「If you need anything, just, um… shout.」と言われたら、何と返す?|『メンタリスト』S05E19で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「If you need anything, just, um... shout.」と言われたら、何と返す?|『メンタリスト』S05E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第19話には、警察署長が名乗り、手が空いていると申し出る場面があります。申し出、やんわり断る返事、最後の声かけと、短い言葉が順に続き、どれも日常の場面にも応用しやすい形をしています。

申し出られたときや声をかけられたときに何と返すかを軸に、申し出る形、理由を添えて断る形、砕けた声かけとその受け方の順に見ていきます。

目次

「I am available if CBI needs my help.」手が空いていると申し出る

警察署長のクックは、肩書きを添えて名乗ります。

Cook: Hello there. Emmett Cook, chief of police.
(やあ、どうも。署長のエメット・クックです。)
The Mentalist Season5 Episode19 (Red Letter Day)

Hello there. は軽い挨拶で、そのあとに名前、さらに chief of police と肩書きが続きます。名前のあとに肩書きを置く並びは、自己紹介で職務を伝えるときに使いやすい形になっています。

同じ会話の少しあとで、署長はCBI(カリフォルニア州捜査局)に向けて、次のように切り出します。

Cook: Well, I just wanted to stop by and let you know that I am available if CBI needs my help.
(ちょっと立ち寄って、お伝えしたくてね。CBIが手を借りたいなら、こちらは手が空いていますよ。)
The Mentalist Season5 Episode19 (Red Letter Day)

stop by は「ちょっと立ち寄る」、let you know that ~ は「〜とお知らせする」という言い方です。用件を重くせず、「伝えておきたかっただけ」という前置きとして働いています。Well, で始める切り出しも、話し言葉らしい入り方です。

中心は I am available です。available は多義語で、「利用できる」という意味もありますが、ここでは人について「手が空いていて対応できる」という使い方です。if CBI needs my help は条件を示す節で、未来のことを述べていても、if の中は needs と現在形で書きます。help を my help と言い切っているので、申し出の中身がはっきり伝わります。

「that’s kind of a conflict of interest」理由を添えてやんわり断る

この申し出に続いて、次のような返事が出てきます。

— Thank you, b-but that’s kind of a conflict of interest.
(ありがとうございます。ですが、それは少し利益相反になります。)
The Mentalist Season5 Episode19 (Red Letter Day)

断りの言葉が No ではなく Thank you から始まる点に注目できます。まず礼を述べ、but のあとに理由を置く順番です。申し出そのものは受け止めつつ、受けられない事情だけを伝える組み立てで、角を立てにくい断り方として使えます。

b-but は、言い出しがつかえた様子をそのまま表した書き方です。話し言葉では、言いにくいことを切り出す前に、こうして語頭が詰まることがあります。

kind of は「少し」「いくぶん」と言い方をやわらげる語です。断言を避けて、強い言い切りを和らげる働きがあります。conflict of interest は「利益相反」で、立場上、利害がぶつかってしまうことを指します。conflict は「衝突」、interest はここでは「利害」の意味です。理由にあたる部分が、この名詞のひとかたまりで述べられている点が特徴です。

同じ型は、ほかの場面にも当てはめられます。たとえば Thank you, but I’m all set. なら、「ありがとうございます、でも大丈夫です」という断りになります。礼、but、短い理由という三つの部品は、この場面の返事と同じです。

「just shout」と「We’ll holler.」砕けた声かけとその受け方

同じ会話の終わり近くでは、次のような声かけと、それを受ける言葉が出てきます。

— Well, if you need anything, just, um… shout.
(何かあったら、その、…声をかけてください。)
— We’ll holler.
(声をかけます。)
The Mentalist Season5 Episode19 (Red Letter Day)

if you need anything は「何か必要なことがあれば」という、範囲を限らない表現です。just がつくと「ただ〜してくれればいい」と気軽な響きが加わります。um… は言葉を探す間を埋める音で、そのあとに shout が続きます。

shout は「大声を出す」という意味の動詞です。ここでは、必要なときは声を上げて知らせてほしい、という意味合いで使われています。もう少し丁寧に言うなら Let me know. のような言い方もありますが、just shout は気取らない呼びかけに当たります。

これを受ける We’ll holler. の holler も「大声で呼ぶ」という意味で、shout と近い語です。くだけた響きがあり、口語で使われることの多い動詞とされます。声かけに使われた動詞を、同じ意味の別の語で受けているため、やり取りが軽く弾む形になっています。we’ll は we will の短縮形で、「そうする」とその場で応じる言い方です。

まとめ|申し出と、理由を添えた断り方

I am available if CBI needs my help. で手が空いていると申し出て、Thank you, but that’s kind of a conflict of interest. で理由を添えて断り、just shout と holler で軽い声かけを交わす。署長が顔を見せる短い場面に、申し出と断りの英語がそろっています。

次回も『メンタリスト』と一緒に、場面ごとの英語を見ていきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも、この回の別の場面の英語を扱っています。

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