「something is a strong word」の意味と使い方|『モダンファミリー』S03E20で学ぶ英会話

「something is a strong word」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

思わず口にした言葉が、少し強すぎたと感じて言い直した経験はありませんか。

そんな場面にぴったりの「something is a strong word」を、『モダンファミリー』シーズン3第20話の後半、宇宙飛行士の逸話を語っていたフィルが自分の発言を訂正する場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「something is a strong word」の意味とニュアンス

something is a strong word
意味:それは言い過ぎだ、その言葉は大げさだ

something is a strong wordは、自分や相手が使った言葉が強すぎると気づき、後から訂正・和らげるときに使われる表現です。strongは「強い」、wordは「言葉」という単純な単語の組み合わせで、直訳すると「それは強い言葉だ」という形になります。直前に使った単語をそのまま主語にできる、応用範囲の広い言い回しです。

この表現は、感情的な発言をした直後に、その言葉の強さに自分で気づいて言い直す場面でよく使われます。相手を励ましたり、大げさな評価を穏やかに訂正したりするときにも役立つ、会話の温度を調整するための言い回しです。

自分の発言だけでなく、相手が使った強い言葉に対して穏やかに指摘するときにも使えるので、会話の雰囲気を和らげたいときに便利な一言になります。

【ここがポイント!】

  • 「something is a strong word」の核は、使った言葉が強すぎたと気づくイメージ
  • 感情的な発言をした直後に、自分で言い直す場面で使われる表現
  • 直前に使った単語をそのまま繰り返すのがコツ

『モダンファミリー』S03E20のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

宇宙飛行士の逸話を語っていたフィルが、思わず使った「憎む」という言葉の強さに自分で気づく場面です。娘のアレックスとの会話が進む中で、フィルがどう言葉を訂正するのか、そのやり取りに注目です。強い言葉を選んだ直後の小さな言い直しに、会話ならではのテンポの良さが伝わってきます。

Alex: Wow. So every time she looks in the sky, she knows there’s a message just for her.
(すごい。彼女が空を見上げるたびに、自分だけへのメッセージがあるって分かるってことね。)

Phil: Exactly. That’s why dads everywhere hate Eugene Cernan.
(その通り。だから世界中のお父さんたちは、ユージン・サーナンを憎んでるんだよ。)

Alex: Oh, no.
(うわ、それは。)

Phil: Okay, “hate’s” a strong word.
(まあ、”憎む”は言い過ぎだけど。)

Modern Family Season3 Episode20 (The Last Walt)

シーン解説と心理考察

フィルは、宇宙飛行士ユージン・サーナンが月面に娘のイニシャルを刻んだという逸話を語りながら、「世界中のお父さんたちはサーナンを憎んでいる」と大げさな言葉を口にします。アレックスが短く驚きを示すと、フィルはすぐに自分の発言を振り返ります。

フィルは「まあ、”憎む”は言い過ぎだけど」と自分の言葉を訂正し、感情的な表現をその場で和らげています。この言い直しの動きが、something is a strong wordという表現の実際の使われ方をよく表す場面です。勢いで強い言葉を口にしてしまっても、すぐに自分で気づいて修正できるところに、フィルらしい人柄がにじんでいます。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

自分が口にした言葉が、思っていたより強い力(strong)で相手に響いてしまい、少し慌てて言い直す様子を思い浮かべてみましょう。「その言葉は強すぎた」というイメージが、この表現の使われ方につながります。

フィルが「憎む」という単語を口にした直後に見せた言い直しも、まさに自分の言葉の強さにその場で気づいた瞬間でした。感情の勢いに乗って強い言葉を使ってしまったときに、すぐに軌道修正できる便利な言い回しとして、この表現を覚えておくと役立ちます。言葉のボリュームを一段階下げるスイッチのようなイメージで捉えておくと、とっさの場面でも使いやすくなります。

