海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回取り上げるのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第15話の台詞をもとにした、ジョークを切り出し、聞き手が短く返すときの英語です。作中では、シェルドンが自作の科学ジョークをエイミーに披露しようとする場面で、切り出しと相づちの短いやり取りが交わされます。
冗談や小話は、話し手が切り出すところから始まり、聞き手が軽く乗ったり確かめたりして成り立ちます。ジョークそのものの中身ではなく、前置きの言い方と、聞き手の返し方に絞って見ていきましょう。
「would you like to hear it?」話を切り出す前に許可を取る
作中では、シェルドンがこのように話を切り出します。
Sheldon: I’ve invented a science joke, would you like to hear it?
(科学ジョークを一つ作ったんだ。聞きたいかい?)Amy: Sure.
(ええ、いいわよ。)TBBT Season8 Episode15 (The Comic Book Store Regeneration)
Would you like to hear ~? は、「〜を聞きたいですか?」と相手の意向を尋ねる丁寧な尋ね方です。いきなり話し始めずに、先に一言断ってから切り出すことで、相手が聞く心構えをする時間をつくれます。
くだけた場面なら Want to hear a joke? のように短くできます。「こんな話を知ってる?」と切り出すときは Have you heard the one about ~? も使えます。
invent は「考案する、新しく作り出す」で、make up より少し大がかりな響きがあります。ここでは自分で作ったことを胸を張って伝える言い方です。次は作中にない例文です。
例文:Do you want to hear a story from my trip?(旅行中の話、聞きたい?)
例文:I’ve got a quick idea. Would you like to hear it?(ちょっとした思いつきがあるんだ。聞いてみる?)
「Sure.」と「How many?」聞き手が短く返す
切り出しを受けたエイミーは、承諾したあとも短い返しで話をつないでいきます。
Amy: How many?
(いくつ?)TBBT Season8 Episode15 (The Comic Book Store Regeneration)
Sure. は、「ええ、いいですよ」と軽く承諾する一語です。Sure, go ahead. のように続けると「どうぞ、続けて」の意味がはっきりします。
もう一つの How many? は、疑問詞だけで返す短い相づちです。話し手の言葉の続きを促し、「聞いていますよ、先をどうぞ」という合図になっています。
このように、聞き手が What? や Why? など短い疑問詞で返すと、話の流れを止めずに先へ進められます。相づちが早いほど、話し手は続きを話しやすくなります。次は作中にない例文です。
例文:Guess what happened yesterday.(昨日、何があったと思う?)/What happened?(何があったの?)
例文:I finally bought a new bike.(やっと新しい自転車を買ったんだ。)/Which one?(どれにしたの?)
「Is that really true?」聞いた内容を確かめる
最後は、シェルドンの話を聞いたあとのエイミーの一言です。
Amy: Is that really true?
(それ、本当なの?)TBBT Season8 Episode15 (The Comic Book Store Regeneration)
Is that really true? は、聞いた内容を確かめるときの一言です。really を挟むことで、「本当に?」という念押しの気持ちが加わります。
近い表現に、短く驚きを込めた Really? や、Are you serious?、少し控えめな Is that so? があります。同じ「本当?」でも、疑う強さや驚きの度合いが少しずつ違います。まず Really? で軽く返し、確かめたいときに Is that really true? に切り替える、という使い分けもできます。
聞いた話を鵜呑みにせず、一度立ち止まって確かめるときに便利です。次は作中にない例文です。
例文:Is that really true? I thought the shop was open on Sundays.(それ、本当?あの店は日曜も開いてると思ってた。)
まとめ|切り出しと相づちで話が回り出す
今回は、話を切り出す would you like to hear it?、軽く返す Sure. と How many?、内容を確かめる Is that really true? の3つを見てきました。
話し手は先に許可を取り、聞き手は短く返して確かめる。この往復が、気軽な小話を気持ちよく進めるコツです。
このエピソードの英語表現は、他のコラムやフレーズ記事でも扱っています。


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