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『メンタリスト』シーズン6第8話では、お礼やおわびのあとに「No problem」や「No worries」と続く短いやり取りが、場面を変えて出てきます。どちらも「気にしないで」に近い意味ですが、言葉の中身は少し違います。礼を言われたときと、わびられたときの両方で使える言い方です。
この記事では、作中の三つの場面を手がかりに、二つの言い方を比べ、言い換えまで整理します。
「No problem.」礼とわびのあとに続く形
最初は、お礼の一言のあとに No problem. が続く場面です。
— Hello? Thanks.
(もしもし? ありがとう。)
— No problem.
(問題ないよ。)
The Mentalist Season6 Episode8 (Red John)
最初の行には Hello? と Thanks. の二つの文が並び、そのあとに No problem. が続きます。
別の場面では、おわびのあとにも No problem. が出てきます。
— Hello? Oh, sorry I had to hang up on you.
(もしもし? ああ、電話を切ってしまってすみません。)
— It’s been a busy day.
(忙しい一日だったんです。)
— Yeah, no problem.
(ああ、問題ないよ。)
The Mentalist Season6 Episode8 (Red John)
problem は「問題」「支障」です。No problem. は直訳すると「問題はない」で、「手間や支障にならなかった」という響きで返す形になります。お礼にも、おわびにも続けられる点が、作中の二つの例から読み取れます。
文頭の Yeah は、相手の言葉を受けたという軽い相づちです。ここでは、直前の It’s been a busy day. という一言のあとに Yeah が置かれている並びです。Yeah, no problem. と頭に Yeah を足すと、くだけた響きになります。単独の No problem. と比べると、会話の流れに乗った自然な返しに聞こえます。
problem は、ほかにも No problem at all.(まったく問題ない。)のように at all を足して強められます。例文ですが、手間が少しもかからなかったと念を押したいときの形です。
おわびに続く It’s been a busy day. は、「忙しい一日だった」という一言です。It’s been ~ は現在完了で、その一日がここまで続いてきたことを表します。
「No worries.」気にしなくていいと伝える形
次は、お礼のあとに No worries. が続く場面です。
— Thank you.
(ありがとう。)
— Let’s go.
(行こう。)
— Yeah, man, no worries.
(ああ、気にしないで。)
The Mentalist Season6 Episode8 (Red John)
三つの発言の間には Let’s go. が挟まっています。Thank you. の直後に返事が来たとは限らないため、「礼のあとに No worries. が続く」並びとして見ておきます。
worries は worry(心配)の複数形で、No worries. は直訳すると「心配はない」です。No problem. が「問題はない」なのに対し、こちらは「気に病まなくていい」という方向に寄った言い方です。気持ちの面に目を向けた言葉だと整理できます。
Don’t worry. や Don’t worry about it. と近い意味で、worries と複数形になっているため、細かな心配ごとも含めて取り除くような響きがあると受け取れます。
文頭の Yeah, man, は、くだけた調子の前置きです。man は親しい相手への呼びかけで、日本語にはふつう訳しません。
くだけ具合については、No worries. のほうが気軽に聞こえると言われることがあります。ただし、地域や場面、話し手によって受け取り方は変わるため、作中の使い方から言えるのは「どちらも礼やわびのあとに使える」という点までです。
二つの違いと、そのほかの返し方
三つの場面を並べると、No problem. と No worries. の働きの違いが見えてきます。意味は近く、どちらも礼やわびに応じる言い方で、相手の負担を軽くする働きがあります。違いは、「支障がなかった」と伝えるか、「気に病まなくていい」と伝えるかにあります。
| 言い方 | 直訳 | 響き |
|---|---|---|
| No problem. | 問題はない | 手間や支障にならなかったと伝える |
| No worries. | 心配はない | 気に病まなくていいと伝える |
使える場面は重なります。たとえば遅刻をわびられたとき、No problem. でも No worries. でも返せます(例文です)。
- Sorry I’m late.(遅れてごめんなさい。)→ No worries.
- Thanks for your help.(手伝ってくれてありがとう。)→ No problem.
あらたまった場面では、別の返しが向く場合があります。
| 言い方 | 響き |
|---|---|
| You’re welcome. | 礼に対する基本的な返し |
| Not at all. | 「とんでもない」と、やや丁寧に返す |
| It’s fine. / Don’t worry about it. | わびに対して「大丈夫」と返す |
上の表は、いずれも例文です。礼に対しては You’re welcome. が基本で、No problem. や No worries. はそれよりくだけた返しとして並べられます。丁寧さを上げたい場面では、Not at all. や It’s my pleasure.(どういたしまして。)を選ぶ手もあります。
まとめ|礼やわびに返す「気にしないで」
No problem. は「問題ない」、No worries. は「心配ない」と、言葉の中身が違います。作中では、お礼のあとにもおわびのあとにも、その場の短い返しとして出てきます。場面に合わせて、丁寧さの度合いで言い分けるのが使い方の目安です。
次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。
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