「Bring it on」と挑発されたら、何と返す?勝負の前の軽口の英語|『BONES』S05E08で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「Bring it on」と挑発されたら、何と返す?勝負の前の軽口の英語|『BONES』S05E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード8には、ブースの祖父ハンクが、ドミノの勝負をめぐって孫のブースやスイーツと軽口をたたき合う場面が何度も出てきます。今回はそのやり取りを起点に、勝負の前に交わす挑発の言い方と、それを受け流す短い返しの英語を読み解きます。

ゲームやスポーツの前の軽口は、親しい間柄だからこそ成り立つ遊びです。決まり文句を知っておくと、英語での雑談がぐっと楽しくなります。

目次

「Bring it on」は「受けて立つ」の合図

ブースが取り調べで席を外す間、スイーツがハンクの相手をすることになります。ブレナンが、スイーツにドミノを教えてあげたらどうかと提案すると、二人の間で火花が散ります。

Sweets: I already know how. I don’t think he’d have a chance.
(やり方ならもう知ってますよ。彼に勝ち目はないと思いますけどね。)

Hank: You don’t know who you’re messing with, squirt.
(誰を相手にしてるか分かってないな、坊主。)

Sweets: Bring it on, old man.
(受けて立ちますよ、ご老人。)

Booth: Those are fighting words, Pops. Thanks Sweets.
(今のはけんかを売る言葉だぜ、じいちゃん。助かるよ、スイーツ。)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

I don’t think he’d have a chance.は「彼に勝ち目はないと思う」という意味で、本人を前にして言うと立派な挑発になります。それに対するハンクのYou don’t know who you’re messing withは、「誰を相手にしているか分かっていない」、つまり「甘く見るなよ」という切り返しです。

そこでスイーツが返すのがBring it onです。「かかってこい」「受けて立つ」という意味で、挑戦を真正面から受けるときの決まり文句と言えます。最後にブースが言うThose are fighting wordsは、「それはけんかを売る言葉だ」という意味で、相手の挑発をはやし立てるときによく使われます。

squirtは年下を「坊主」と呼ぶくだけた言い方で、old manとあわせて、お互いの年の差をネタにしたじゃれ合いになっています。どちらも親しい相手との冗談だから許される呼びかけで、知らない相手に使うと失礼に聞こえます。

挑発を軽くかわす「You wish」と「That’ll be the day」

挑発された側がいつも受けて立つとは限りません。軽く笑って受け流す返し方もあります。レストランで食事中、ブースが急な仕事で席を立つと、ハンクはこう声をかけます。

Hank: Go! We’ll play dominoes later. You’ll lose.
(行ってこい!ドミノはあとでやろう。お前の負けだがな。)

Booth: You wish.
(そうはいかないね。)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

You wish.は直訳すると「そう願っているんだろうね」で、「そう思いたいだけだろう」「そうはいかない」と相手の予想を軽くはねのける返しです。短いうえに角が立ちにくく、友人同士でよく使われます。

別の日、ブレナンの携帯電話にハンクから夕食の誘いの電話がかかってきます。ブースが、わざわざ夕食を作らなくていいと伝えるように言うと、ブレナンはそのまま電話口に伝えます。

Brennan: Booth says that you don’t have to make dinner. Okay. He says shut up and don’t be late.
(ブースが、夕食は作らなくていいって。ええ。黙って遅れずに来い、だそうよ。)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

shut up and don’t be lateは乱暴に聞こえますが、祖父から孫への「遠慮するな」という照れ隠しの誘いと読み取れます。さらにハンクが、食事のあとのブースを負かす方法をブレナンに教えると言っている、とブレナンが伝えると、ブースはこう返します。

Booth: Ha. That’ll be the day. I don’t think so.
(はっ。そんな日が来たら見ものだね。ありえないよ。)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

That’ll be the day.は「そんな日が来たら大したものだ」、つまり「そんなことは起こりっこない」という意味の返しです。

場面 劇中の言い方 意味
挑発する You’ll lose. お前の負けだ
甘く見るなと返す You don’t know who you’re messing with. 誰を相手にしているか分かっていない
受けて立つ Bring it on. かかってこい
軽くかわす You wish. / That’ll be the day. そうはいかない

まとめ|挑発には「受ける」か「かわす」か

勝負の前の挑発には、Bring it onのように真正面から受けて立つ返し方と、You wishやThat’ll be the dayのように軽くかわす返し方があります。どちらも親しい相手との冗談として使われる表現です。

祖父と孫、そしてスイーツが交わす遠慮のない軽口を観ていると、勝負そのものより、言い合いを楽しむ時間の温かさが伝わってきます。

この回の英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも扱っています。

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