『ホワイトカラー』S02E11 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン2 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 2 Episode 11

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン2第11話では、正体が発覚したヴィンセント・アドラーについて、免責と引き換えの司法取引をちらつかせながら、ピーターがニールから過去を聞き出そうとします。一晩の対話の中で、若き日の相棒モジーとの馴れ初めから、あの投資家に仕えるまでの経緯を、ニールは少しずつ言葉にしていきます。問い詰める側の柔らかい聞き出し方と、過去の駆け引きの場面で使われた洗練された言い回し、その原点にある若き日の粗削りな客引き文句とが、一晩の会話の中で入り混じって表れています。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン2第11話は、ヴィンセント・アドラーの正体を知ったピーターが、免責と引き換えに洗いざらい話すようニールに迫るところから始まる。一晩かけて、ニールはモジーとの出会いから、アドラーのもとで働くようになった経緯までを少しずつ語っていく。静かな二人だけの会話劇を通じて、ニールが詐欺師として歩んできた原点が徐々に明らかになっていく一方、白衿犯罪特捜チームの結成という新しい動きも並行して描かれる。『ホワイトカラー』S02E11のあらすじをたどるときは、聞き出す側と語る側、それぞれの言葉の温度差にも耳を澄ませたい。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. clear one’s head

頭をすっきりさせる、気分転換する、という意味です。

Neal: No, just trying to clear my head.
(いや、ただ頭を整理しようとしていただけだ。)

夜遅くに訪ねてきたピーターに、絵を描いていた理由を尋ねられたニールが答える場面です。「No」で相手の勘違いを軽く否定してから、本当の理由をさらりと明かしています。

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2. put up or shut up

やるならやる、やらないなら黙ってろ(態度をはっきりさせろ)、という意味です。

Mozzie: Time to put up or shut up, kid.
(やるか降りるか、はっきりさせる時間だ、坊や。)

路上詐欺のカードゲームで、賭けるかどうか態度をはっきりさせろと客に迫る場面です。kidという呼びかけに、駆け出しの若者だったニールをあしらう胴元の余裕がにじんでいます。

3. get under someone’s skin

(人を)いらだたせる、(人の)心に引っかかる、という意味です。

Elizabeth: What about this one is getting under your skin?
(今回の事件の、何がそんなに引っかかっているの?)

自宅のテーブルに広げっぱなしの事件資料を見て、エリザベスがピーターに尋ねる場面です。責めるのではなく、話したくなるまで待つような柔らかい聞き方になっています。

4. come down to something

結局は~に行き着く、~次第である、という意味です。

Adler: Well, it all came down to grains, didn’t it?
(結局は、穀物相場の読みに行き着いたわけだ。)

新興市場での投資判断を褒められたアドラーが、その種明かしをする場面です。didn’t it?と念を押す言い方に、自分の読みへの自信がにじんでいます。

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5. eat something up

(スキャンダルなどに)飛びつく、貪るように取り上げる、という意味です。

Neal: He’s gonna back out of your deal, and the media will eat it up.
(相手は取引を白紙に戻すだろうし、マスコミはそれに飛びつくはずだ。)

アドラーに取り入るため、投資先企業の醜聞が報道されれば信用が揺らぐという分析をニールが売り込む場面です。andで二つの予測を並べる話し方に、自信ありげな売り込みの調子が表れています。

6. root out

(問題・不正などを)見つけ出す、暴き出す、という意味です。

Neal: Turns out I had a knack for rooting them out.
(結局、僕にはそれを見つけ出す才能があったみたいだ。)

アドラーの取引相手を洗い出す仕事が得意だったと、ニールが当時の役回りをピーターに説明する場面です。Turns outという言い方に、自分でも意外だったという当時の実感がのぞきます。

7. give someone a second chance

人にもう一度チャンスを与える、という意味です。

Adler: I believe in second chances, miss Hunter.
(私は、もう一度チャンスを与えることを信条にしている、ハンターさん。)

非公開データベースに侵入したアレックスを問い詰めながらも、アドラーが自分の信条を語る場面です。フルネームではなく苗字での呼びかけに、距離を保ったまま許すという上下関係の演出がのぞきます。

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8. get a shot

チャンスをもらう、機会を得る、という意味です。

Jones: But I was wondering, if there were some spots open, if I could get a shot.
(もし枠が空いているなら、自分にもチャンスをもらえないかと思いまして。)

白衿犯罪特捜チームの結成を聞きつけたジョーンズが、自分にも枠がないか志願する場面です。ifを重ねる話し方に、押しつけがましくならないよう控えめに願い出る態度が表れています。

9. unfinished business

やり残したこと、未解決の案件、という意味です。

Peter: Unfinished business.
(やり残したことがあるからだ。)

