「stubborn」と「set in your ways」はどう違う?「頑固」を言い分ける英語|『BONES』S09E20で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「stubborn」と「set in your ways」はどう違う?「頑固」を言い分ける英語|『BONES』S09E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード20では、「頑固」をめぐる言い合いが冒頭から何度も顔を出します。今回は、その中に出てくる set in your ways と stubborn、そして終盤の determined の3語を取り上げ、同じ「頑固」でもどこが違うのかを読み解きます。

日本語ではひとことで「頑固」と言える性格も、英語では何を指して言うかによって言葉が変わります。言われたときの打ち消し方や言い直し方まで見ていくと、会話の温度も調整しやすくなります。

目次

「set in your ways」は、やり方を変えない頑固さ

冒頭、年に一度のテストに向けて準備は要らない、勘があるから大丈夫だという相手に、こんな言葉がかけられます。

— You’re very set in your ways.
(本当に自分のやり方を変えないよね。)

— I’m not set in my ways.
(やり方にこだわってなんかいない。)

— I never have been, I never will be.
(これまでもそうじゃなかったし、これからもそうはならない。)

BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)

set in one’s ways は、長い間続けてきた習慣や考え方が固まっていて、新しいやり方を受け入れにくい状態を表す言い回しです。set には「固まる」という意味があり、セメントが固まって形を変えられなくなるイメージで覚えると分かりやすくなります。年配の人の習慣について使われることが多いとされ、その場の態度というより、長年の性格や暮らし方を指すのが特徴です。

言われた側は I’m not set in my ways. と同じ表現をそのまま使って打ち消し、I never have been, I never will be. と過去から未来まで否定を重ねています。この強い打ち消しが、かえって「変えない」性格を印象づけているのが面白いところです。

「stubborn」は、その場で意地を張る頑固さ

このあと、現場へ向かう車の運転をめぐって、今度は stubborn が出てきます。運転はいつも自分だという相手に、こんな一言が返されます。

— All I’m saying is that you could benefit by not being so stubborn.
(言いたいのは、そんなに意地を張らないほうが身のためだってことだけ。)

— I let you drive.
(運転させてやったじゃないか。)

— How is that being stubborn?
(それのどこが頑固なんだ?)

BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)

stubborn は、人に言われても考えや態度を曲げない様子を表す、ごく一般的な形容詞です。set in one’s ways が長年の習慣の固さを言うのに対し、stubborn は目の前の話し合いで譲らない態度に向けて使われやすい語です。be being stubborn の形にすると「今、意地を張っている」というその場の振る舞いを指せます。

言い合いはさらに続き、運転中ずっと道が違うと言い続けていた、という指摘にまで発展します。その流れの最後に、こんな一言が返されます。

— Now, that is you being stubborn.
(ほら、そういうところが頑固なの。)

BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)

that is you being ~ は「それこそ〜している姿だ」と、相手の今の言動を指さして示す言い方です。That’s you being stubborn again. のように again を足すと、「また始まった」というあきれた響きが加わります。

「determined」で前向きに言い直す

終盤、頑固だと言ってしまったことを謝られた側は、こう返しています。

— That’s okay, it’s just sometimes I can just be, you know what, determined, that’s all.
(いいんだ。ただ、ときどき、何て言うか、意志が固くなるだけさ。)

BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)

determined は「決意が固い」「やり抜こうとする」という前向きな語です。中身はほとんど同じ態度でも、stubborn と言われたものを determined と言い直すことで、短所を長所に言い換えています。it’s just ~, that’s all は「ただ〜なだけ、それだけ」と、大したことではないと軽く受け流す形です。

表現 響き 主に指すもの
set in one’s ways やや否定的 長年の習慣・考え方
stubborn 否定的 その場で譲らない態度
determined 肯定的 目標に向かう意志の強さ
strong-willed 中立〜肯定的 意志の強い性格

人柄をほめるときは She’s very determined.(すごく意志が強い)、軽くたしなめるときは Don’t be so stubborn.(そんなに意地を張らないで)のように使い分けられます。

まとめ|同じ「頑固」でも言葉で印象が変わる

今回は『BONES』シーズン9エピソード20から、長年のやり方の固さを表す set in your ways、その場で譲らない態度を表す stubborn、前向きに言い直す determined を読み解きました。どの語を選ぶかで、相手への評価の温度まで変わることが分かります。

次回も『BONES』と一緒に、言葉の選び方を楽しんでいきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の会話がより立体的に見えてきます。

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