「officer」と「detective」はどう違う?警察の肩書きと呼びかけの英語|『BONES』S10E10で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「officer」と「detective」はどう違う?警察の肩書きと呼びかけの英語|『BONES』S10E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード10は、通算200話を記念した特別編です。おなじみの登場人物たちが1950年代のハリウッドを舞台に、本編とは別の役柄で登場します。この回のブレナンはロサンゼルスの警察官で、上司はその父という設定です。今回は、作中で何度も変わるブレナンへの呼びかけを手がかりに、警察の肩書きの英語を読み解きます。

海外ドラマの警察ものでは、Officer や Detective が名前の前によく付きます。違いが分かると、人物の立場が英語だけで見えてきます。

目次

「officer」と「detective」はどう違う?

冒頭、ブレナンは Miss Brennan と呼ばれています。その後、上司の部屋では呼び方ががらりと変わります。

Brennan: Dad, you have to let me explain.
(お父さん、説明させてください。)

Max: I’m not your dad now, Officer Brennan.
(今は父親じゃない、ブレナン巡査。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

父であるマックスは、娘の「お父さん」を受け流し、Officer と肩書きで呼び直します。仕事の場では家族の呼び方を使わない、という線引きが一言で伝わってきます。

officer は警察官を広く指す語で、制服で巡回する警官への呼びかけは Officer + 姓 が一般的とされています。名前が分からない相手には、Excuse me, officer. のように姓を省いて呼びかけることもできます。

一方の detective は、事件の捜査を担当する刑事を指します。ブレナンが目指しているのはこちらです。

Brennan: I could be a great detective, Dad.
(私なら優れた刑事になれます、お父さん。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

物語の終わり近くには、こんな呼びかけも出てきます。

— How ‘bout that picture, Detective Brennan?
(あの写真の件、そろそろどうです、ブレナン刑事?)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

Miss、Officer、Detective と、名前の前の一語が変わるだけで、相手をどんな立場で見ているかが伝わるのが面白いところです。

「Chief」と「Inspector」も名前の前に付く

上司の部屋の場面では、ブレナン自身も呼び方を言い直しています。

— You disobeyed my direct orders.
(私の命令にはっきり背いた。)

Brennan: I almost caught him, Dad. Chief.
(もう少しで捕まえられたんです、お父さん……いえ、チーフ。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

chief は組織の長を表す語で、警察では組織のトップを Chief と呼ぶことが多いとされています。思わず Dad と言ってから Chief に直す流れから、上司として接しなければならない場面だと分かります。

続いて、別の肩書きを持つ人物が紹介されます。

— This is Inspector Aldo Clemens from Interpol.
(こちらは、インターポールのアルド・クレメンス警部。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

inspector は、イギリスなどの警察で使われる階級名で、日本語では「警部」と訳されることが多い語です。アメリカの警察でどの肩書きを使うかは組織によって違うとされ、同じ語でも国によって重みが変わります。自己紹介では、I’m 名前 with 所属. の形で所属先を添えるのが手軽です。

表現 主な意味 呼びかけの例
officer 警察官全般 Officer Smith
detective 捜査を担当する刑事 Detective Smith
inspector 警部(主にイギリスなど) Inspector Smith
chief 組織の長 Chief

警官を指すくだけた言い方

作中には、警官をくだけて指す言葉も出てきます。恐竜の骨を研究する教授に捜査を手伝ってもらおうとする話の流れで、次のような言葉が出てきます。

— That is absurd! The professor is not a flatfoot.
(ばかげています!教授はお巡りではありません。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

flatfoot は警官を指す古いスラングで、巡回で歩き回るうちに足が平らになるから、という説が知られています。ただし語源ははっきりしないとされています。

— The fuzz is here. I figured you’d want to know.
(サツが来た。知らせておこうと思って。)

BONES Season10 Episode10 (The 200th in the 10th)

the fuzz も警察を指す俗語で、由来は分かっていないとされています。今の会話でいちばん耳にするのは cop で、作中でも cops の形で出てきます。flatfoot や the fuzz は古い映画のような響きがあり、時代を感じさせる言葉選びと言えます。

まとめ|呼びかけの肩書きで立場が見える

今回は『BONES』シーズン10エピソード10から、officer と detective の違い、Chief や Inspector の使い方、flatfoot・the fuzz・cop などのくだけた言い方を読み解きました。肩書きに注目すると、警察ものの人物関係がぐっと追いやすくなります。

次に海外ドラマの警察の場面を観るときは、名前の前に付く一語にも耳を傾けてみると、人物どうしの距離感がより立体的に見えてきます。

このエピソードの英語は、仕事中だと伝える言い方や、darling などの呼びかけの文化を扱ったコラムでも読み解いています。

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