海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン4エピソード20では、スイーツの恋人デイジーが男性とウェディングドレスを選ぶ姿を見かけたブースが、このことは黙っておこうとブレナンに口止めします。ところがブレナンは、スイーツの前でつい話してしまいそうになります。今回は、ブースが口実を作って相棒を連れ出す場面を起点に、その場を切り上げる英語を読み解きます。
話をそらす一言や立ち去る口実は、日常会話でも出番の多い表現です。
口止めの英語
ブライダルショップでデイジーに気づいたブースは、慌ててブレナンを引き寄せます。
Booth: Turn around. Turn around. That’s Daisy Wick. Sweets’ girlfriend. Don’t look. No, she cannot see us.
(後ろを向け。後ろを向けって。あれはデイジー・ウィックだ。スイーツの彼女だよ。見るな。だめだ、こっちに気づかれちゃまずい。)BONES Season4 Episode20 (The Cinderella in the Cardboard)
Turn around.やDon’t look.のような短い命令文を重ねるところに、ブースの焦りが表れています。
状況を知ったブレナンは、スイーツに伝えるべきだと言い出します。
Brennan: Well, I like Sweets. We should tell him.
(私はスイーツが好きよ。彼に知らせるべきだわ。)Booth: No, no, no. No. No. It’s got to be our little secret. Shh.
(だめだめだめ。だめだ。これは俺たちだけの秘密だ。しーっ。)BONES Season4 Episode20 (The Cinderella in the Cardboard)
our little secretは「二人だけの秘密」という決まった言い方です。It’s got to be ~(=It has got to be ~)は「〜でなきゃだめだ」と強く求める口語の形です。
話をそらしてごまかす英語
FBIの休憩室で、その件をめぐって言い合っていたところに、当のスイーツが入ってきます。
Sweets: What’s none of your business?
(何が「口を出すことじゃない」んですか?)Booth: Hi!
(よう!)Sweets: Hey.
(どうも。)Booth: Hey! We were just discussing our latest case.
(おう!今ちょうど、新しい事件の話をしてたところなんだ。)BONES Season4 Episode20 (The Cinderella in the Cardboard)
We were just ~ingは「ちょうど〜していたところだ」と、何でもない様子を装うときに便利な形です。
それでもブレナンがデイジーの名前を出しかけると、ブースはすかさず話をすり替えます。
Brennan: Daisy.
(デイジー。)Sweets: What?
(え?)Booth: No, crazy. Daisy. You must really miss Daisy.
(いや、参ったな。デイジーだよ。デイジーに会えなくて、さぞ寂しいだろうな。)Sweets: Yeah, we manage.
(ええ、なんとかやってます。)BONES Season4 Episode20 (The Cinderella in the Cardboard)
You must ~は「さぞ〜だろう」という推量で、相手の話題に寄せて流れを変えています。we manageは「なんとかやっている」という控えめな返事です。
口実を作って立ち去る英語
話が事件のことに戻っても危うさは消えず、ブースは早々に切り上げにかかります。
Booth: So we gotta get going. Come on, Bones.
(それじゃ、そろそろ行かないと。行くぞ、ボーンズ。)Sweets: It is, but you interrupted Dr. Brennan.
(ええ、そうですけど、ブレナン博士の話を遮りましたよね。)Booth: We have somewhere we have to be. We’re late. See you later. Later.
(行かなきゃいけないところがあるんだ。遅れてる。じゃあな。またな。)BONES Season4 Episode20 (The Cinderella in the Cardboard)
その後、いつもの店でスイーツとデイジーに相席を求められた場面でも、同じ手が続きます。
Brennan: Then you wouldn’t mind if I spoke freely?
(それなら、率直に話しても構わないわね?)Daisy: Of course not.
(もちろんです。)Booth: All right! We were just leaving.
(よし!ちょうど帰るところだったんだ。)Brennan: No, we haven’t gotten our food yet.
(いいえ、まだ料理が来ていないわ。)Booth: We don’t need the food.
(料理はいい。)BONES Season4 Episode20 (The Cinderella in the Cardboard)
さらにブースは、届いてもいない連絡を口実にします。
Booth: Oh, look at that. Text flying in. We gotta go.
(おっと、見ろよ。メッセージが来た。行かないと。)Brennan: I don’t see a text.
(メッセージなんて見えないわ。)BONES Season4 Episode20 (The Cinderella in the Cardboard)
| 表現 | 意味・使いどころ |
|---|---|
| We gotta get going. | そろそろ行かないと(gottaはgot toの口語形) |
| We have somewhere we have to be. | 行かなきゃいけないところがある |
| We were just leaving. | ちょうど帰るところだった |
| Text flying in. | 連絡が入った(という口実) |
どの口実も、正直なブレナンにあっさり否定されてしまうのが笑いどころです。
まとめ|秘密を守って、さりげなく立ち去る英語
our little secretで口止めし、We were just ~ingで話をそらし、We gotta get going.やWe were just leaving.で席を立つ。ブースの奮闘からは、その場を切り上げるための英語がひと通りそろって見えてきます。
ブースの慌てぶりとブレナンのまっすぐさの対比を観ながら、『BONES』の会話の英語をこれからも味わっていきましょう。
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