海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン5エピソード21では、資料に向かったまま手を止めないブレナンに、ブースが食事を差し入れる場面があります。今回は、そのとき交わされる「何か食べないと」というひと言を起点に、休憩をすすめられたときの返し方と、疲れを伝える英語を紹介します。
仕事や勉強に夢中になっていると、声をかけられても生返事になりがちです。英語ではどんな言葉でかわし、どう受け止めるのかを見ていきます。
「You gotta eat something.」と「In a little while.」
ラボのブレナンの部屋。何時間も資料と向き合っているブレナンに、ブースが声をかけます。
Booth: Come on, Bones. You’ve been at it for hours. You gotta eat something.
(おい、ボーンズ。もう何時間もやってるだろ。何か食べないと。)Brennan: In a little while.
(もう少ししたらね。)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
be at itは「(作業に)取りかかっている」という意味で、You’ve been at it for hours.は「何時間もそれをやり続けている」と、相手の没頭ぶりを指摘する言い方です。You gotta ~は You’ve got to ~ のくだけた形で、「〜しなきゃだめだ」と強めにすすめるときに使われます。冒頭のCome onは「ほら」と相手の背中を押す呼びかけで、ここでは心配まじりの軽い促しとして響きます。
ブレナンのIn a little while.は「もう少ししたら」と、断りはしないものの今はまだ手を止めない、という返事です。ブースはそのあと、中華料理の容器をブレナンの前に置きます。
しばらく言葉を交わしたあと、ブレナンはこう言って作業に戻ろうとします。
Brennan: Could we please just work.
(お願い、とにかく仕事をしましょう。)Booth: Sure.
(いいとも。)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
このあとブレナンは容器に手を伸ばし、ブースはファイルを手に取ります。言葉では「仕事をしよう」と言いながら、差し入れはちゃんと受け取っているのが面白いところです。食べることを強く押しつけず、Sure. と応じてそばで一緒に作業するブースの気づかいが伝わってきます。
食事や休憩をすすめられたときの返し方を、ニュアンス別に整理しておきます。
| 返し方 | 英語 | ニュアンス |
|---|---|---|
| あとで食べる | In a little while. | もう少ししたらね |
| 区切りまで待ってもらう | Just let me finish this. | これだけ終わらせてから |
| 素直に受け取る | Thanks, I’m starving. | ありがとう、おなかぺこぺこ |
| 作業に戻りたい | Could we please just work? | お願い、仕事させて |
疲れを伝える「I’m just tired.」
終盤、大きな仕事が大詰めを迎えた夜、行きつけのバーでブースとブレナンがグラスを合わせます。浮かない顔のブレナンに、ブースが大丈夫かと声をかけると、ブレナンは短く答えます。
Brennan: I’m just tired.
(ちょっと疲れただけよ。)Booth: Yeah. Yeah. It’s been – it’s been a tough case.
(ああ、そうだな。大変な案件だったからな。)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
I’m just tired.の just は「ただ〜なだけ」と、それ以上の理由を言わずに気持ちを伝える役割を果たしています。心配をかけたくないときや、うまく言葉にできないときに使いやすいひと言です。
受け止める側のブースは、It’s been a tough case.と、疲れて当然だと相手の状態を肯定しています。現在完了形の It’s been ~ は「ずっと〜だった」と、ここまでの道のりを振り返るニュアンスを持ちます。仕事なら It’s been a long day.(長い一日だったね)、試験勉強なら It’s been a tough week. のように言い換えられます。
まとめ|すすめる側と返す側、どちらの英語も
You’ve been at it for hours. You gotta eat something. と没頭する相手に声をかけ、In a little while. や Could we please just work. でかわす。疲れたときは I’m just tired. と伝え、It’s been a tough ~. と受け止める。短いひと言の組み合わせで、相手を気づかう会話が成り立つことが分かります。
根を詰めるブレナンと、さりげなく支えるブースのやりとりを観ながら、日常で使える気づかいの英語を味わってみましょう。
この回の英語は、同じエピソードのほかのコラムでも違う角度から扱っています。


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