「Tell it to your lawyers.」と言われたら、何と返す?切り返しと、話の切り上げ方の英語|『メンタリスト』S04E23で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Tell it to your lawyers.」と言われたら、何と返す?切り返しと、話の切り上げ方の英語|『メンタリスト』S04E23で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン4第23話には、短い切り返しと、話を切り上げる言い方が、場面を変えて何度か出てきます。詫びる、急かす、先を促す、受け流す。どれも一言か二言で、会話の流れを動かしています。短い台詞ほど、言い回しの形が目立ちます。

この記事では、三つの場面に出てくる台詞を、詫びと急かしの言い方、意見を求められたときの言い方、切り返しと切り上げの言い方の順に見ていきます。

目次

「I had my phone turned off」詫びる一言と、急かす一言

最初に取り上げるのは、居場所を尋ねる台詞と、それに続く詫びの言葉です。

— What’s up? Where are you?
(どうしたんですか。どこにいますか?)
— Yeah. Sorry, Lisbon. I had my phone turned off.
(ええ、ごめんなさい、リズボン。電話の電源を切っていました。)
The Mentalist Season4 Episode23 (Red Rover, Red Rover)

What’s up? は、状況を気軽に尋ねる切り出しで、そこに Where are you? と具体的な問いを足すと、聞きたいことが絞られます。Where are you? は、相手の居場所を尋ねる基本の形です。詫びの言葉は Sorry, のあとに呼びかけの名前を添えた形で、リズボンと名前を呼ぶことで、詫びる相手をはっきり示しています。

I had my phone turned off. は、have ~ turned off(〜を切った状態にしておく)の形をとっています。had が過去形なので、「電源を切っている状態にしていた」という意味になります。電源を切っていたという事情だけを、短く伝えています。

同じ流れの少しあとに、軽い返しと、急かす一言が出てきます。

— Ooh. That sounds inviting. I’ll see you there.
(おや、それは楽しそうですね。そこで会いましょう。)
— Chop chop. Time’s a-wastin’.
(さあさあ、急いで。時間がもったいないですよ。)
The Mentalist Season4 Episode23 (Red Rover, Red Rover)

sound + 形容詞 は「〜に聞こえる」という形で、inviting は「心をそそる」という意味です。字義どおり「楽しそう」と訳すと、前後のつながりが見えにくくなります。inviting は本来好意的な語ですが、ここでは言葉どおりの意味とは限らない、軽口めいた受け答えとして使われています。I’ll see you there. は、合流を約束する台詞です。

Chop chop. は急がせる掛け声で、Time’s a-wastin’. は Time is wasting. を口語的に崩した形です。「時間がむだになっている」から、「急ごう」という意味合いが伝わります。

「Your point being…」意見を求められ、先を促し、話を切り替える

ずっとあとの場面では、名前を呼んで意見を求める台詞から、受け答えが四つ続きます。

— Jane. Anything to offer?
(ジェーン。何か意見はありますか?)
— Uh, well, there’s not a lot to go off, is there?
(えっと、手がかりになるものは、あまりありませんよね?)
— Your point being…
(それで、言いたいことは……?)
— No point. Shall we go?
(特にありません。行きましょうか?)
The Mentalist Season4 Episode23 (Red Rover, Red Rover)

Anything to offer? は、「何か出せるものはありますか」という直訳から、意見や情報を求める言い方です。offer は差し出すという意味で、相手に発言を促す役目を果たします。

次の there’s not a lot to go off, is there? は、否定の文に is there? を付けた付加疑問です。「あまりありませんよね」と、同意を確かめる形になっています。go off ~ は「〜を頼りに進める」という意味で、手がかりが多くないことを述べています。

Your point being… は、文を言い切らずに止めて、続きを相手に委ねる形です。「あなたの言いたいことは……」と先を促しています。

最後の No point. は、言いたいことは特にないと打ち切る一言です。続く Shall we go? は、Shall we ~? で「〜しましょうか」と提案する形で、話題を移動の話に切り替えています。

「Tell it to your lawyers」切り返しと、語尾を濁した切り上げ

最後は、やり取りが終わりに向かう部分です。短い台詞が三つ続きます。

— Tell it to your lawyers.
(それは弁護士に言ってください。)
— No need. We are lawyers.
(その必要はありません。私たちが弁護士ですから。)
— If there’s nothing else…
(ほかになければ……)
The Mentalist Season4 Episode23 (Red Rover, Red Rover)

Tell it to ~ は、「〜に言ってください」という直訳です。相手の話を自分では受けつけず、別の人に回す言い方として使われることがあります。何を言われたかという前の流れは、ここでは扱いません。

切り返しの No need. は、There is no need. を短くした形で、「その必要はない」と退けています。続く We are lawyers. は、We’re と縮めずに We are と言っており、事実を明確に述べる響きがあります。「弁護士に言え」と言われたことに対して、「自分たちがその弁護士だ」と返す形で、相手の言葉の中身をそのまま返しています。ひとことで切り返すときは、相手の語を拾い直すと、短くても筋が通ります。

If there’s nothing else… は、「ほかになければ……」と文を途中で止める言い方です。続きを言わないことで、会話を終えるきっかけを作っています。else は、すでに出たものに加えて、という意味の語です。

まとめ|詫び・急かし・先の促し・切り上げ

Sorry, ~ で詫び、Chop chop. で急かし、Your point being… で先を促し、If there’s nothing else… で話を終える。短い台詞が、それぞれ違う役目を持っていました。

一言ごとに、会話をどちらへ動かしているのかに注目して観ると、短いやり取りの働きが身近に感じられます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも、この回の別の場面の英語を扱っています。

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