「darling」や「honey」とは?親しみをこめた呼びかけの文化と英語|『BONES』S10E10で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「darling」や「honey」とは?親しみをこめた呼びかけの文化と英語|『BONES』S10E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード10は、通算200話を記念した特別編です。おなじみの登場人物たちが1950年代のハリウッドを舞台に、本編とは別の役柄で登場します。この回では、名前の代わりに darling や honey と呼びかける場面が何度も出てきます。今回はそこから、英語の親しみの呼びかけの文化を読み解きます。

海外ドラマや映画では、家族でも恋人でもない相手に honey と呼びかける場面があり、戸惑うこともあります。どんな相手に使われる言葉なのかを知っておくと、場面の空気がつかみやすくなります。

目次

「darling」と呼ぶ、呼ばれたくないと返す

恐竜の骨格を研究する教授を訪ねる場面で、ブースは同行する相手を darling と呼びます。

Brennan: Professor Hodgins is a brilliant paleontologist.
(ホッジンス教授は、非常に優れた古生物学者なのです。)

Booth: This is no time to play with dinosaurs, darling.
(恐竜遊びをしてる場合じゃないぜ、ダーリン。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

すぐ後には、次のような言葉が出てきます。

— I’m not your darling. Professor Hodgins.
(あなたのダーリンではありません。ホッジンス教授。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

その後の場面にも、同じ呼び方をめぐる言葉が出てきます。

— I told you not to call me “darling.”
(ダーリンと呼ばないでと言ったはずです。)

— You’re used to getting your way, aren’t you?
(思いどおりにするのに慣れているようですね。)

— I wanted to drive, and that’s not working out.
(運転したかったのに、それもかなっていない。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

darling は、恋人や家族などのあいだで使われる親しみの呼びかけとされています。少し芝居がかった、古風な響きを持つこともあり、1950年代を舞台にした特別編の雰囲気によく合う言葉と言えます。呼ばれたくないときは、I’m not your ~. や Don’t call me ~. で、はっきり線を引けます。

「honey」「sugar」「doll」も呼びかけになる

作中には、darling 以外の呼びかけも出てきます。序盤には、処分を告げる言葉にも honey がまじります。

— I’m sorry, honey, but you’re suspended.
(悪いけど、ハニー、停職になる。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

クラブの場面には sugar、ブレナンの住まいでの会話には doll という呼びかけが出てきます。

— Oh, if you’re smart, sugar, you’ll stick with Seeley.
(賢いなら、シーリーから離れないほうがいい、シュガー。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

— Hmm. No one’s perfect, doll.
(まあね、完璧な人なんていないんだから。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

こうした語は、英語で terms of endearment(親しみをこめた呼びかけ)と呼ばれます。主なものの使われ方を整理すると、次のようになるとされています。

呼びかけ 主な相手 響き
darling 恋人・家族 少し古風
honey 家族・恋人・子ども 温かい
sugar 親しい相手 甘くくだけた
doll 親しい相手 古い映画のような響き
sweetheart 恋人・子ども やさしい

地域や場面で変わる受け止め方

アメリカ南部などでは、飲食店の店員が初対面の客に hon や sugar と声をかけることがあり、土地の親しみの表れとして受け止められることが多いとされています。一方、こうした呼びかけを見下されているように感じる人もいて、現代の職場では相手や場面を選ぶ言葉とされています。

物語の終わり近くでは、もう一度 darling という呼びかけが出てきます。

— You surprise me.
(意外です。)

— There’s a time for the law and a time for justice, darling.
(法に従うときもあれば、正義を通すときもある、ダーリン。)

— “Darling”?
(「ダーリン」?)

— Yes.
(そう。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

作中で何度も抗議の的になった呼び方が、ここでは聞き返しの言葉と短い Yes. が続くだけで終わります。同じ一語でも、場面によって受け止められ方が変わる様子が伝わってきます。

まとめ|呼びかけの一語に距離感が出る

今回は『BONES』シーズン10エピソード10から、darling、honey、sugar、doll などの親しみの呼びかけと、呼ばれたくないときの I’m not your ~. を読み解きました。呼びかけの一語には、話し手と相手の距離感がそのまま表れます。

1950年代の雰囲気をまとった特別編を観ながら、呼びかけの言葉にも耳を澄ませると、英語の会話の温度が感じ取れます。

同じエピソードからは、警察の肩書きの英語や、仕事中だと伝える言い方もコラムで紹介しています。

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