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大きなトラブルに見舞われたとき、怒りのあまり言葉が止まらなくなった経験はありませんか。
そんな勢いのある悪態を一言で言い表せる「cursed a blue streak」を、『モダンファミリー』シーズン4第13話の前半、子どもたちがクレアを頼りにする理由について、フィルが家族会議で話す一言から、一緒に見ていきましょう。
「cursed a blue streak」の意味とニュアンス
cursed a blue streak
意味:立て続けに悪態をついた、罵詈雑言を並べ立てた
cursed a blue streakは、悪態や汚い言葉を途切れなく連発するさまを表す口語表現です。原形は「curse a blue streak」で、curseは「悪態をつく・ののしる」、streakは「ひと続きのもの・連続」という意味の語です。streakには、winning streak(連勝)のように、途切れずに続く流れを表す使い方があります。悪態がひと続きになって出てくる様子を、この語で言い表しています。
ふつうは怒り心頭の場面で使う、かなり強い言い方です。ミスをした人への怒り、動かない機械や渋滞への八つ当たり、不当な扱いを受けたときの腹立ちなど、感情が一気にあふれ出す状況で、その勢いを伝えます。単に「悪態をついた」と言うよりも、「さんざん」「矢継ぎ早に」といった強さや勢いが加わるのが特徴です。
構文としては、curseの直後に「a blue streak」を置き、動詞と目的語が一体になった形で使います。過去のできごとを語るならcursed a blue streak、いまの状況ならis cursing a blue streakのように、動詞の時制だけを変えて使えます。blueの色合いそのものに深入りせず、「ひと続きの悪態」という全体の塊で覚えてしまうのが近道です。
本編では、お釣りを少なく渡された場面で、クレアが立て続けに悪態をついてお金を取り返したという思い出話の中で使われています。悪態をつく勢いと、お金を取り返したという結果が、一続きの出来事として語られています。
【ここがポイント!】
- 「cursed a blue streak」の核は、悪態をひと続きの塊として、途切れなく並べ立てるイメージ
- 怒りが一気にあふれ出す場面で使う、かなり強い口語表現
- 動詞と目的語が一体の形なので、時制だけを変えて過去にも現在にも使える
『モダンファミリー』S04E13のシーンで見てみよう
意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。
ピザを囲む家族会議で、フィルが子どもたちに話しかける場面です。子どもたちがクレアを頼りにするという話題から、アレックスが「ママは結果を出す」と口にすると、フィルが例を挙げて続けます。その流れの中で、ピザの味をめぐる返事が飛び出す会話に注目です。
Alex: She gets results.
(ママは結果を出すもん。)Phil: Like the last time we got pizza from our favorite place here. Remember that? We got shortchanged, she cursed a blue streak and got our money back? How’s that pizza, by the way?
(この前このへんのお気に入りの店でピザを買ったときもそうだったろ。覚えてるか? お釣りを少なく渡されて、ママがさんざん悪態をついてお金を取り返してくれたよな? ところで、そのピザはどうだ?)Haley: Pretty good.
(けっこうおいしいよ。)Alex: It’s okay.
(まあまあ。)Phil: Liars! It’s garbage.
(嘘つけ! ゴミだぞ、これは。)Modern Family Season4 Episode13 (Fulgencio)
シーン解説と心理考察
フィルは、子どもたちが何かあるとクレアのところへ行く理由を、アレックスの「ママは結果を出す」という一言で受け止めます。そのうえで、ピザ屋でお釣りを少なく渡されたとき、クレアが「さんざん悪態をついて」お金を取り返した例を持ち出します。
フィルはこの一件を持ち出したうえで、いま食べているピザの感想を子どもたちに尋ねます。「ところで、そのピザはどうだ?」と尋ねられたヘイリーが「けっこうおいしい」、アレックスが「まあまあ」と当たり障りなく答えると、フィルは「嘘つけ、ゴミだぞ」と言い切ります。
「嘘つけ、ゴミだぞ」という言葉は、単なる話題の飛躍ではなく、このあとのフィルの話につながる前振りです。台本では続けて、そのピザが例の店のものではないこと、クレアの怒りの爆発が原因で店を出入り禁止になったこと、だからママのやり方がいつも最善とは限らないことが語られます。クレアが悪態で押し切った一件は、結果を出した話であると同時に、代償のある話としても持ち出されています。
『モダンファミリー』流・覚え方のコツ
blue streakの「streak」は、winning streak(連勝)のように「途切れず続くもの」を表す語です。悪態がぶつ切りではなく、ひと続きの帯のようにつながって出てくる様子を思い浮かべてみましょう。
「curse(悪態をつく)+a blue streak(ひと続きのもの)」と分けて覚えると、意味の見当がつけやすくなります。怒りが止まらず、汚い言葉が次から次へと出てくる、というイメージです。
フィルの「she cursed a blue streak and got our money back」という言い方も、このイメージで読むと自然に理解できます。悪態をつくだけで終わらず、そのまま勢いでお金を取り返した、という流れが一続きの動きとして描かれています。
例文で覚える「cursed a blue streak」
cursed a blue streakは、怒りが爆発した様子を語るときに使います。3つの例文で確認していきましょう。
When he dropped the hammer on his foot, he cursed a blue streak.
