「regulation」と「protocol」はどう違う?決まりや手順を表す英語|『BONES』S09E23で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「regulation」と「protocol」はどう違う?決まりや手順を表す英語|『BONES』S09E23で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード23では、大事な準備で勉強に追われるブースに代わって、スイーツが捜査を率います。スイーツが率いる捜査の現場では、regulation や protocol という言葉が何度も飛び交います。

どちらも日本語にすると「規則」「決まり」になりがちですが、指しているものは少し違います。今回は2つの語の使い分けに加えて、by the book や red tape のような関連表現もあわせて読み解きます。

目次

「It’s regulation.」公式に定められた規則を表す regulation

事件現場に、靴カバーを付けたスイーツが姿を見せる場面があります。「おはよう」のあいさつと靴カバーをめぐるやり取りのなかで、こんな言葉が出てきます。

— Good morning to you, Dr. Sweets.
(おはようございます、スイーツ先生。)

— Booties?
(靴カバー?)

— Yeah, well, it’s regulation.
(まあね、規則だから。)

— I gotta do everything by the book.
(何でも規則どおりにやらないと。)

— I can’t let Booth down.
(ブースをがっかりさせられない。)

BONES Season9 Episode23 (The Drama in the Queen)

regulation は、組織や役所が公式に定めた規則・規定を指す語とされています。It’s regulation. は「規則でそう決まっている」という言い方で、個人の好みではなく、上から決められたことだと伝える響きがあります。複数形の regulations で「諸規定」を表すことも多く、safety regulations(安全規定)のように使われます。

by the book は「規則の本のとおりに」、つまり「規則どおりに」「きっちり手順を守って」という意味です。do everything by the book で「何でも規則どおりにやる」となり、少し融通がきかないほど真面目な様子を表すこともあります。

その後、研究所でも同じ語が出てきます。書類を渡す場面で、規則を持ち出して念を押すやり取りがあります。

— Thank you. There you go.
(ありがとう。はい、どうぞ。)

— There’s your paperwork. Chain of custody is complete.
(書類です。引き渡しの記録もそろいました。)

— I believe regulations state that’s all you need.
(規則では、それで十分なはずです。)

— Um, maybe I should…
(えっと、たぶん僕は…。)

— Regulations, Dr. Sweets.
(規則ですよ、スイーツ先生。)

BONES Season9 Episode23 (The Drama in the Queen)

regulations state ~ は「規則では〜と定められている」という形です。最後の Regulations, Dr. Sweets. は、名詞1語に相手の名前を添えただけの短い念押しです。「規則ですから」と、言い返しにくい形で話を締めくくっているのが面白いところです。

「following protocol」決められた手順を表す protocol

研究所まで付き添ってきたスイーツに、そこまでしなくてもよかったのに、という言葉がかけられる場面では、こんな返事があります。

— Well, no, Booth would know if I wasn’t following protocol.
(いや、手順を守っていなかったら、ブースに分かっちゃうから。)

BONES Season9 Episode23 (The Drama in the Queen)

protocol は、ある場面で決められた手順・作法を指す語とされています。法律のような規則というより、「こういうときはこの順番でこうする」という段取りの決まりです。follow protocol で「手順に従う」、It’s protocol. で「そういう手順なので」となります。

報告書を受け取った側が、引き渡しだけの報告なのかと確かめる場面でも、この語が出てきます。

— Yeah, it’s protocol. You’re not gonna read it?
(ええ、手順なので。読まないんですか?)

BONES Season9 Episode23 (The Drama in the Queen)

似た語との違いは、次のように整理できます。

表現 意味 例
rule 一般的な決まり house rules(家の決まり)
regulation 公式に定められた規則 safety regulations(安全規定)
protocol 決められた手順・作法 follow protocol(手順に従う)
policy 組織の方針 company policy(会社の方針)

「red tape」手続きの多さをこぼす英語

研究所では、次からは先に許可を取るように言われたあと、こんなひと言がこぼれます。

— Lot of red tape around here.
(ここは手続きばかりだ。)

BONES Season9 Episode23 (The Drama in the Queen)

red tape は、許可や書類が多くて物事がなかなか進まない「お役所的な手続き」を指す表現で、昔の公文書を赤いひもで束ねていたことが由来とされています。規則や手順そのものではなく、それにうんざりしている気持ちを込めて使うことが多い語です。

まとめ|規則か、手順か、手続きの多さか

今回は『BONES』シーズン9エピソード23から、公式な規則を表す regulation、決められた手順を表す protocol、規則どおりにを表す by the book、手続きの多さをこぼす red tape を読み解きました。どれも「決まり」に関わる語ですが、何を指しているかで選び分けられることが分かります。

次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードの別のコラムでは、任せた相手への信頼の伝え方や、speed dating の文化も読み解いています。

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