「afraid」「scared」「frightened」はどう違う?|『ビッグバン★セオリー』S12E18で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「afraid」「scared」「frightened」はどう違う?|『ビッグバン★セオリー』S12E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン12 第18話から、「怖い」を表す afraid、scared、frightened の3語を取り上げます。娘のハレーが暗闇を怖がるようになったことをきっかけに、この3語をめぐる会話が続きます。

どれも「怖がっている」と訳せますが、文の中で置ける位置や、くだけ具合に違いがあります。場面の順に整理していきます。

目次

「afraid」は名詞の前に置かない形容詞

ハワードが「子どもたちは寝た?」と尋ねると、バーナデットは寝かしつけに手こずっていると答え、こう続けます。

Bernadette: I don’t know why she’s suddenly so afraid of everything.
(なんで急にあの子、何でもかんでも怖がるようになったのかしら。)

TBBT Season12 Episode18

その直前にもバーナデットは、ハレーが afraid of the dark(暗闇が怖い)になったと説明しています。be afraid of ~ は「〜を怖がる」の最も基本的な形です。

ハワードはハレーに話しに行き、娘にこう語りかけます。

Howard: Hey, sweetie, I heard you were afraid of the dark. I know someone else who was afraid of the dark once. Your daddy, when he was in space.
(やあ、ハレー、暗いのが怖いんだって? パパも昔、暗いのが怖かったことがあるんだ。宇宙にいたときにね。)

TBBT Season12 Episode18

afraid はどれも be 動詞の後ろ、つまり述語の位置で使われています。一般に afraid は名詞の直前には置かない形容詞とされ、「怖がっている子」を an afraid child とはふつう言いません。名詞を説明したいときは、後で見る scared や frightened を使うのが自然です。

「scared」と「frightened」の語感の違い

別の場面で、バーナデットはスチュアートに、ハワードの宇宙の話を本にしたいと打ち明けます。

Bernadette: Halley was scared and Howard told her the sweetest story about when he was in space and I thought I could turn it into a book for her and Michael.
(ハレーが怖がってたら、ハワードが宇宙にいた頃のすごく優しい話をしてあげたの。それをハレーとマイケルのために本にできるんじゃないかと思って。)

TBBT Season12 Episode18

scared は日常会話でいちばんくだけた「怖い」です。後の場面で、できあがった絵本を見たラージも tiny and scared(小さくて怖がってる)と言っています。

一方、出版の話を聞いたハワードは、バーナデットにこう答えて断ります。

Bernadette: Why?
(どうして?)

Howard: Because I don’t want the whole world to know I was the frightened little astronaut!
(俺が怖がりのちっちゃな宇宙飛行士だったなんて、世界中に知られたくないからだよ!)

TBBT Season12 Episode18

frightened は scared よりやや改まった響きがあり、書き言葉や物語でよく見られる語とされます。little astronaut の前に置かれているように、名詞の前にも自然に置けます。

語 名詞の前 語感
afraid ふつう置かない 標準的・述語で使う
scared 置ける くだけた日常会話
frightened 置ける やや改まった・物語向き

怖さの反対側にある「brave」と「coward」

スチュアートに出版を頼まれたハワードは、こう返します。

Howard: Oh, easy for you to say. No one’s gonna think you’re a coward.
(お前は気楽に言えるよな。お前を臆病者だと思うやつなんていないんだから。)

TBBT Season12 Episode18

coward は「臆病者」という名詞で、人を評価する強い語です。また後の場面で、バーナデットはハワードに対し、「怖かった」ことを別の角度から言い直します。

Bernadette: But the real story was so sweet. The little astronaut was afraid, but he still went to space, and that’s what made him brave.
(でも本当の話のほうがずっと素敵だった。小さな宇宙飛行士は怖かったけど、それでも宇宙に行った。それが勇敢ってことなのよ。)

TBBT Season12 Episode18

afraid と brave を同じ文に並べ、「怖い」と「勇敢」を対立ではなく続きとして語っているところが、この会話の見どころです。

からかわれた話は思い出したくないと渋るハワードに、バーナデットは、こうした話を世に出せば frightened children(怖がっている子どもたち)がひとりじゃないと思えるかもしれない、と続けます。ここでも frightened が名詞の前に置かれています。

まとめ|「怖い」は置く位置と場面で選ぶ

afraid は述語の位置で使う標準的な語、scared はくだけた日常の語、frightened は名詞の前にも置けるやや改まった語です。3語の違いが分かると、「怖がっている子」のような言い方も迷わず選べるようになります。

娘を寝かしつける夫婦の会話に、怖さをめぐる英語がそろった回でした。次回も『ビッグバン★セオリー』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この回のほかのテーマは、別のコラムやフレーズ記事からもたどれます。

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