海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン10エピソード10は、通算200話を記念した特別編です。おなじみの登場人物たちが1950年代のハリウッドを舞台に、本編とは別の役柄を演じています。作中では、急な訪問や誘いの場面で「今は仕事中」という言葉がくり返し出てきます。今回はそのやり取りから、手が離せないことを伝える英語を読み解きます。
職場で声をかけられたときや、休憩中に話しかけられたとき、角を立てずに「今はちょっと」と伝えられると、やり取りがずっと楽になります。
「I’m working」で手が離せないと伝える
恐竜の骨格を研究する教授を突然訪ねる場面で、こんな言葉が出てきます。
— I’m sorry, but I’m working today.
(申し訳ないけれど、今日は仕事中なので。)— On my T-Rex and my Velociraptor.
(ティラノサウルスとヴェロキラプトルの研究です。)BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)
I’m sorry, but ~ の前置きを付けてから I’m working. と続けるだけで、「悪いけれど今は相手をできない」という断りになります。続く一言で何の作業かが示されるのも、断りを和らげる流れと言えます。
同じ場面では、取り次ぎを断る言い方も出てきます。
— The professor really can’t be disturbed while he is working.
(教授は作業中、邪魔をされては困るのです。)BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)
can’t be disturbed は「邪魔できない、手を離せない」という受け身の言い方です。本人ではなく周りの人が、He can’t be disturbed right now.(今は手が離せません)のように取り次ぎを断るときにも使えます。
「休憩中だから手短に」と先に区切る
別の場面では、話を聞く前に時間の制約を伝える言い方が出てきます。
— I’m on my lunch break, so this can’t take long.
(今は昼休みだから、手短にお願い。)BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)
I’m on my lunch break で今の状況を伝え、so this can’t take long で「だから長くはかけられない」と区切っています。理由と結論をひと続きに言うので、相手も事情を飲み込みやすい形です。似た場面で使える言い方を並べると、次のようになります。
| 表現 | 意味 | 響き |
|---|---|---|
| I’m in the middle of something. | 今ちょっと手が離せない | 柔らかい |
| Can it wait? | あとでもいい? | 中立 |
| I only have a few minutes. | 数分しかない | 中立 |
| I’m on a break. | 休憩中です | 中立 |
| Make it quick. | 手短に | ぶっきらぼう |
Make it quick. は命令の形なので、相手によってはきつく響くことがあるとされています。目上の人には Could we keep it short? のように頼む形にすると角が立ちにくくなります。
予定を理由に断る、押し返されたら
誘いを予定で断り、それでも押されるやり取りもあります。
— So, let’s head out over toward Fountain and Vine.
(じゃあ、ファウンテン通りとヴァイン通りのほうへ向かおう。)— I have to go home and wait for Angela.
(家に帰ってアンジェラを待たないといけないんです。)— She’s not coming over till after work.
(来るのは仕事が終わってからでしょう。)— Come on, do your partner a solid, will you?
(頼むから、相棒の頼みを聞いてほしい。)BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)
I have to ~ で予定を理由にすると、断りの筋が通ります。押し返しの do someone a solid は「頼みを聞く、ひと肌脱ぐ」という意味のくだけた言い方です。
その後の場面にも、短い断りが出てきます。
— I’m working.
(仕事中です。)— And if you don’t want anyone to know you’re a cop, you’re gonna pretend you’re having a good time, darling.
(警官だと知られたくないなら、楽しんでいるふりをしないと、ダーリン。)BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)
ここでは「仕事中」が、正体を隠すための事情とぶつかっています。短い I’m working. だけでは押し切れない場面もある、というのが伝わってきます。
まとめ|状況と理由をひと言で添える
今回は『BONES』シーズン10エピソード10から、I’m working.、can’t be disturbed、I’m on my lunch break, so this can’t take long.、I have to ~ などを読み解きました。状況と理由をひと言添えるだけで、断りや区切りがやわらかく伝わります。
忙しいときに声をかけられたら、この特別編のやり取りを思い出してみると、英語での返し方が自然と浮かんできます。
同じエピソードの英語は、警察の肩書きや、darling などの呼びかけの文化を扱ったコラムでもまとめています。


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