「give away」とは?アメリカの結婚式で花嫁を送り出す役の文化と英語|『BONES』S08E22で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「give away」とは?アメリカの結婚式で花嫁を送り出す役の文化と英語|『BONES』S08E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード22では、ブースの母マリアンヌが結婚することになり、式での大切な役目をブースに頼む場面があります。そこで使われるのが give someone away という言い方です。

give away は「人にあげる」「手放す」と訳されることが多い表現ですが、結婚式の場面では特別な意味を持ちます。アメリカの結婚式の習わしと、式の当日に交わされる英語をあわせて見ていきます。

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「I want you to give me away」は式での役目を頼む言葉

子どものころの思い出が残る場所で、前の晩に話していた男性のことが持ち出され、結婚の知らせが告げられます。

— Do you remember the guy I was telling you about last night?
(昨日の夜に話した人のこと、覚えてる?)
— Reggie, the piano player.
(ピアノ弾きのレジー。)
— We’re getting married.
(結婚することになった。)

BONES Season8 Episode22 (The Party in the Pants)

きょうだいが増えることになると告げられ、相手の子どもたちの話が続いたあと、マリアンヌはこう頼みます。

Marianne: And I… I want you to give me away, Seeley.
(それで…私を送り出す役を、お願いしたいの、シーリー。)

BONES Season8 Episode22 (The Party in the Pants)

give someone away は、結婚式で花嫁に付き添い、相手のもとへ送り出す役目を指します。花嫁自身が頼むときは目的語が me になり、give me away となります。want you to 〜 は「(相手に)〜してほしい」と頼む形で、ここではブースをファーストネームの Seeley で呼んでいます。この頼みを、ブースはその場では受け止めきれずにいます。

アメリカの結婚式で花嫁を送り出す習わし

アメリカの結婚式では、伝統的に花嫁の父親が花嫁と腕を組んで式場の通路を進み、相手のもとへ送り出す形が広く知られています。式の進行役が「花嫁を送り出すのはどなたか」という趣旨の問いかけをし、付き添ってきた人が答える形式も、昔ながらの流れとされています。

この場面でよく使われる英語を整理すると、次のようになります。

英語 意味
give someone away 花嫁を相手のもとへ送り出す
walk someone down the aisle 花嫁に付き添って通路を歩く
the aisle 式場の中央の通路
the bride / the groom 花嫁 / 花婿

walk down the aisle だけで「結婚する」を表す言い回しとして使われることもあります。

近年は形がさまざまで、両親がそろって付き添う、花嫁がひとりで歩く、相手と一緒に歩く、といった例もあり、進行役の問いかけを省く式もあるとされています。付き添う人も父親に限らず、母親やきょうだい、祖父、子どもなど、花嫁が近しく感じる人に頼むことがあると紹介されています。考え方は家庭や宗派、地域によっても異なります。作中で花嫁となる母が息子にこの役を頼むのも、こうした広がりの中にある形と言えます。

式の当日に交わされる英語

物語の終盤のブースの場面では、届ける時間を念押しする声に続いて、何を頼んだのかをたずねるやり取りがあります。

— And you’ll make sure they’re delivered on time this afternoon?
(今日の午後、時間どおりに届けてもらえますよね?)
— Great, thanks.
(よかった、どうも。)
— What did you order?
(何を頼んだの?)
— Uh, I found out, uh, where they were getting married, and I sent some flowers.
(ああ、2人が式を挙げる場所を調べて、花を贈ったんだ。)

BONES Season8 Episode22 (The Party in the Pants)

send flowers は「花を贈る」で、お祝いの気持ちを花に託して式に届ける場面でよく使われます。make sure 〜 delivered on time は、配達を頼むときに「時間どおりに届くように」と念を押す言い方です。

式の場面では、母の姿を見つけたブースに、ブレナンが抱き合っている相手がレジーだろうと声をかけます。そして、到着を迎える声が聞こえます。

— You made it.
(来てくれたんだね。)

BONES Season8 Episode22 (The Party in the Pants)

make it は「(その場に)たどり着く・間に合う」で、You made it. は式やパーティーに来てくれた人を迎える定番のひと言です。このあと、息子を紹介する声に続いて、Nice to meet you と Very nice to meet you で初対面のあいさつが交わされます。

まとめ|「give away」は花嫁を送り出す大切な役目

今回は『BONES』シーズン8エピソード22から、結婚式で花嫁を送り出す give someone away と、付き添って通路を歩く walk someone down the aisle を中心に、アメリカの結婚式の習わしを読み解きました。式の当日の send flowers や You made it. も、お祝いの場でそのまま使える表現です。

次回も『BONES』と一緒に、場面に根ざした英語を見ていきましょう。

同じエピソードの他のコラムでは、used to と would の違いや、パスワードや暗証番号の英語を取り上げています。

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