「sofa」と「couch」はどう違う?|『メンタリスト』S06E11で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「sofa」と「couch」はどう違う?|『メンタリスト』S06E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第11話では、職場で使うソファをめぐるやり取りが続き、sofa と couch という二つの語が入れ替わるように出てきます。

同じ家具を指すこの二つの語は、台詞の中でどう使われているのでしょうか。決まりを理由に断られる場面や、断られても引かない場面の言い回しとあわせて、英文の形や響きに注目しながら、場面の流れに沿って順に追っていきます。

目次

「sofa」と「couch」は台詞の中でどう使われているか

最初の場面では、机を用意したという発言に机は要らないという返しがあり、そこから横になって仕事をする話へと移ります。

— Got a desk ready for you. You can work right back here.
(机を用意してある。仕事はすぐこの後ろでできる。)
— Eh, I don’t need a desk.
(ああ、机はいらない。)
— Really? You work standing up?
(そうなのか? 立って仕事をするのか?)
— Lying down. I need a couch.
(横になってだ。ソファが必要なんだ。)
The Mentalist Season6 Episode11 (White Lines)

You work standing up? は、Do you を省いた形です。話し言葉では、平叙文の語順のまま語尾を上げて確かめる言い方があります。Lying down. は、I work lying down. を縮めた答えと読めます。続く I need a couch. では want ではなく need が選ばれていて、希望というより必要を述べる形になっています。

同じやり取りが進むと、ソファが置けない理由が話題になります。

— Wh-why can’t I have a couch?
(な、なぜソファは置けないんだ?)
— Only grade 3 employees and above can have sofas.
(ソファを置けるのは、等級3以上の職員だけだ。)
— Sofas, couches…
(ソファ、カウチ……。)
— Potatoes, po-tah-toes.
(ポテト、ポテイトウ、ってところだ。)
— Uh, what grade am I?
(ええと、俺は何等級だ?)
— You’re a consultant. You’re not in the grading system.
(君はコンサルタントだ。等級制度の外にいる。)
The Mentalist Season6 Episode11 (White Lines)

ここで目を引くのは、語の入れ替わりです。couch を使った問いに対して、答えには sofas が使われています。続く Sofas, couches… は二つの語を並べた発言で、Potatoes, po-tah-toes. は発音の違いを言葉遊びにした一言です。語の違いを細かく区別せず、同じ話として流す調子になっています。

台詞 使われている語
Lying down. I need a couch. couch
Wh-why can’t I have a couch? couch
Only grade 3 employees and above can have sofas. sofas
You can have a sofa. sofa
No couch, no me. couch

表にすると、couch と sofa が同じ家具を指して交互に出てくることが分かります。二つの語の細かな差は、台詞からは読み取れません。

決まりを理由に断られたときの言い方

等級の話のあとも、やり取りは続きます。ここからは、決まりを理由に断られた側の返しと、断る側の言い方が並びます。

— You can apply for an ergonomic chair if you have back issues, but you’ll have to get a doctor’s note.
(腰に問題があるなら、人間工学に基づく椅子を申請できる。ただし、診断書が必要になる。)
— No. I asked for a couch, and Abbott–your boss– said I could have a couch.
(いや。俺はソファを頼んだし、アボット──君の上司が、ソファを置いていいと言ったんだ。)
— You can have a sofa. You just can’t have it here.
(ソファは置いていい。ただ、ここには置けない。)
— No couch, no me.
(ソファがなければ、俺もなしだ。)
— Okay, you don’t understand the deal here. You don’t get to make the rules.
(いいか、ここでの取り決めが分かっていないようだな。ルールを決める立場にはないんだぞ。)
The Mentalist Season6 Episode11 (White Lines)

You can apply for ~ if you have …, but you’ll have to … は、代わりの手段を示しながら条件を添える組み立てです。but のあとに have to で手続きを置くことで、「できるが、手順がある」という流れになります。

You can have a sofa. You just can’t have it here. は、can と can’t を並べた二文です。許可と制限を同じ形で続け、just を添えて、残る制限はひとつだけだと示しています。先ほどの Only grade 3 employees and above can have sofas. も、Only ~ and above で条件を満たす人を絞る形でした。

No couch, no me. は、No A, no B の形で、Aがなければ B もない、と条件を突きつける言い回しです。短く言い切るため、押し返す調子が出ています。

最後の You don’t get to make the rules. は、get to ~ を否定した形で、「〜する立場にない」という趣旨です。you don’t understand the deal here という前置きと合わせて、相手に釘を刺す一言として働いています。

応じるときの一言と、希望を足す言い方

言い合いのあと、応じる側の発言が出てきます。

— I will get you a couch.
(ソファは用意する。)
— Hmm. Good.
(ふむ。よし。)
— I like the club style, but obviously bigger.
(クラブ型が好みだ。ただし、当然もっと大きいやつだ。)
— Worn leather, something I can really snuggle into, you know? Just like the one I had at the CBI.
(使い込んだ革だ。体をすっかり預けられるようなやつ、分かるだろう? CBIで持っていたのと同じような。)
The Mentalist Season6 Episode11 (White Lines)

I will get you a couch. は、get 人 物 の形で「人に物を用意する」を表します。will を使うと、その場で引き受ける響きになります。Hmm. Good. は短い相づちで、了承が簡潔に伝わります。

希望を足す I like the club style, but obviously bigger. は、but のあとが bigger だけで終わっています。it is を省いた短い形で、話し言葉らしい端折り方です。obviously は「言うまでもなく」という趣旨で、足す条件を当たり前のこととして置いています。

Worn leather, something I can really snuggle into は、文ではなく名詞句を並べた形です。something I can really snuggle into は、something (that) I can ~ の関係詞を省いた形で、snuggle into は「心地よく体をうずめる」という方向を表します。

最後の Just like the one I had at the CBI. の one は、先に出てきた couch を受けています。CBI(カリフォルニア州捜査局)での自分のソファを引き合いに出して、希望の例にする言い方です。

まとめ|同じ家具を指す二つの語と、決まりの前での言い方

sofa と couch は、台詞の中で同じ家具を指す語として入れ替わって出てきました。断られる場面では Only ~ and above や You don’t get to make the rules のような、決まりを前にした言い方が並びます。

応じる場面では I will get you a couch. のあとに、希望の足し方が続きます。次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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