「カードの言葉がそっけない」と言われたら、何と返す?気持ちを言葉にする英語|『モダンファミリー』S09E14で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「カードの言葉がそっけない」と言われたら、何と返す?気持ちを言葉にする英語|『モダンファミリー』S09E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン9第14話では、バレンタインにミッチェルとキャメロンがカードを交換します。キャメロンが受け取ったミッチェルのカードは、短い文面と署名だけのものでした。

書いた言葉が「そっけない」と受け取られたとき、英語ではどう言われ、どう返すのか。言葉の温度を表す形容詞から、気持ちをまっすぐ言葉にする言い方まで、夫婦のやりとりの順に見ていきます。

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「cold」は文面のそっけなさにも使える

キャメロンが開いたミッチェルのカードには、タンデム自転車(二人乗り自転車)があしらわれ、Happy V-Day. と Love, M. の2つの言葉が書かれていました。キャメロンがそれを読み上げると、その場にいたルークが口をはさみ、ミッチェルが言い返します。

Luke: And I thought my date was cold.
(俺の相手のほうが冷たいと思ってたのに。)

Mitchell: What? No.
(え? 違うよ。)

Mitchell: Cam knows what I mean.
(僕の言いたいことは、キャムには伝わってる。)

Modern Family Season9 Episode14 (Written in the Stars)

cold は気温だけでなく、人の態度や言葉の「冷たさ・そっけなさ」にも使われます。His reply was a little cold.(彼の返事はちょっとそっけなかった。)のように、メールやメッセージの文面について言うこともできます。似た意味の語には、curt(ぶっきらぼうな)や short(言葉が短くて素っ気ない)があり、Sorry if my message sounded short.(メッセージが素っ気なく聞こえていたらごめん。)のように、自分の文面をフォローするときにも使えます。

ミッチェルの Cam knows what I mean. は、「言葉にしなくても、相手には自分の気持ちが分かっている」という返し方です。You know what I mean.(言いたいこと、分かるでしょ。)の形を、相手の名前を主語にして第三者に向けて言っています。短い文面を書いた側が、言葉の足りない部分を相手の理解で補おうとする言い方と読み取れます。

「effusive」と比べる言い方で不満を伝える

ミッチェルの言い分に、ルークとキャメロンが続けて反応します。

Luke: Cam knows you are mean?
(「キャムは、あんたが意地悪だって知ってる」って?)

Cameron: You were more effusive about tonight’s menu than you were in my card.
(今夜のメニューのことのほうが、僕のカードよりよっぽど熱がこもってたよね。)

Modern Family Season9 Episode14 (Written in the Stars)

ルークの一言は、what I mean(僕の言いたいこと)を you are mean(あなたは意地悪)と聞き違えたふりをした言葉遊びです。mean には動詞の「意味する」と、形容詞の「意地悪な」の2つの使い方があり、音が同じことを利用しています。

キャメロンの effusive は「(感情や賞賛を)あふれるほど表に出す」という形容詞です。She was effusive in her thanks.(彼女はとても熱心にお礼を言った。)のように、ほめ言葉やお礼の言葉が多いときに使われます。ここでは more effusive about A than (you were) in B の形で、「B より A のほうに熱がこもっていた」と比べています。

この比べ方は、不満を直接ぶつけるよりも、具体的な比較で相手に気づかせる言い方です。You were more excited about the game than about my birthday.(私の誕生日より試合のほうで盛り上がってたよね。)のように、ほかの場面にも当てはめられます。キャメロンの場合、比べる相手が料理のメニューであることで、カードの言葉の少なさがはっきり伝わる形になっています。

「I knew I had met the person …」で気持ちを言葉にする

別の場面で、ミッチェルはアマンダを前に、キャメロンと出会ったときのことを話し始めます。

Mitchell: I-I remember when I first met Cam
(キャムと初めて会ったときのことを、覚えてるよ)

Cameron: I’m Cam.
(キャムです。)

Mitchell: This is Cam.
(こちらがキャム。)

Mitchell: I knew I had met the person I was gonna spend the rest of my life with.
(この人と残りの人生を一緒に過ごすんだって、分かったんだ。)

Modern Family Season9 Episode14 (Written in the Stars)

I remember when I first met ~ は「〜と初めて会ったときのことを覚えている」と、思い出を語り始めるときの切り出しです。続く I knew I had met the person I was gonna spend the rest of my life with. は、I knew ~(〜だと分かった)と過去完了の had met を組み合わせ、「出会った時点で、もう分かっていた」という気持ちを表しています。gonna は going to のくだけた形です。

このあとミッチェルの話を聞いていたキャメロンは、こう口にします。

Cameron: Oh, my God, Mitchell.
(ああ、ミッチェル。)

Cameron: That is the Valentine’s Day card I’ve always wanted.
(それこそ、僕がずっとほしかったバレンタインのカードだよ。)

Modern Family Season9 Episode14 (Written in the Stars)

That is the ~ I’ve always wanted. は「それこそ、ずっとほしかった〜だ」と、望んでいたものに出会えた気持ちを伝える形です。ここでは実際のカードではなく、ミッチェルが口にした言葉そのものを「カード」と呼んでいます。文面では短かった気持ちが、声に出した言葉で届いたことが分かります。

まとめ|言葉の温度を伝える英語

文面のそっけなさを表す cold、気持ちの伝わり方を言う Cam knows what I mean.、比べて不満を伝える more effusive about A than B、そして I knew I had met the person … のように気持ちをそのまま言葉にする言い方を見てきました。

『モダンファミリー』の夫婦のやりとりを観ながら、言葉の温度に注目すると、同じ短い一文でも受け取られ方が違うことが見えてきます。

同じ回のほかのコラムでは、星空と宇宙の英語や、手作りのカードの文化も取り上げています。

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