「I don’t think that’s a good idea.」と言われたら、何と返す?|『メンタリスト』S06E19で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「I don't think that's a good idea.」と言われたら、何と返す?|『メンタリスト』S06E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第19話には、念押しに短く答える場面、賭けを持ちかける場面、提案に反対される場面が出てきます。

反対されたときに、自分の考えを引っ込めずに返す言い方は、どのように作られるのでしょうか。三つの場面を順に見ながら、タイトルの問いの答えに近づいていきます。どれも短い言葉ですが、形はそれぞれ異なります。この記事では、返し方の形に注目して整理します。

目次

「This better be important.」念押しに「Yes, it is.」と返す形

最初は、序盤の短いやりとりです。

— Jane, this better be important.
(ジェーン、これは大事な話なんでしょうね。)
Jane: Yes, it is.
(ああ、大事だ。)
The Mentalist Season6 Episode19 (Brown Eyed Girls)

最初の行は、ジェーンへの呼びかけで始まっています。this better be important は、this had better be important の had が省かれた形です。had better ~ は「〜したほうがいい」という意味ですが、ここでは「重要であってほしい」という念押しに近い働きで使われていると読めます。省略した形は、話し言葉で使われるくだけた形です。

これに対して、ジェーンは Yes, it is. と返しています。Yes で肯定し、it is で important を含む内容を受けています。it is を縮めず、言い切る形にしているため、短くても確かな返事の響きがあります。理由や説明は付いていません。

Yes. だけでも肯定は伝わりますが、it is を足すと、直前の this better be important の内容をそのまま受けて言い切る形になります。is を省いて Yes, it. とは言えないため、肯定の返事では助動詞や be 動詞を残すのが基本です。念押しの言葉に、肯定の一言だけで返した形と言えます。

「I’ll bet you a million dollars.」賭けの額で確信の強さを示す形

別の場面では、賭けを持ちかけるやりとりが出てきます。

— I will bet you anything you like that I am right.
(何でも好きなものを賭けてもいい。私が正しいほうに。)
— I’ll bet you a million dollars.
(百万ドル賭けてもいい。)
— Fine.
(わかった。)
The Mentalist Season6 Episode19 (Brown Eyed Girls)

bet 人 物 that ~ は、「人に物を賭けて、〜だと言う」という形です。最初の行では、anything you like が賭ける物にあたります。「好きなものなら何でも」という広い範囲を示しています。続く行の a million dollars は、賭ける物を具体的な額で示す形です。anything you like は、anything (that) you like の関係詞が省かれた形です。

I am right は、自分が正しいと言い切る形です。I will や I am を縮めていない点も、はっきり言い切る響きにつながっています。ただし、この賭けが本気のものかどうかは、台詞の範囲では分かりません。

最後の Fine. は、相手の言葉を受け入れて切り上げる短い返しです。受け入れる、あるいは譲るときに使われる一語で、理由を添えずに終わっています。

賭けの言い方は、自分の言い分を示す手段の一つです。この場面は賭ける物を示す形、次の場面は賛否を示す形という違いがあります。

「I do. What do you say?」反対に、同じ形で返す

もう一つは、中盤の話し合いの場面です。ある提案が出たあと、次の二行が続きます。

— I don’t think that’s a good idea.
(それはいい考えとは思えない。)
— I do. What do you say?
(私はいい考えだと思う。あなたはどう?)
The Mentalist Season6 Episode19 (Brown Eyed Girls)

I don’t think that’s a good idea. は、「いい考えではない」と言い切る代わりに、I don’t think ~ を前に出す形です。「〜と思わない」と、自分の考えとして述べるため、断定よりも反対の調子が和らぎます。

続く行は I do. で始まります。do は、直前の think that’s a good idea を受ける代動詞で、「私は思う」の意味になります。同じ do で受ける形です。理由を説明せず、賛否を二語で示せます。同じ形は、Do you think so? に I do. と答える場面などでも使われます。do のかわりに am や can を使う形も、同じ仕組みです。

同じ行には、What do you say? も並んでいます。「どう思う?」と意見を求める一言として使われる形です。say は、ここでは「言う」というより「意見を述べる」に近い意味で使われています。直訳の「何と言うか」ではなく、意見を聞く決まった形として押さえておくと整理しやすくなります。

タイトルの問いに戻ると、I don’t think that’s a good idea. と言われたときの返し方は、この場面の続く行から、I do. のように do で受ける形と、What do you say? と意見を求める形が読み取れます。反対の言葉を受けたあとの返し方の例として、押さえておけます。

まとめ|押し通す言い方を、形で身につける

Yes, it is.、I’ll bet you a million dollars.、I do. What do you say? は、どれも、自分の言い分をはっきり示す場面で使われています。肯定の一言、賭けの額、同じ形での返しと、形が違います。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

このエピソードの英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも扱っています。

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