「talk you up」と「make me look bad」はどう違う?友達の評判を上げようとして空回りする英語|『フレンズ』S05E15で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「talk you up」と「make me look bad」はどう違う?友達の評判を上げようとして空回りする英語|『フレンズ』S05E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン5第15話で、ロスは新しい建物の住人たちとうまくいかず、フィービーが間に入ろうとします。ところが、フィービーが動くほど、ロスの立場は思わぬ方向へ転がっていきます。

人の評判を上げる、下げるという話は、英語では look や talk を使った言い方で表されることがあります。ロスとフィービーのやりとりから、評判をめぐる表現を順に見ていきます。

目次

「You’re making me look bad.」評判を下げる・上げるの言い方

ロスは建物の住人を呼んで自分の部屋でパーティーを開きますが、来ているのはロス一人です。向かいの部屋からは、退職する便利屋ハワードのパーティーのにぎわいが聞こえてきて、様子を見に行ったロスは、そこにフィービーがいるのを見つけます。フィービーはハワードのために100ドルを出していました。

Ross: Yeah, but you’re making me look bad.
(ああ、でも君のせいで俺の印象が悪くなってるんだよ。)
Phoebe: No, I’m not. No. If anything, I’m making you look better.
(そんなことないわ。ないない。むしろ、あなたをよく見せてあげてるのよ。)
Phoebe: They’ll see you talking to me, and that’s, you know. I’m a hit.
(あなたが私と話してるのを見れば、それって、ほら。私、人気者だから。)
Friends Season5 Episode15(The One with the Girl Who Hits Joey)

make someone look bad は「〜の印象を悪くする、〜を悪者に見せる」という意味です。ロスは、フィービーがお金を出したことで、出さなかった自分の印象が悪くなると訴えています。フィービーは同じ型を使って make you look better と言い返します。If anything, ~ は「どちらかと言えば、むしろ〜」と、相手の見方を逆にひっくり返すときの前置きです。

I’m a hit. の hit は「人気者、大当たり」という意味で使われています。そこへ、住人の委員会の会長スティーブがやって来ます。

Steve: Hey, Pheebs.
(やあ、フィービー。)
Steve: Oh, hey, Ross.
(ああ、ロスか。)
Steve: Um, say, I was thinking maybe you two could switch apartments ‘cause Phoebe’s more our kind of people. Something to think about.
(なあ、考えたんだけど、二人で部屋を交換したらどうかな。フィービーのほうが俺たちと気が合うから。考えておいてくれ。)
Phoebe: Yeah, okay, my bad.
(うん、わかった、私のせいね。)
Friends Season5 Episode15(The One with the Girl Who Hits Joey)

our kind of people は「自分たちと同じ種類の人」という意味で、スティーブは、ロスよりフィービーのほうがいいと伝えています。Something to think about. は「考えておいて」と話を締める言い方です。フィービーの my bad は「私のせいだ」と、軽く非を認めるくだけた一言です。

「I’m talking you up to people.」人を周りに売り込む

場面がハワードのパーティーに移り、フィービーは住人たちを相手にロスの話をしています。ロスはフィービーを呼び止めます。

Ross: Phoebe, Phoebe…
(フィービー、フィービー……)
Ross: Look, this is a disaster. Can’t I please just go?
(なあ、これじゃ大失敗だ。頼むから、もう帰らせてくれないか?)
Phoebe: No, no. I’m talking you up to people. Just give it a little time, all right? Relax. Get something to eat.
(だめだめ。今みんなにあなたを売り込んでるところなの。もう少し時間をちょうだい、いい?リラックスして。何か食べてて。)
Ross: So, uh, what did you tell them about me?
(それで、えっと、俺のこと何て話したんだ?)
Friends Season5 Episode15(The One with the Girl Who Hits Joey)

talk someone up は、その人のいいところを周りに話して評価を上げる、という意味で使われる句動詞です。to people を付けて、誰に向けて話しているかを示しています。make someone look bad が結果としての印象を言うのに対し、talk someone up は印象を上げるために話すという行動を言う点が違います。

Can’t I please just go? は、否定の疑問に please を重ねて「頼むから帰らせて」と訴える形です。フィービーの Just give it a little time は「もう少し様子を見て」と相手を引き留める言い方として働いています。続けて Relax. Get something to eat. と短い命令を重ね、ロスをその場にとどまらせようとしています。

ロスの What did you tell them about me? に対して、フィービーが話していた内容は、かえって裏目に出ていました。

「Don’t judge ~ before you get to know him」第三者に友達をかばう話し方

その後、ロスがハワードのケーキを切ってしまい、スティーブから帰れと言われます。フィービーは全員に呼びかけ、こう話します。

Phoebe: I’ll be honest with you guys. When I first met Ross, I didn’t like him at all. But then, once I got to know him I saw that he’s really sweet and caring and very generous. I mean, all I’m saying is don’t judge Ross before you get to know him, all right?
(正直に言うわね。最初にロスに会ったとき、私、彼のことが全然好きじゃなかったの。でも、知り合ってみたら、本当に優しくて思いやりがあって、すごく気前がいいって分かったの。つまり、私が言いたいのは、ロスのことを知る前に判断しないでってこと、いい?)
Friends Season5 Episode15(The One with the Girl Who Hits Joey)

I’ll be honest with you. は、率直な話をする前の前置きです。When I first met ~, I didn’t like ~. But once I got to know ~, I saw that ~ は、第一印象から評価が変わったことを話す流れになっています。

all I’m saying is ~ で言いたいことをまとめ、don’t judge ~ before you get to know ~ で「知る前に判断しないで」と頼んでいます。once は「いったん〜すると」という接続詞で、知り合ったことをきっかけに見方が変わった、という順序を示しています。

ただ、フィービーはこのあと住人を一人ずつけなし始めます。ロスの部屋に戻ったあと、その狙いをこう説明します。

Phoebe: If I kept insulting them you would jump in and defend everyone and then you could look like the hero.
(私がみんなをけなし続ければ、あなたが割って入ってみんなをかばって、ヒーローみたいに見えるでしょ。)
Ross: Oh, wow, yeah.
(ああ、なるほど、そうか。)
Ross: See, I did not get that.
(いや、それは分からなかったよ。)
Friends Season5 Episode15(The One with the Girl Who Hits Joey)

look like the hero も、look bad と同じく「どう見えるか」を言う look の形です。ロスの I did not get that. は、フィービーの狙いに気づいていなかったことを認める返事です。

まとめ|評判を上げる・下げるの英語

make someone look bad / better で印象の上下を言い、talk someone up で人を売り込み、don’t judge ~ before you get to know ~ で第三者に友達をかばう言い方を見てきました。look と talk の違いを押さえると、評判をめぐる会話が聞き取りやすくなります。

フィービーの空回りする応援ぶりに注目しながら観ると、この回の英語がより楽しめます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次