『ホワイトカラー』S02E12 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン2 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 2 Episode 12

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン2第12話では、ミャンマーで宝石密輸の容疑をかけられたアメリカ人大学生の無実を晴らすため、ピーターとニールが本物の密輸犯を追う捜査に乗り出します。潜入先の宝石業界でつかんだ手がかりを追いかける一方、この回は同時にニール自身の生い立ちという、もう一つの謎にも光が当たっていきます。他人を欺く作り話には饒舌なニールが、自分自身のことになると急に言葉を切り詰める、その落差がこの回の会話の面白さです。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン2第12話は、国務省からの依頼を受けたピーターとニールが、ミャンマーで宝石密輸の罪に問われたアメリカ人大学生クリストファーの無実を証明する捜査に乗り出すところから始まる。手がかりを追ってニューヨークの宝石業界に潜入する一方、依頼人であるウィルソンの態度にどこか個人的な事情がにじんでいることにも二人は気づいていく。並行して、これまで語られてこなかったニール自身の生い立ちの話題も、ピーターやモジーとの会話に幾度となく顔を出す。『ホワイトカラー』S02E12のあらすじを追うときは、他人には饒舌なニールが自分自身については何を語り、何を語らないかにも注目したい。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. have quite a run

(ある期間)羽振りの良い(あるいは波乱の)時期を過ごす、という意味です。

Peter: You had quite a run there for a while… The Riviera, Copenhagen.
(しばらくの間、なかなかの逃避行をしてたな……リビエラにコペンハーゲン。)

かつて逃亡中だったニールの旅路を、ピーターが皮肉交じりに振り返る場面です。過去形と地名の列挙だけで多くを語らせる言い方に、長年の因縁を軽く扱う余裕がにじんでいます。

2. be in the middle of something

~の真っ最中である、という意味です。

Wilson: We’re in the middle of trade negotiations that aren’t moving.
(我々は、進展のない貿易交渉の真っ最中でしてね。)

ミャンマーとの関係が停滞中の貿易交渉の真っ最中であることを、ウィルソンが捜査の背景として説明する場面です。We’reという主語に、国務省全体を背負って話す立場がにじんでいます。

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3. fall apart

(計画・状況などが)崩れる、破綻する、という意味です。

Peter: We find the real smuggler, and the case against Christopher falls apart.
(本物の密輸犯を見つければ、クリストファーへの容疑は崩れる。)

真犯人さえ見つければ容疑が崩れると、ピーターが捜査の道筋を示す場面です。andでつないだ二つの節に、条件と結果を一息で言い切る簡潔さが表れています。

4. burn an alias

偽名(の正体)をばらす、使えなくする、という意味です。

Neal: Peter, you just burned a perfectly good alias.
(ピーター、せっかくの偽名を君が台無しにしたじゃないか。)

おとり捜査中にピーターが身分を明かしてしまい、用意した偽名がもう使えなくなったとニールがぼやく場面です。名前を呼び捨てるところに、身内だからこそ言える遠慮のなさがのぞきます。

5. of all places

よりによって、こんな場所で、という意味です。

Neal: Discovered it last month at a castle in the Scottish highlands… In a rock collection, of all places.
(先月、スコットランド高地の城で見つけたんだ……よりによって鉱石コレクションの中でね。)

偽の宝石の出所について、よりによって鉱石コレクションの中で見つけたという作り話をニールが語る場面です。文末に軽く付け足す言い方に、即興の作り話を自然に聞かせる話術が表れています。

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6. drop a bomb on

(人に)衝撃的な話を突然明かす、という意味です。

Peter: Then all of a sudden, you drop a bomb on me that he’s a cop?
(それなのに急に、親父は警官だったなんて爆弾発言をするのか?)

長年ニールを追い続けてきたピーターが、父親のことを一言も話さなかったのに急に明かされたと戸惑いをぶつける場面です。Then all of a suddenという時間の副詞に、積み重ねてきた調査が裏切られた驚きが表れています。

7. sober up

酔いから覚める、正気に戻る、という意味です。

Chris: We’re going there now before he sobers up.
(あいつが酔いから覚める前に、今すぐそこへ向かう。)

情報提供者が酔いから覚める前に、秘密のキャンプへ向かうとクリスが自身の取材映像に語りかける場面です。beforeという時間の切迫を示す接続詞に、記者としての焦りがにじんでいます。

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8. pay someone a visit

(人の元へ)訪ねて行く、という意味です。

Peter: I think we should go pay our friend the Burmese ambassador a little visit.
(我らが友人、ビルマ大使殿にちょっとお邪魔しようと思うんだが。)

大使の車が現場付近で目撃された証拠を得て、大使館に直接乗り込むことをピーターが提案する場面です。a little visitと控えめに言いながら、実際には強気な行動を指す皮肉が込められています。

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9. one wrong move

一つの判断ミス、一手の間違い、という意味です。

Peter: One wrong move inside the Burmese consulate, and they will extradite you.
(領事館内で一つでも判断を誤れば、君は国外退去にされる。)

