『ホワイトカラー』S05E06 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン5 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 5 Episode 6

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン5第6話は、板についた役を迷いなく乗りこなすニールと、慣れない役にぎこちなさをのぞかせるピーターが並ぶ回です。それぞれに割り振られた潜入先での役への向き合い方の違いから、誰が板についていて、誰がまだそうではないのかという対照が見えてきます。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン5第6話では、伝説の暗号文書モスコーニ・コーデックスの解読に行き詰まったニールとモジーが、外部の専門知識を頼ることを決める。同じ頃、リトル・オデッサで偽造パスポートを取り仕切る男セルゲイの動きを探るため、ニールとピーターはそれぞれスポーツエージェントとフィギュアスケートのコーチに変装して潜入することになる。一方、かつて解雇の原因を作ってしまった美術館の研究者レベッカが、ニールの前に再び姿を現す。与えられた役を軽やかに乗りこなす者と、そうでない者とが同じ捜査に加わるこの回は、それぞれの化けの皮の厚みの違いが随所に表れている。『ホワイトカラー』S05E06のあらすじを追うときは、誰が役になりきり、誰が板についていないかに注目すると、この回ならではのおかしみが見えてくる。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. already on it

もう取りかかっている、対応済みだという意味です。

Jones: Already on it.
(もう取りかかっています。)

交通監視カメラ映像の確認をピーターに指示され、ジョーンズがすでに動いていると即答する場面です。指示を待たずに動いていたことを短く伝えるこの言い方に、頼れる部下としてのジョーンズの手際の良さが表れています。

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2. come around

(意見・態度を)翻す、納得するという意味です。

Mozzie: Finally, you’ve come around.
(やっと、君も納得したか。)

コーデックスの正体を「宇宙人由来」だと冗談交じりに言い張るモジーに、ニールが皮肉でI think you’re right.と返したのを、本気の同意だと勘違いして喜ぶ場面です。相手の皮肉をそのまま真に受けてしまうこの言い方に、自分の理屈を疑わないモジーの一途さが表れています。

3. see someone’s softer side

~の意外な優しい一面を見るという意味です。

Neal: It’s nice to see your softer side.
(お前の意外な一面が見られて嬉しいよ。)

フィギュアスケートの演技に見とれるピーターを見て、ニールが意外な一面をからかう場面です。直前の茶化しに続けて畳みかけるこの言い方に、上司の隙を見逃さないニールらしい軽妙さが表れています。

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4. turn something upside down

(場所などを)徹底的に捜索する、ひっくり返すという意味です。

Peter: I could go in there with a tac team and turn that place upside down.
(突入班を連れて乗り込んで、あの場所を徹底的に捜索することだってできるのに。)

コーチに変装するという遠回しな作戦に不満なピーターが、いっそ強制捜査で徹底的に調べたいと本音をこぼす場面です。素性を偽ることへの抵抗感を隠さないこの言い方に、慣れない役回りへのピーターの居心地の悪さが表れています。

5. pass muster

合格点に達する、水準を満たすという意味です。

Peter: No, I just need to look the part and learn enough to pass muster.
(いや、それらしく見えて、合格点に達するくらい覚えればいいだけなんだ。)

本物の専門家になる必要はなく、それらしく見えれば十分だと、コーチ役に扮するピーターがエリザベスに説明する場面です。justと控えめに言うこの言い方に、完璧に役になりきる自信がないことを自分でも認めているピーターの本音が表れています。

6. put out fires

(次々に起こる)トラブルに対処するという意味です。

Peter: You know agents… always putting out fires.
(エージェントってのは…いつもトラブル対応に追われてるものさ。)

急に席を外したニールについてセルゲイに尋ねられ、コーチ役のピーターがエージェントは忙しいものだと言い繕う場面です。相手の疑いをそらすためのこの言い方には、板についていない役でも何とか場をつなごうとするピーターの苦心がにじんでいます。

7. hold one’s own

自分の力でやっていける、引けを取らないという意味です。

Rebecca: I can hold my own.
(自分の力でやっていけるわ。)

FBIへの協力を持ちかけられたレベッカが、か弱い研究者ではないと自分の芯の強さを示す場面です。反論を短く言い切るこの言い方に、誰かに守られるだけの立場に甘んじたくないレベッカの矜持が表れています。

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8. get into character

役になりきるという意味です。

Neal: I’m getting into character.
(役になりきってるだけさ。)