(ハンマーを足に落とした彼は、立て続けに悪態をついた。)
痛い目にあった人を描写する日常の場面です。when節でできごとを先に述べておくと、悪態の理由がはっきり伝わります。
A: Did you hear my dad in the garage?
B: Yeah, he cursed a blue streak when the car wouldn’t start.
(A:ガレージのお父さんの声、聞こえた?)
(B:うん、車のエンジンがかからなくて悪態をつきまくってたね。)
身近な人の怒りを話す往復会話です。wouldn’t startのように、原因を後ろに添えると、状況が具体的になります。
She cursed a blue streak when her flight was canceled again.
(フライトがまた欠航になり、彼女は矢継ぎ早に悪態をついた。)
空港でのトラブルを語る場面です。againを添えることで、何度も続いた苛立ちが怒りの強さにつながっていることが分かります。
あわせて覚えたい関連表現
swear like a sailor
(船乗りのように口汚くののしる)
cursed a blue streakが特定の場面での悪態の連発を指すのに対し、swear like a sailorは普段から口が悪いという癖や性格を表すことが多い言い方です。
talk a blue streak
(立て続けにしゃべりまくる)
blue streakを使う点は同じですが、動詞がtalkになると、悪態ではなく止まらないおしゃべりを指します。
curse someone out
(誰かをののしる)
curse someone outは「相手に向けて罵る」という対象を示す形で、cursed a blue streakは悪態の連発という様子に重点があります。
Note|同じblue streakでも動詞で変わる、curseとtalkの使い分け
blue streakを含む言い回しは、前に置く動詞によって意味が大きく変わります。curse a blue streakは「悪態を立て続けにつく」、talk a blue streakは「立て続けにしゃべりまくる」で、後半のa blue streakは共通しているのに、動詞がcurseかtalkかで内容が入れ替わる構文です。
共通しているのは、どちらも途切れず続く勢いを表している点です。blue streakの部分が「ひと続きの勢い」を担い、動詞が「何が続いているのか」を決める役割を分けていると整理できます。curseなら悪態が、talkなら言葉そのものが、途切れず出てくるという仕組みです。
同じ形で、別の動詞を入れ替えて使うという発想は、覚えるうえで応用が利きます。動詞と目的語が一体になった慣用的な塊として、動詞だけを入れ替えて意味を切り替える形は、英語には数多くあります。ひとつの塊を覚えておくと、動詞を替えるだけで別の場面にも対応できます。
本編のフィルは、動詞にcursedを選んでいるからこそ、クレアの怒りの勢いを語ることができました。もしtalkedだったら、「立て続けにしゃべった」という意味になり、悪態の強さは伝わりません。動詞ひとつで、伝わる中身が大きく変わることが分かります。
まとめ|怒りの勢いを、途切れない悪態で描く
cursed a blue streakは、悪態を途切れなく連発するさまを表す口語表現です。
怒りが一気にあふれ出す場面の勢いを、blue streakという塊で伝えられる点が特徴です。動詞をtalkに替えれば、止まらないおしゃべりを表す言い方にもなり、同じ形で意味の幅を広げられます。
お釣りを少なく渡された場面で、クレアが悪態をつきながらお金を取り返した、という一件を子どもたちに振り返らせ、ママのやり方を見直すきっかけにしようとするフィルの様子が印象的でした。怒りの場面を語るときに、この表現を思い出してみてください。


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