条として意識的にやる」のに対し、こちらは抜け漏れを防ぐニュアンスが中心です。

go out of one’s way to do
(わざわざ〜する、骨を折って〜する)
手間を惜しまない労力の大きさに焦点があります。make a point of の「意識して必ず」とは重なる部分もありますが、こちらは「普通はそこまでしない」という余分な努力を強調します。

be in the habit of doing
(〜する習慣がある)
単に習慣を描写する表現で、意識性は弱めです。make a point of には「あえてそうしている」という能動的な意志が含まれる点が違います。

Note|make a point of と make a point、of ひとつで変わる意味

make a point of と聞くと、of のない make a point と同じように見えますが、この二つは意味がはっきり分かれます。

of を伴う make a point of (doing) は、これまで見てきたとおり「必ず〜するようにする」という意味です。一方、of のない make a point は「主張する」「指摘する」を表し、She made a good point.(彼女はいい指摘をした)のように使われます。前者は「自分の行動の方針」、後者は「議論の中での主張」と、向いている方向がまるで違います。両者を分けているのが、後ろに doing を引き連れる前置詞 of の有無です。of があると「何をするか」という行動に意識が向き、of がないと「何を言うか」という主張に意識が向く――小さな一語が、表現全体の重心を動かしているわけです。

劇中のシェルドンのセリフは make a point of never interfering と of を伴う形なので、「干渉しないことを心がけている」という行動の方針の意味になります。

前置詞ひとつで景色が変わる、英語らしい一例です。

まとめ|「主義だ」と言った直後に破るシェルドン

make a point of は、ただ「する」のではなく、自分の信条として意識的に必ず〜する、という心がけを表す表現です。礼儀や習慣を語るときに、その行動の裏にある意志までを一語で伝えられます。

「私はこうするようにしている」と自分のこだわりを口にしたいとき、この表現があれば、行動とその背後の方針をまとめて示せます。

自分なりの小さなルールを思い浮かべながら、会話のレパートリーに加えてみてください。

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