「人にどう思われるか気になる」と打ち明けられたら、何と返す?|『モダンファミリー』S09E12で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「人にどう思われるか気になる」と打ち明けられたら、何と返す?|『モダンファミリー』S09E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン9第12話では、思い切って髪を変えたマニーが部屋にこもります。探し物のためにやって来たクレアは、そこでマニーの話を聞くことになります。

自分では気に入っているのに、周りの目が気になって動けない。そんな相手にかける言葉は、日本語でも選ぶのが難しいものです。クレアの声のかけ方には、英語ならではの聞き方と励まし方がそろっています。

目次

「I’m guessing〜?」で相手の気持ちを言い当てる

マニーは最初、耳のイヤリングで変化をつけたものの誰にも気づかれず、そのあとで髪を大きく変えたことを明かします。クレアはマニーの気持ちを、こう言葉にします。

Claire: I’m guessing you like it, but you’re worried what other people will think?
(気に入ってはいるけど、人にどう思われるかが気になる、ってところ?)

Modern Family Season9 Episode12 (Dear Beloved Family)

I’m guessing ~ は「〜なんじゃない?」と、相手の気持ちを推測して確かめる言い方です。I think よりも「当てずっぽうかもしれないけど」という控えめな響きがあり、文末を上げて疑問の形にすると、決めつけずに相手の答えを待つ聞き方になります。

be worried what other people will think は「人にどう思われるかが気になる」という、ひとまとまりで使える形です。本来は worried about what ~ ですが、くだけた会話では about が落ちることもあります。I don’t care what other people think.(人にどう思われてもかまわない。)と組み合わせて覚えておくと、両方の立場を言い表せます。

続けてクレアは、隠れていても解決しないことを伝えます。

Claire: And you can’t hide in here until it grows out.
(それに、伸びるまでここに隠れてるわけにはいかないでしょ。)
Manny: I ran the numbers.
(計算してみました。)
Manny: Even with inside-out wearings, I’d be out of underwear in three weeks.
(下着を裏返して履いても、3週間で替えがなくなります。)

Modern Family Season9 Episode12 (Dear Beloved Family)

grow out は「髪が伸びて元に戻る」ことを表す句動詞です。run the numbers は「数字を当たってみる、計算してみる」で、ビジネスの場面で使われることもあります。部屋にこもり続ける日数を本気で見積もるマニーの返事が、場面に笑いを添えています。

「The point is」で、たとえ話の要点を伝える

クレアは説得を急がず、ある人の話を始めます。

Claire: Um, let me tell you about the happiest guy I know.
(ねえ、私が知ってるいちばん幸せな人の話をしてあげる。)
Claire: He stretched a tightrope across his front yard.
(その人は家の前庭に綱渡りのロープを張ったの。)
Claire: Didn’t worry about the neighbors.
(近所の目なんて気にしなかった。)
Claire: He pogo-sticked to work, and
(ホッピングで通勤して、それから)
Claire: The point is, he doesn’t care what anybody thinks, and if he did, he wouldn’t have had half the fun he’s had.
(要するにね、その人は人にどう思われようと気にしないの。もし気にしてたら、今まで楽しんできたことの半分も楽しめなかったはずよ。)

Modern Family Season9 Episode12 (Dear Beloved Family)

Let me tell you about ~ は「〜の話をさせて」と、例え話や体験談に入るときの決まった前置きです。具体例をいくつか挙げたあと、The point is, ~ で「要するに〜」と結論に引き戻しています。例が長くなりそうなときに話を途中で切り上げ、言いたいことだけを示す流れが分かります。

結論の部分には doesn’t care what anybody thinks(誰にどう思われようと気にしない)が使われ、冒頭のクレアの問いかけにある worried what other people will think と対になっています。さらに if he did, he wouldn’t have had half the fun は、現実とは逆の場合を想像する仮定法の形です。not half the ~ は「〜の半分も…ない」と、差の大きさを強調する言い回しと言えます。

例に出てくる人物の名前は語られませんが、人目を気にしない生き方がどれだけ楽しいかを、具体的な行動の積み重ねで示しているのが伝わってきます。

「How do you feel about〜?」で本音を聞き直す

話を終えたクレアは、最初の質問をもう一度投げかけます。

Claire: Let me ask you again.
(もう一度聞くわね。)
Claire: How do you feel about the hair?
(その髪、自分ではどう思ってるの?)
Manny: Kinda like it.
(わりと気に入ってます。)
Claire: Yeah.
(そうよね。)
Claire: How do you feel about the fact that Jay’s gonna hate it?
(ジェイがそれを絶対嫌がるってことについては、どう思う?)
Manny: I love that.
(それが最高なんです。)

Modern Family Season9 Episode12 (Dear Beloved Family)

Let me ask you again. は、相手の考えが変わったかを確かめるために、同じ質問を出し直す合図です。How do you feel about ~? は「〜についてどう感じる?」と、事実ではなく気持ちを尋ねる形で、意見を聞く What do you think about ~? よりも本人の感情に向いた聞き方です。How do you feel about the new schedule?(新しいスケジュール、どう感じてる?)のように、相手の受け止め方を尋ねたい場面で幅広く使えます。

マニーの Kinda like it. は I kind of like it. の主語を省いたくだけた返事で、「まあ、気に入ってる」という控えめな肯定になります。一度目には周りの目を気にしていたマニーが、二度目の問いには自分の気持ちで答えている点が見どころです。

クレアは同じ How do you feel about の形で、ジェイの反応という別の角度から質問を重ねます。それに対するマニーの返事は、ジェイが嫌がること自体をおもしろがる切り返しになっています。

まとめ|人目を気にする相手に返す英語

I’m guessing ~? で気持ちを言い当て、Let me tell you about ~ と The point is で例え話の要点を伝え、How do you feel about ~? で本音を聞き直す流れを見てきました。押しつけずに相手の答えを引き出す聞き方が分かります。

『モダンファミリー』の家族の会話を観ながら、問いかけの形に注目すると、励ましの英語も身近になっていきます。

同じ回のほかのコラムでは、家族の誘いを断る英語や、思い出の品にまつわる話の英語も扱っています。

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