「Do you want to go?」と「We can catch it」はどう違う?|『メンタリスト』S06E19で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Do you want to go?」と「We can catch it」はどう違う?|『メンタリスト』S06E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第19話には、誰かを誘う言葉や、車での送迎を申し出る言葉が出てきます。誘い方にも、形の違いがあります。

直接たずねる誘い方と、相手の都合を条件にして持ちかける誘い方では、同じ誘いでも響きが変わります。三つのやりとりを順番に見ながら、二つの形をそれぞれ比べていきます。どちらの形も、日常の会話でそのまま使える短い言葉です。

目次

「Do you want to go?」直接たずねる誘い方

序盤に、予定を切り出すやりとりがあります。

— So, listen, um, turns out my old band is playing a gig downtown tonight. Do you want to go?
(ねえ、実は昔のバンドが、今夜ダウンタウンでライブをやるんだ。行きたい?)
— Your old band? You were in a band?
(昔のバンド? バンドをやってたの?)
— I never told you I was in a band?
(言ってなかったっけ?)
The Mentalist Season6 Episode19 (Brown Eyed Girls)

最初の行は、前置きから始まっています。So, listen, um, は、話を切り出すときのつなぎの言葉です。turns out ~ は「〜だと分かった」という形で、事実を報告するときに使われます。gig は、演奏の予定を指す口語として使われる語です。old band の old は、ここでは「昔の」という意味です。downtown は、繁華街のある地域を表す語として使われます。

そのあとに続くのが Do you want to go? です。want to ~ で「〜したいか」と、相手の気持ちを直接たずねています。答えは「はい」か「いいえ」かで返せる、はっきりした形です。誘う内容も、前の文で tonight と具体的に示されています。

次の行の Your old band? You were in a band? は、聞かれた内容の一部を繰り返して、驚きや確認を示す返しです。語尾を上げて、相手の言葉をそのまま返しています。驚いたときや、聞き違いを避けたいときに、会話で使われます。

続く I never told you I was in a band? は、never told you ~ で「〜と言ったことがない」という意味です。平叙文の語順のまま語尾を上げて、確かめる質問にしています。

「You, uh, need me to give you a ride someplace?」送迎を申し出る形

終盤には、送迎を申し出るやりとりがあります。

— You, uh, need me to give you a ride someplace?
(その、どこかまで送ろうか?)
— Oh, no, that’s all right. I already got one.
(いえ、大丈夫です。もう手配してあるので。)
The Mentalist Season6 Episode19 (Brown Eyed Girls)

need me to ~ は、「私に〜してほしいか」と相手の必要をたずねる言い方です。Do you need me to ~? の Do が省かれた形で、語尾を上げて質問にしています。give 人 a ride は「人を車に乗せていく」という意味です。someplace は somewhere と同じく「どこか」を指す語ですが、くだけた響きがあります。uh は、言葉を選ぶためのつなぎです。

返事の Oh, no, that’s all right. は、申し出を断る形です。Oh, no, と否定から入り、that’s all right で「大丈夫です」と受け止めています。断る理由は、次の I already got one. で示されます。one は a ride の代わりで、already は「もう」の意味です。

直接たずねる誘いと違い、ここでは相手が必要としているかどうかを確かめる形が使われています。同じ「誘う・申し出る」でも、選ばせる形と、必要を確かめる形の違いが分かります。

「We can catch it if ~」相手の都合を条件にする誘い方

同じく終盤に、もう一つ誘いの言葉が出てきます。

— Guess what. That show we missed the other night —
(聞いて。先日行けなかったあのショー、)
— They’re playing another one in 45 minutes.
(45分後にもう一回やるんだって。)
— We can catch it if — if — you guys are done here, right?
(ここの用事が済んでいれば間に合うよ。終わってるよね?)
— Oh, we’re done.
(ああ、終わってるよ。)
The Mentalist Season6 Episode19 (Brown Eyed Girls)

Guess what. は、知らせを切り出すときの言い方で、「ねえ、聞いて」にあたる軽い前置きです。the other night は「先日の夜」を指します。another one は、another show の言い換えで、in 45 minutes は「45分後に」の意味です。

核になるのは We can catch it if ~ の部分です。catch は、ここでは「見に行ける、間に合う」という意味で使われています。if you guys are done here で、相手の都合を条件にしています。you guys は、複数の相手への呼びかけとして使われるくだけた形です。right? は、確認を求めて語尾に添えられます。

続く行の Oh, we’re done. は、条件に当てはまると伝える短い返しです。

二つの誘いを比べると、Do you want to go? は誘う内容を言い切ってから気持ちをたずねる形、We can catch it if ~ は条件を示して提案する形です。後者は、相手に行きたいかどうかを聞かず、都合さえ合えば行けるとだけ伝えています。どちらが丁寧かを決めるのではなく、相手に選ばせるのか、条件を示すのかで選ぶ形です。

まとめ|誘いの形は、聞き方で変わる

Do you want to go? は気持ちを直接たずねる誘い方、We can catch it if ~ は都合を条件にする誘い方です。送迎の申し出では need me to ~ の形も出てきました。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

誘いや申し出の言葉は、ほかのコラムやフレーズ記事でも、別の場面で取り上げています。

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