スポーツエージェント役になりきるため、ガムを噛む癖まで作り込んでいると説明する場面です。細部までこだわるこの言い方に、変装を心から楽しんでいるニールらしい徹底ぶりが表れています。

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9. get the memo

(周知事項などを)聞いている、知らされているという意味です。

Jones: Someone didn’t get the memo that we’ve got an open investigation.
(捜査継続中だという話が、誰かに伝わっていなかったようですね。)

保釈されてしまったイワンについて、捜査中だという情報が共有されていなかったことを説明する場面です。「誰かが」と主語をぼかすこの言い方に、誰の落ち度かを名指ししないまま問題だけを伝える配慮がうかがえます。

10. get off to a bad start

出だしでつまずく、幸先が悪いという意味です。

Neal: Hey, I feel like we got off to a bad start.
(なあ、どうも幸先が悪い出会い方をしちまったみたいだ。)

パーティーを抜け出そうとするニコライに対し、ニールが人懐っこく距離を縮めようとする場面です。軽い調子で切り出すこの言い方に、初対面の相手にも臆せず入り込むニールらしい人心掌握術が表れています。

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このエピソードの英語学習ポイント

ニールはI’m getting into character.と、スポーツエージェントという役に軽やかになりきりますが、ピーターはNo, I just need to look the part and learn enough to pass muster.と、本物になりきる自信のなさを自ら認めてしまいます。同じ「役を演じる」場面でも、二人の言葉の余裕には大きな差があります。

この差は、追い詰められた場面ではさらにはっきりします。ニールはHey, I feel like we got off to a bad start.と警戒するニコライに気さくに声をかけ、あっという間に場を和ませますが、ピーターはYou know agents… always putting out fires.と、その場しのぎの言い訳で何とかしのぐのが精一杯です。

一方モジーは、そもそも役になりきる必要がありません。Finally, you’ve come around.と、ニールの皮肉を大真面目に受け取ってしまうその態度には、板につくかどうかという発想そのものが存在しない、モジーならではの気楽さがあります。

この回を見返すときは、それぞれの人物が役を演じる自分をどう語っているかに注目してみてください。自信を持って語るか、言い訳がましく語るかという口調の違いを聞き分けると、板についた言葉とそうでない言葉の境目が、字幕を追うだけよりも具体的に見えてきます。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|どんな役にも軽やかになりきる、板についた変装の名手

スポーツエージェント「ニール・ミカリ」を名乗り、I’m getting into character.とガムを噛む癖まで作り込むニールは、板についた変装を心から楽しんでいる様子を見せます。台本ではIt’s nice to see your softer side.という発話も確認でき、変装作業の合間にも上司をからかう軽口を忘れません。

パーティーの場では、会場を抜け出そうとするニコライに、Hey, I feel like we got off to a bad start.と気さくに声をかけ、あっという間に懐に入り込みます。どの場面でも物おじせず、役になりきることと素の軽口を切り替えることを同時にこなしてしまう身のこなしに、詐欺師仕込みのニールらしい余裕が表れています。

ピーター|不慣れな役にぎこちなさを隠せない話し方

柄にもないフィギュアスケートコーチ役を割り振られたピーターは、I could go in there with a tac team and turn that place upside down.と、いっそ強行突破したい本音をこぼします。台本ではNo, I just need to look the part and learn enough to pass muster.という発話も確認でき、本物の専門家になりきる自信はないと、エリザベスに対して自ら認めてしまう場面もあります。

セルゲイに問い詰められた場面でも、You know agents… always putting out fires.と、その場しのぎの言い訳で何とか場をつなぎます。板についた変装を軽やかにこなすニールとは対照的に、慣れない役どころに終始ぎこちなさをのぞかせるところが、この回のピーターらしい人間味と言えます。

モジー|自分の理屈を疑わない、板につく必要のない話し方

コーデックスの正体を「宇宙人由来」だと大真面目に言い張るモジーは、ニールが皮肉でI think you’re right.と返しただけなのに、Finally, you’ve come around.と本気の同意だと信じ込んでしまいます。誰かを演じる必要も、板につくよう努力する必要もなく、自分の理屈をそのまま押し通すこの態度は、変装に頭を悩ませるニールやピーターとはまた別の話し方の極です。

皮肉を字義どおりに受け取ってしまうこの勘違いは、モジーの博識ぶりが時に空回りすることを示してもいます。役になりきる必要のない身軽さと、自分の理屈への迷いのなさが同居するところに、この回のモジーらしい存在感が表れています。

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