「仲間から外されるかも」と不安がる友達に、英語で何と返す?|『フレンズ』S05E05で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「仲間から外されるかも」と不安がる友達に、英語で何と返す?|『フレンズ』S05E05で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン5第5話では、ロスとの事情から、レイチェルが「自分が仲間から外れることになるのでは」と心配し始めます。仲間はそれぞれの言い方で打ち消し、レイチェル自身もフィービーに思いがけない誘いをかけます。

不安を口にする友達に、英語でどう返せばいいかは迷いやすいところです。心配を言葉にする側と、それを受け止める側の両方の言い方を、場面の順に追っていきます。

目次

「It’s already started.」心配が現実になったと嘆く言い方

カフェのセントラルパークで、ロスが席を外したあと、ジョーイは残った仲間にこう話します。

Joey: Man, if anyone asked me to give up any of you I don’t think I could do it.
(なあ、もし誰かに、お前らの誰か1人を手放せって言われても、俺にはできないと思う。)
Friends Season5 Episode5(The One with the Kips)

give up ~ は「〜を手放す」、if anyone asked me to ~ は「もし誰かに〜しろと言われたら」という仮定です。I don’t think I could do it と過去形の could を使うことで、実際には起きていない場面を想像して答える形になっています。

そこへレイチェルが来て、ロスとの件は話したくないと仲間に告げます。店内にいた別の男性をロスだと思ったやりとりのあと、レイチェルはこう言い出します。

Rachel: Oh, my God. It’s happening. It’s already started. I’m Kip.
(うそ。始まってる。もう始まっちゃってるのよ。私、キップになるんだわ。)
Joey: You’re not Kip.
(お前はキップじゃない。)
Rachel: Do you even know who Kip is?
(キップが誰か、知ってるの?)
Joey: You’re Rachel.
(お前はレイチェルだ。)
Joey: Who’s Kip?
(で、キップって誰?)
Chandler: We all used to hang out together?
(昔、みんなでつるんでたやつだよ?)
Friends Season5 Episode5(The One with the Kips)

It’s happening. と It’s already started. は、心配していたことが現実になりつつあると嘆く言い方です。キップはチャンドラーの昔のルームメイトで、以前は仲間と一緒に過ごしていた人物です。ジョーイの返しは、You’re not ~. と否定してから、You’re ~. と本人の名前で言い直す形です。相手が自分を別の人に重ねているところを、名前を呼ぶことで打ち消しています。ジョーイ自身はキップを知らないまま励ましていたことが、直後の Who’s Kip? で分かります。

「It’s just a matter of time」いずれそうなると言う英語

キップがどのように仲間から離れていったかを説明したレイチェルに、モニカは You’re not going to be phased out. と返します。phase out は「段階的に外す」という意味の句動詞で、詳しい使い方は同じエピソードのフレーズ記事で扱っています。レイチェルはその言葉を受けて、こう続けます。

Monica: You’re not going to be phased out.
(あなたが外されるなんてことはないわよ。)
Rachel: Well, of course, I am. It’s not going to happen to Ross. He’s your brother.
(外されるに決まってるじゃない。ロスはそうはならないわ。あなたのお兄さんだもの。)
Rachel: He’s your old college roommate.
(あなたの大学時代のルームメイトだし。)
Rachel: It’s just a matter of time before someone had to leave the group. I always assumed it would be Phoebe.
(誰かがグループを抜けるのは時間の問題だったのよ。ずっと、それはフィービーだと思ってたけど。)
Rachel: Come on. You live far away, you’re not related you lift right out.
(だってそうでしょ。遠くに住んでて、誰とも親戚じゃないんだから、すっと抜けられるじゃない。)
Friends Season5 Episode5(The One with the Kips)

レイチェルの理由は、ロスはモニカのきょうだいで、チャンドラーの大学時代のルームメイトでもあるというものです。二つ目の He’s your old college roommate. は、チャンドラーに向けた言葉です。

It’s just a matter of time before ~ は「〜するのは時間の問題だ」という言い方で、避けられないことが近づいているという見通しを示します。レイチェルはそこから矛先をフィービーに向け、You live far away, you’re not related と理由を並べて、you lift right out と締めます。

lift out は「持ち上げて取り出す」という意味で、ここでは何の引っかかりもなくグループから抜けられる、というたとえとして使われています。自分の不安を話す中で別の友達を引き合いに出したことが、次の場面につながります。

「We’ll start a new group.」謝ってから誘う一言

場面が移り、カフェでレイチェルがフィービーに声をかけます。

Rachel: Phoebe?
(フィービー?)
Rachel: I’m sorry about the whole lifting-out thing.
(すっと抜けられるとか言っちゃって、ごめん。)
Rachel: Look, you got to come with me.
(ねえ、私と一緒に来てよ。)
Phoebe: Come where?
(どこに?)
Rachel: Wherever I go. Come on. You and me– we’ll start a new group.
(私が行くところならどこでも。ほら、あなたと私で、新しいグループを作るの。)
Phoebe: Okay, but try to get Joey, too.
(いいよ。でも、ジョーイも誘ってみて。)
Friends Season5 Episode5(The One with the Kips)

I’m sorry about the whole ~ thing. は、前に言ったことをひとまとめにして謝るときに使えます。the whole lifting-out thing で「すっと抜けられる、と言ったあの件」全体を指しています。

you got to come with me は you’ve got to のくだけた形で、「一緒に来なきゃだめ」と強めに誘う言い方です。Wherever I go. は「私が行くところならどこでも」と行き先を決めずに答え、we’ll start a new group で新しいグループを作ろうと持ちかけています。

フィービーの Okay, but ~ は、誘いに乗りつつ条件を付ける返し方です。「いいよ、でもジョーイも」と人選に注文を付けるところに、二人のやりとりの軽さが表れています。

謝罪のあとにすぐ誘いを続けると、謝るだけで終わらず、関係を続けたいという意思まで伝わります。I’m sorry about ~ と you’ve got to come with me の組み合わせは、気まずくなった友達に声をかけ直すときの流れとして使えます。

まとめ|不安を口にする友達とのやりとりの英語

It’s already started. と嘆く友達に You’re not ~. と言い直して打ち消す返し、It’s just a matter of time という見通し、I’m sorry about the whole ~ thing. と謝ってから誘う流れを見てきました。不安を言う側と受け止める側の両方の言い方がそろいます。

仲間を気にかける会話に注目して観ると、この回がより身近に感じられます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次