領事館内で判断を誤れば国外退去させられ、二度と守れなくなると、ピーターがニールに危険を警告する場面です。Oneという数詞を先頭に置く言い方に、たった一度の失敗も許されない緊張感が表れています。

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10. on speed dial

(いつでも連絡できるよう)電話をすぐかけられる状態にしておく、という意味です。

Peter: All right, have your diplomatic friends on speed dial.
(よし、外交筋の友人にいつでも連絡が取れるようにしておけ。)

ニールが大使館に単身乗り込んだと知り、万一に備えて外交筋との連絡手段を確保しておくようピーターが指示する場面です。have on speed dialという具体的な指示に、最悪の事態を想定した用心深さが表れています。

このエピソードの英語学習ポイント

ニールの言葉づかいを追うと、他人を欺くための即興の作り話と、自分自身について語るときの言葉の量に、大きな落差があることに気づきます。偽の宝石の出所を尋ねられた場面では”Discovered it last month at a castle in the Scottish highlands… In a rock collection, of all places.”と、いかにも実際にあったかのような細部を淀みなく語ります。ところが自分の父親のことを聞かれると、”Enjoy the mystery.”という三語だけを残してその場を切り上げてしまいます。作り話には言葉を惜しまず、自分自身のことには言葉を惜しむ。この対照が、この回のニールの話し方の軸になっています。

もっとも、ニールが完全に口を閉ざすわけではありません。しつこく尋ねられた末には”My dad was a cop.”と、たった一言だけ核心を明かしています。饒舌な作り話と極端に短い自己開示、その両方を使い分けるところに、踏み込ませたくない一線を自分で決めている様子がうかがえます。

一方、外交がらみの緊張感を帯びた場面では、ピーターとウィルソンの言葉はどちらも簡潔です。ウィルソンは”We’re in the middle of trade negotiations that aren’t moving.”と状況を一文で説明し、ピーターは”One wrong move inside the Burmese consulate, and they will extradite you.”と、条件と結果だけを言い切ってニールに警告します。作り話には饒舌でも自分の生い立ちには寡黙になるニールの語り口を思い出しながらこの場面を見返すと、同じ登場人物の中に住む複数の話し方の顔が見えてきます。

キャラクター別|英語の特徴

ピーター|証拠を突きつける口調と、身内を案じる警告口調を使い分ける

大使館の車を呼び止める場面で、ピーターの言葉には迷いがありません。台本ではピーターの発話として”I have evidence linking this vehicle to a crime I’m investigating.”(この車両が、私が捜査している事件に関係しているという証拠がある。)が確認できます。感情を交えず、証拠と捜査対象だけを淡々と並べる構文に、外交官相手でも怯まない直截さが表れています。

一方、ニールが単身で大使館に乗り込もうとする場面では、同じ直截さが警告の形を取ります。”One wrong move inside the Burmese consulate, and they will extradite you.”と、条件と結果だけを言い切る話し方は、証拠を突きつけるときと同じ構文でありながら、今度は身内を案じる響きを帯びています。証拠を突きつける相手にも、守りたい相手にも、同じ簡潔な言い切りしか持たないところに、この人物の一貫性が見えます。

ニール|作り話には饒舌に、自分の話には言葉を惜しむ

偽の宝石の出所を尋ねられたニールは、”Discovered it last month at a castle in the Scottish highlands… In a rock collection, of all places.”と、細部まで作り込んだ話を淀みなく語ります。of all placesという付け足しの一言まで用意する余裕に、即興の作り話を自然に聞かせる話術の高さが表れています。

ところが自分の父親について尋ねられると、態度は一変します。台本ではニールの発話として”Enjoy the mystery.”(謎のままにしておいてくれ。)という短い一言と、なおも食い下がられた末の”My dad was a cop.”(親父は警官だった。)という一言だけが確認できます。他人を欺く話には言葉を惜しまないのに、自分自身のことになると必要最小限の言葉しか差し出さない。この落差こそが、この回のニールの話し方を象徴しています。

モジー|詮索を茶化し、話をすり替える理屈屋

自分の出自を尋ねられたモジーは、まっすぐには答えません。台本ではモジーの発話として”I don’t need to look into the crystal ball of my future.”(自分の将来を占う水晶玉なんて、覗く必要はないね。)が確認できます。水晶玉という大げさな比喩に置き換えることで、直接の拒絶を避けながら質問そのものをはぐらかしています。

話題が自分に向けられそうになると、モジーは今度は相手の方をからかい始めます。”You want to lie down on the couch? I’ll get my notepad.”(カウチに横になりたいのかい? メモ帳を持ってくるよ。)と、精神分析医のまねごとでニールをやり返す言い方には、深刻な話題をそのまま受け止めず軽口に変換してしまう癖が表れています。自分のことも相手のことも真正面から語らせないユーモアの盾を持っているところが、モジーらしい話し方です。

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