例文で覚える「something is a strong word」

大げさな発言を訂正する場面で使われるsomething is a strong wordを、3つの例文で確認していきましょう。

“I despise him.” “‘Despise’ is a strong word. Don’t you just dislike him?”
(“彼のことが大嫌いなの。” “‘大嫌い’は言い過ぎじゃない? ただ苦手なだけじゃないの?”)
感情的な発言を和らげる日常会話の場面です。dislikeという穏やかな言葉を提案することで、会話の温度を下げています。

“This is the worst restaurant ever.” “‘Worst’ is a strong word. It was just a bit disappointing.”
(“ここは史上最悪のレストランだよ。” “‘最悪’は言い過ぎだよ。ちょっとがっかりしただけでしょ。”)
大げさな評価を訂正するカジュアルな場面です。a bit disappointingという控えめな言い換えが添えられています。

A: I hate my job.
B: “Hate” is a strong word. Maybe you’re just tired today.
(A:仕事が大嫌いなんだ。)
(B:’大嫌い’は言い過ぎだよ。今日はただ疲れてるだけじゃない?)
同僚や友人を励ます場面です。Maybe you’re just tired todayという一言が、相手の気持ちを軽くする働きをしています。

あわせて覚えたい関連表現

that might be an overstatement
(それは大げさな言い方かもしれない)
something is a strong wordが特定の1語に焦点を当てて訂正するのに対し、overstatementは発言全体の大げささを指摘する、より一般的な言い方です。ビジネスの会話でも柔らかく使えます。

let’s not go that far
(そこまで言うのはやめておこう)
something is a strong wordが言葉そのものを問題にするのに対し、let’s not go that farは主張の強さ・程度そのものに焦点を置いた言い方です。議論が過熱してきたときの一言として便利です。

to put it mildly
(控えめに言っても)
something is a strong wordが強すぎた言葉を後から和らげるのに対し、to put it mildlyは「控えめに言っても」と、実際はもっと強い言葉がふさわしいことをほのめかす言い方です。

Note|strong(強い)が「言葉の強さ・重み」を表す理由

strongという単語は、本来「力が強い」「頑丈である」という意味を持つ、物理的な強さを表す語です。腕力や建物の強度など、目に見える力を表現するときに使われてきました。

その「力が強い」というイメージが、something is a strong wordという表現の中では、言葉そのものが持つ響きの強さや重みを形容する比喩として使われています。強すぎる言葉は、まるで強い力のように相手に大きな衝撃を与えてしまう、という感覚がこの言い回しの土台になっています。似た働きを持つthat might be an overstatement(それは大げさな言い方かもしれない)は、over(超えて)+state(述べる)という組み合わせで、事実の範囲を「超えて」しまったという方向のイメージを使っています。let’s not go that far(そこまで言うのはやめておこう)になると、farという「遠く」という距離のイメージが使われ、行き過ぎた発言を「遠くまで行きすぎた」ものとして捉え直しています。同じ「言い過ぎ」を指摘する表現でも、強さで捉えるか、超過で捉えるか、距離で捉えるかという比喩の違いが、それぞれの表現の焦点の違いを生んでいます。

このように、strongという語が持つ「力の強さ」というイメージは、言葉の重みを表す比喩として自然に転用されています。フィルが自分の発言を振り返って口にした一言も、感情の勢いで使ってしまった言葉の強さに気づき、その場で和らげようとする働きだったと言えます。強い言葉を使ってしまったことに気づける柔軟さも、円滑な会話を続けるうえで大切な要素です。

構成語の意味をこうして分解してみると、この言い直しの表現がなぜしっくりくるのかがより実感しやすくなります。

まとめ|言い過ぎた言葉をその場で和らげる一言

something is a strong wordは、使った言葉が強すぎたと気づいたときに、その場で発言を和らげるための表現です。短く言い直すだけで、会話の空気をふっと軽くすることができます。

感情的になって強い言葉を口にしてしまった直後に、直前の単語を繰り返しながら訂正するのが基本の使い方です。

フィルが自分の発言を振り返って見せた言い直しにも、勢いで出た言葉を丁寧に修正しようとする姿勢が表れていました。強すぎる言葉に気づいたその場ですぐに軌道修正する、そんな柔らかさも会話には必要です。そんな瞬間に出会ったとき、会話のレパートリーに加えてみてください。

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