「毛皮は着ないんじゃなかったの?」と突っ込まれたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S05E06で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「毛皮は着ないんじゃなかったの?」と突っ込まれたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S05E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン5第6話では、フィービーのもとに母親から毛皮のコートが届きます。毛皮なんて、と言っていたフィービーですが、やがてそのコートを着て出歩くようになり、仲間から続けて突っ込まれることになります。

自分で言っていたことと違う行動を指摘されたとき、英語でどう返すのか。言い訳、本音を認める一言、開き直り、最後に折れるまでの流れを順に見ていきます。

目次

「I have a perfectly fine coat」主義を口にしたあとで

カフェのセントラルパークで、フィービーは大きな箱を開けます。中身がミンクの毛皮のコートだと分かると、フィービーはこう言います。

Phoebe: Why would my mother send me a fur? Doesn’t she know me, but at all?!
(なんでママが毛皮なんか送ってくるの? 私のこと、全然分かってないわけ?)
Phoebe: Plus, I have a perfectly fine coat that no innocent animal suffered to make.
(それに、罪のない動物を苦しめずに作った、ちゃんとしたコートをもう持ってるし。)
Friends Season5 Episode6(The One With The Yeti)

Why would ~? は「どうして〜するわけ?」と、相手の行動が理解できないときに使う問いかけです。Doesn’t she know me, but at all? の but at all は、not at all(まったく〜ない)を崩したフィービー流の強調で、「私のことを少しも分かっていないの?」という不満を表しています。

perfectly fine は「何の問題もない、十分ちゃんとした」という意味です。Plus, で理由を付け足し、毛皮はいらないという立場をはっきりさせています。

場面がモニカとレイチェルの部屋に移ると、コートを処分するつもりだと話すフィービーを、レイチェルがもったいないと引き止めます。フィービーはコートを着てポーズをとってみせ、こう続けます。

Phoebe: I mean, you really think this looks good?
(ていうか、これ本当に似合うと思う?)
Phoebe: ‘Cause I do.
(私は思うんだけど。)
Friends Season5 Episode6(The One With The Yeti)

look good は「似合う、よく見える」という意味です。‘Cause I do. は Because I do (think so). の省略で、相手に聞いた形を取りながら、実は自分がそう思っていると明かしています。質問を前置きにして、本音を後から付け足す順番になっています。

「Okay, I admit it」突っ込まれて本音を認める

カフェのセントラルパークで、コートを着て出かけようとするフィービーに、チャンドラーが声をかけます。

Chandler: Pheebs, what are you doing with the coat? How about the whole animal rights thing?
(フィービー、そのコートどうしたの? 動物の権利がどうとかって話はどうなったの?)
Phoebe: Well, I’ve been reading up, and for your information minks are not very nice.
(あのね、いろいろ調べたんだけど、言っとくけど、ミンクってあんまりいい子じゃないのよ。)
Phoebe: Okay, I admit it, I love this coat, okay.
(わかった、認める。このコートが大好きなの、いい?)
Friends Season5 Episode6(The One With The Yeti)

How about ~? は提案にも使われますが、ここでは「〜はどうなったの?」と、相手が以前言っていたことを持ち出す働きをしています。the whole ~ thing は「〜っていうあの件全部」とひとまとめに指す口語的な言い方で、相手の主張を少し軽く扱う響きがあります。

フィービーはまず for your information で反論します。「念のため言っておくけど」という意味ですが、口調によっては「言っとくけど」とややつっけんどんに聞こえることもあります。ところが、その理屈はすぐに引っ込み、Okay, I admit it で本音を認めます。I admit it は「認める」の意味で、言い訳をやめて事実を受け入れるときの決まった形です。

このあと、謝りに訪れたロスの部屋でも、フィービーはコートのことを指摘されます。

Ross: Pheebs, are you wearing fur?
(フィービー、毛皮を着てるのか?)
Phoebe: Okay, let’s get some perspective, people.
(ちょっと、みんな、もう少し大きな目で見てよ。)
Friends Season5 Episode6(The One With The Yeti)

get some perspective は「物事を広い視野で見る」という意味で、「そんなに大げさに考えないで」と相手をなだめる、あるいは開き直るときに使われます。people は複数の相手への呼びかけで、その場の全員に向けた言い方です。

「Are you happy now?」最後に折れるときのひと言

エピソードの最後、コートを着たフィービーは新聞スタンドの前で雑誌を手に取り、近くの木にいるリスに気づきます。リスに向かってミンクについての言い訳を並べたあと、フィービーはこう言います。

Phoebe: All right, fine. No, I get it.
(わかった、もういい。ううん、分かったってば。)
Phoebe: Here, you take it.
(はい、これあげる。)
Phoebe: Are you happy now? I’m cold!
(これで満足? 寒いんだけど!)
Friends Season5 Episode6(The One With The Yeti)

All right, fine. は、言い合いに折れるときの「わかった、もういい」にあたります。I get it. は「分かった」で、相手の言いたいことを受け入れたという合図です。

you take it は、フィービーがコートを手渡したスタンドの店員に向けた言葉です。そのうえでリスに向き直って言う Are you happy now? は、「これで満足?」と、相手の求めどおりにしたあとに投げる言い方で、少し皮肉や不満を含むことが多い問いかけです。続く I’m cold! が、折れたあとの本音として添えられています。

リスは一言も話していませんが、フィービーはまるで責められているかのように言い訳を重ね、最後は自分から手放しています。主義と本音の間で揺れる流れが、短いやりとりの中にまとまっています。

まとめ|主義と違う行動を突っ込まれたときの英語

How about the whole ~ thing? で突っ込まれ、for your information で言い返し、I admit it で本音を認め、let’s get some perspective で開き直り、All right, fine. で折れる流れを見てきました。言い訳から降参までの段階ごとに使える言い方がそろっています。

コートをめぐるフィービーの変化を追いながら観ると、それぞれの返しの温度の違いが見えてきます。

この回のほかのコラムやフレーズ記事では、同じエピソードの別の場面の英語を取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次