海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン12 第18話から、友人のために誰かへ口添えするときの英語を取り上げます。シェルドンとエイミーへの支持を集めようと、周りの人たちがそれぞれのやり方で動く回です。
自分のための頼みごとと違い、第三者を推す場面では「支持します」「味方になってほしい」「チャンスをあげて」と言い方が変わります。場面の順に整理していきます。
「support」と「on our side」で支持を言葉にする
シーバート学長はシェルドンに声をかけ、ライバルの宣伝活動は気にしなくていいと伝えます。
Siebert: Not at all. Not even a little bit. Look, i-it doesn’t matter if they have popular support, we’re gonna get the scientific community behind us.
(まったく。これっぽっちもだ。いいかい、向こうが世間の人気を集めていようと関係ない。こちらは科学界を味方につけるんだ。)TBBT Season12 Episode18
get ~ behind us は「〜を自分たちの後ろにつける」、つまり支持を取りつけるという意味です。これを受けて、レナードが支持をはっきり言葉にします。
Leonard: He’s right, the Nobel Prize is about the work, and as your fellow scientists, we support you and Amy.
(学長の言う通りだよ。ノーベル賞は業績で決まるものだし、仲間の科学者として、僕たちは君とエイミーを支持する。)TBBT Season12 Episode18
as your fellow ~, we support you は、どういう立場から支持するのかを先に示す形です。立場を添えると、支持の言葉に重みが出ることが分かります。
別の場面で、エイミーはペニーにクッキー生地を借りに来て、こう説明します。
Amy: It’s for the Nobel Laureates. We need them on our side, but unfortunately, Sheldon
(ノーベル賞受賞者たちに送るの。味方になってもらわないといけないんだけど、あいにくシェルドンが……)TBBT Season12 Episode18
on our side は「私たちの側に」で、味方につけたい相手を目的語にして使います。ただし、レナードは「支持がほしい相手に焼き菓子を送るの?」と聞き返し、ペニーも bribe(賄賂)に見えると指摘します。贈り物で支持を求めると、こう受け取られかねないという注意として読める場面です。
「Just give them a chance.」で判断の機会を頼む
後の場面で、レナードとペニーは受賞者の一人であるキップ・ソーン教授(本人役)に話しかけます。
Leonard: Uh, we wanted to talk to you about Dr. Cooper. Now, before you say no
(あの、クーパー博士のことでお話ししたくて。それで、断られる前に言っておくと……)TBBT Season12 Episode18
教授が話の途中ですぐに断ると、レナードは after you say no と言い換えて食い下がります。断られる前提で切り出すのは冗談まじりの粘り方で、改まった場面で真似するには注意が要ります。続いてレナードは、判断の基準を示します。
Leonard: But more than the person, the Nobel is about the work. You should understand that more than anyone.
(でも、人柄よりも、ノーベル賞は業績で決まるものです。そのことは誰よりもご存じのはずです。)TBBT Season12 Episode18
more than the person, ~ is about the work は、「人柄ではなく仕事を見てほしい」と頼む言い方です。そして、口添えの核になるひと言が続きます。
Leonard: Just give them a chance. Uh, science has a history of difficult people.
(2人にチャンスをあげてください。科学の世界には、昔から気難しい人がいましたから。)TBBT Season12 Episode18
give someone a chance は「〜に機会を与える」で、Just を付けると「とにかく一度だけでも」という頼む気持ちが強まります。一般には、こうした口添えを put in a good word for ~(〜のために口をきく)とも言います。
レセプション会場では、エイミーが2人に礼を言います。
Amy: Hey, we just heard that you’re the ones who convinced the Nobel Laureates to come.
(ねえ、受賞者たちを説得して来てもらえるようにしたのは、あなたたちだって聞いたわ。)Sheldon: Thank you.
(ありがとう。)Penny: You are welcome.
(どういたしまして。)Leonard: You guys deserve this.
(2人にはそれだけの価値があるよ。)TBBT Season12 Episode18
You deserve this. は、口添えした側が、手柄を相手に返すひと言だと読み取れます。
まとめ|口添えは立場と基準をそえて
as your fellow scientists で立場を示し、on our side で味方を求め、more than the person で判断の基準を伝え、Just give them a chance で機会を頼む流れを見てきました。友人を推す英語は、理由をそえるほど伝わりやすくなります。
友人のために動くレナードとペニーの姿が見どころの回でした。次回も『ビッグバン★セオリー』と一緒に英語を学んでいきましょう。
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