昔の事件のキャンディーを今も手放さない理由を、ピーターが一言で語る場面です。主語も動詞も省いた体言止めに、多くを語らない性分が表れています。

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10. do one’s homework

下調べをする、事前準備を怠らない、という意味です。

Peter: He definitely does his homework.
(あいつは間違いなく、下調べを怠らない男だ。)

国境を越えて動き回るニールについて、下調べを怠らない相手だとピーターが評する場面です。definitelyという強調語に、長年追ってきた相手への率直な評価がにじんでいます。

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このエピソードの英語学習ポイント

この回はピーターがニールに一晩かけて過去を語らせる会話が軸になっており、聞き出す側の言葉づかいの違いに注目すると学びが多くなります。自宅でエリザベスが”What about this one is getting under your skin?”と尋ねる場面は、問い詰める疑問文ではなく、相手が話したくなるまで待つような柔らかい聞き方です。実際、ピーターはこの直後、抱えていた不安を少しずつ言葉にし始めます。

一方、回想の中でニールが演じる「ニック」という人物は、まったく違う言葉づかいでアドラーに取り入ります。”He’s gonna back out of your deal, and the media will eat it up.”と、相手の弱みにつながる分析を自信ありげに並べる話し方は、素のニールが見せる率直さとは対照的です。アドラー自身も”Well, it all came down to grains, didn’t it?”と、感情を交えず結果だけを言い切る話し方をしており、ビジネスの駆け引きの場では誰もが同じような整った口調に切り替わることが分かります。

その原点をたどると、若き日のモジーが路上詐欺で口にする”Time to put up or shut up, kid.”という威勢のいい客引き文句にたどり着きます。この粗削りな口調が、やがてアドラーのもとで洗練された駆け引きの言葉へと磨かれていく様子は、台本の時系列を追うだけでは気づきにくい変化です。次にこの回を見るときは、同じニールの声が、路上・ビジネス・自宅というそれぞれの場でどれだけ違う響き方をしているか、聞き比べてみると発見があります。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|隠しごとを重ねながら一点だけ嘘をつかない

一晩かけて過去を語る中で、ニールは多くの嘘を認めながらも、一つだけ譲らない一線を引きます。台本ではニールの発話として、回想の中でケイトに語りかける”I lied to you about a lot of things, Kate, but I never lied about loving you.”(多くのことで君に嘘をついてきたけど、愛していると言ったことだけは、一度も嘘じゃなかった。)が確認できます。a lot of thingsとbutで文を二つに割り、譲れない一点だけを後半に置く構文に、詐欺師としての人生の中でも守り抜いてきた一線が表れています。

一方、私生活の些細な質問に対しては、ニールの言葉は急に短くなります。夜遅くに訪ねてきたピーターへの返事は”No, just trying to clear my head.”というごく短いものにとどまり、多くを語ろうとしません。恋愛という核心には踏み込んで語る一方、日常の小さな胸の内は言葉少なに済ませる。この落差が、この回のニールの話し方の特徴です。

モジー(当時)|大仰な比喩で相棒を誘う若き詐欺師

路上詐欺師だった若き日のモジーは、相棒候補のニールを大げさな比喩で口説きにかかります。台本ではモジーの発話として”I’m talking about summiting the Everest of swindles.”(僕が言っているのは、詐欺のエベレスト登頂のことさ。)が確認でき、ちょっとした計画を世界最高峰の登山になぞらえる話しぶりに、後年変わらない芝居がかった語り口の原点が見えます。

客引きの場面でも”Time to put up or shut up, kid.”と、威勢のいい掛け声で駆け引きを仕掛けます。壮大な比喩で仲間を誘うときも、路上で客を煽るときも、直接的な指図ではなく、言葉を大きく盛って相手を動かそうとするところに、この人物の一貫した話法が表れています。

アドラー|上品な言い回しで相手を試し、従わせる

洗練された物腰の裏で、アドラーの言葉は常に相手を試し、自分の型に嵌めようとします。台本ではアドラーの発話として、仕立てたスーツを渡しながら語る”Nick, men like you and I… We have an obligation to assault the commonplace every chance we get, from the clothes we wear to the art we collect to the women in our lives.”(ニック、僕たちのような男には、機会があるたびに月並みなものに挑む義務がある。着る服から集める芸術品、そばにいる女性に至るまでね。)が確認できます。fromを重ねて具体例を並べる構文に、生き方そのものを美学として押しつける口調が表れています。

侵入者を問い詰める場面でも”I believe in second chances, miss Hunter.”と、寛容さを説く言葉を崩しません。相手を許す言葉すら、自分の価値観への従属を促す道具として使われているところに、上品な言い回しの裏にある性質がにじみます。

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この回の前後を見ると、ニールの過去がどうやって明らかになっていったかがたどれます。

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