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『フレンズ』シーズン5第3話の病院の待合室と廊下には、人の到着や約束の時を伝える会話が出てきます。「もう着いているはず」「間に合う」「終わったら」「明日連絡する」といった、時の言い方です。
似た場面で迷いやすい by now と on time の違いを中心に、三つの場面を順に見ていきます。さらに、作中にない例文もあわせて紹介します。待ち合わせや連絡の約束に、そのまま使える表現ばかりです。
「She should be here by now.」と「make it on time」の違い
病院の待合室で、電話を切ったフランクがレイチェルに話しかけます。話題は、まだ着いていないらしい人のことです。フランクは出発したのが5時間前だと伝え、もう着いているはずだと口にします。レイチェルはそれを受けて、間に合うと返します。
Frank: She said that she left five hours ago. She should be here by now.
(5時間前に出たって言ってた。もうここに着いてるはずなんだ。)
Friends Season5 Episode3(The One Hundredth)
続けて、レイチェルが見通しを言葉にします。
Rachel: She’s going to make it on time.
(間に合うわよ。)
Friends Season5 Episode3(The One Hundredth)
left five hours ago の ago は、「今から数えて〜前」を表します。基準は話している今なので、過去形の left とセットで使います。
should be ~ は「〜のはずだ」という見込みを表す言い方です。by now は「今の時点までには」という意味で、合わせると「もうここにいるはず」になります。この言い方には、予定ではもう着いている時間なのに、まだ見当たらないという含みが出ることがあります。フランクの言い方も、この含みに沿ったものです。
一方、レイチェルの make it on time は、「間に合う」「遅れずに着く」という意味です。make it は「たどり着く」「都合をつけて行く」、on time は「予定の時刻どおりに」を表します。be going to を使い、これからの見通しを言い切る形になっています。
並べると、by now は「今の時点」から見て着いているはずだと言う形、on time は「予定の時刻」に合うかどうかを言う形、という違いがあります。似た語に in time があり、こちらは「(あるものに)間に合って」という意味で、in time for ~ の形でよく使われます。on time が時刻どおり、in time がぎりぎりでも間に合う、と使い分けられることがあります。
作中にない例文もあげておきます。
- 例文: The package should be here by now.(荷物はもう届いているはずです。)
「when they get off」未来のことでも現在形で言う
次は、同じ待合室でのレイチェルの一言です。レイチェルが、約束のことを伝えます。
Rachel: Okay, you’re coming with me, I also told them that if we’re still here when they get off that we’ll go down to the cafeteria and get some Jell-O with them.
(いいから、あなたも私と行くの。それから、あの人たちの仕事が終わるときにまだ私たちがここにいたら、食堂に下りて一緒にゼリーを食べようって話もしてあるから。)
Friends Season5 Episode3(The One Hundredth)
長い文ですが、時の言い方に注目すると整理できます。if we’re still here when they get off は、「if」の中にさらに「when」が入った形です。still は「まだ」で、その時点でもここにいる場合を指します。get off は、ここでは仕事を終えて上がることを指し、get off work の work が省かれた形とみられます。
英語では、if や when で始まる節の中は、未来のことでも現在形で言います。get off も are も現在形で、「仕事が終わるとき」と言いながら、実際には先の話をしています。そのあとの主節で we’ll go down to ~ と、未来を表す will が使われます。時を表す節は現在形、結果を言う側は will、と分けて覚えると使いやすくなります。
if と when の違いは、次のように整理できます。when は起こることがほぼ決まっているとき、if は起こるかどうか分からないときに使われます。この文では、仕事が終わる時刻は来るので when、そのときまで自分たちがここにいるかは分からないので if、と使い分けられています。
go down to ~ は「〜まで下りて行く」「〜のほうへ行く」。get some ~ は「〜を少し食べる(取る)」の意味で使われています。
- 例文: I’ll call you when I get home.(家に着いたら電話します。)
- 例文: If we’re both free after work, let’s get some coffee.(二人とも仕事のあとに空いていたら、コーヒーを飲みましょう。)
「I’ll call you tomorrow.」別れ際に次の約束をする
最後は、病院の廊下の場面です。ダンがモニカに、次の連絡のことを伝えます。
Dan: So I’ll call you tomorrow.
(じゃあ、明日電話するよ。)
Friends Season5 Episode3(The One Hundredth)
短い一言ですが、別れ際の約束の形がそろっています。文頭の So は「じゃあ」「それなら」と、話をまとめて切り上げるときの言葉です。I’ll は I will の短縮形で、その場で決めたことや、相手への約束として言うときによく使われます。call you は、call のあとに人をそのまま置く形で、「to」などは入りません。
tomorrow にも注意が要ります。日本語の「明日に」につられて on tomorrow と言いたくなりますが、tomorrow は前置詞なしで使います。tonight や next week も同じです。
言い換えには、I’ll give you a call tomorrow. や I’ll text you tomorrow. があります。be going to を使って I’m going to call you tomorrow. と言うと、前から決めていた予定を伝える響きになりやすく、I’ll は、約束として言う響きが出やすい傾向があります。
返し方も、場面ごとに選べます。
- 例文: Great. Talk to you tomorrow.(いいね。じゃあ明日話そう。)
- 例文: Thanks. I’ll wait for your call.(ありがとう。電話を待っています。)
まとめ|時の言い方で、到着も約束も伝わる
ago、by now、on time、when ~ get off、tomorrow と、三つの場面には時を表す言い方がそろっていました。「もう着いているはず」と「間に合う」の違いと、「〜が終わったら」の現在形、前置詞のいらない tomorrow は、待ち合わせや連絡の約束でそのまま使えます。
次回も『フレンズ』と一緒に、場面で使える英語を見ていきましょう。
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