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『メンタリスト』シーズン4第22話には、朝の挨拶に続いて、取り締まりの話題が短い言葉で交わされる場面があります。その会話の中には、行き先を聞かれて返し、訂正が入るやり取りも収まっています。
主語を省いた聞き方、名詞だけで事情を伝える言い方、行き先の聞き方と返し方を、台詞の流れに沿って順に見ていきます。どの台詞も短く、文の形を省いた言い方が目立つ場面です。
「Trapping those tourists early?」主語を省いて尋ねる短い言い方
朝の挨拶で、「chief」と呼びかける一言から会話が始まります。
— Morning, chief. Trapping those tourists early?
(おはよう、チーフ。こんな早くから観光客を捕まえているのか?)
— Permit-only spot, clearly posted.
(許可証のある人専用の場所だ。はっきり掲示してある。)
The Mentalist Season4 Episode22 (So Long, and Thanks for All the Red Snapper)
Morning. は Good morning. を縮めた挨拶で、あとに続く chief は呼びかけです。Trapping those tourists early? には、主語も Are you もありません。-ing の形だけで「もう観光客を捕まえているのか」と尋ねる、口語らしい短い聞き方です。trap は「わなにかける」という意味の動詞で、ここでは取り締まりで捕まえることを指していると読めます。early は、朝早くからという意味合いを添えています。those は、目の前の話題になっている観光客を「その」と指す使い方です。
返しの Permit-only spot, clearly posted. も、動詞のない名詞句だけで成り立っています。permit は「許可証」、spot は「場所」で、permit-only は「許可証のある人だけの」という意味です。clearly posted は「はっきり掲示されている」と、掲示が出ていることを足しています。文を組み立てなくても、事情が伝わる形です。省かずに言えば It’s a permit-only spot, and it’s clearly posted. となる内容を、必要な語だけに絞っています。
「They can get it out of impound if they have $200.」条件を添える言い方
事情の説明は、取り戻す条件へと続きます。
— They can get it out of impound if they have $200.
(200ドルあれば、保管場所から出せる。)
— That’s the law.
(それが決まりだ。)
The Mentalist Season4 Episode22 (So Long, and Thanks for All the Red Snapper)
impound は、差し押さえた物を保管しておく場所を指す語で、動詞では「押収する」という意味でも使われます。get it out of ~ は「それを〜から出す」という言い方で、ここでは保管場所から取り戻すことを表します。許可証のある人だけの場所という流れから、車の取り締まりの話題と読めます。
if they have $200 は、取り戻すための条件を if で添える形です。can と組み合わせて、条件がそろえば取り戻せると述べています。主語の they は、直前の those tourists を受けています。$200 のように金額を数字で示すと、条件が具体的になります。最後の That’s the law. は、決まりだと言い切る短い一言です。law は「法律、決まり」を表し、the を付けると、その場に当てはまる決まりを指す形になります。事情、条件、言い切りの順に、短い言葉が重ねられています。
「Where you going?」行き先の聞き方と、訂正の入る返し
取り締まりの話題のあとにも、同じ会話は続きます。次は行き先を聞く場面です。
— Where you going?
(どこへ行く?)
— Research library.
(研究図書館。)
— That’s the bar.
(そこはバーだ。)
The Mentalist Season4 Episode22 (So Long, and Thanks for All the Red Snapper)
Where you going? は、Where are you going? から are を抜いた口語の聞き方です。会話の勢いのまま、短く尋ねる形になっています。
返しの Research library. は、行き先を名詞句だけで答えています。research は「調査、研究」を表す名詞で、library の前に置いて、調べものをするための図書館を表しています。これに That’s the bar. が続きます。That’s ~ は「それは〜だ」と、相手の言葉を受けて正す形で、図書館という答えに、そこはバーだという訂正が続きます。字義どおりに受け取ると、二つの答えは食い違っています。
行き先の聞き方も、返し方も、訂正も、ほとんど名詞句と短い文だけで組み立てられています。長い説明を挟まずに、聞く、答える、正すという三つの動きが数行で完結しています。Where you going? のような聞き方は、くだけた会話で耳にすることのある形です。
まとめ|省いて短く言い、短く返す英語
Trapping those tourists early? や Where you going? など主語や助動詞を省いた聞き方、Permit-only spot, clearly posted. のような名詞句だけの返し方を見てきました。if they have $200 の条件の添え方や That’s the bar. の訂正まで、短い言葉で進んでいます。
会話の流れに注目して観ると、短い言葉のやり取りがより身近に見えてきます。
同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面の英語も扱っています。


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