海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン9エピソード12には、研究所で服装の乱れが話題になるやり取りが出てきます。今回は、しわが寄った様子を表す wrinkled と、全体がだらしなく乱れた様子を表す disheveled の違いを中心に、身なりについて声をかける英語と、指摘されたときの返し方を読み解きます。
服装について何か言うときは、どこがどう乱れているのかを言い分けられると、伝え方がやわらかくなります。似た2語の範囲の違いを押さえておくと、場面に合った言葉を選びやすくなります。
2つの語が並ぶ「wrinkled and disheveled」
この回の中盤、研究所でカムとエジソンが名前を呼び合う場面があります。
Cam: Dr. Edison?
(エジソン先生?)Edison: Oh, shoot! Dr. Saroyan.
(うわっ、しまった!サローヤン先生。)— The security guard just told me that you slept here last night.
(警備員から、昨夜ここに泊まったと聞きました。)BONES Season9 Episode12 (The Ghost in the Killer)
仕事で遅くなっただけだという説明が返されたあとも話は続き、身なりについてこう指摘されます。
— You’ve been wrinkled and disheveled for two days.
(2日続けて、しわだらけで身なりも乱れています。)— You’re never wrinkled and disheveled.
(いつもは、しわだらけでも乱れてもいないのに。)BONES Season9 Episode12 (The Ghost in the Killer)
wrinkled は、布や紙、肌などの表面にしわが寄った状態を表す語です。人を主語にして You’re wrinkled. と言うと、着ている服がしわくちゃだという意味になります。一方の disheveled は、髪や服を含めた見た目全体が、整えられずに乱れている様子を表すとされています。
つまり wrinkled は「服のしわ」という部分の状態、disheveled は「全体の印象」です。2語を並べることで、しわだけでなく見た目全体がいつもと違う、と伝えているのが分かります。後半の You’re never ~ は「普段は決して〜ではない」という言い方で、いつもとの違いを強調しています。
「wrinkled shirt」と、身なりを表すほかの言葉
このやり取りの最後は、こんな指示で締めくくられます。
— Now put on that wrinkled shirt and get to work.
(さあ、そのしわだらけのシャツを着て、仕事に戻ってください。)BONES Season9 Episode12 (The Ghost in the Killer)
ここでは wrinkled が shirt を直接修飾しています。物の状態には wrinkled、人の見た目全体には disheveled を使う、と考えると整理しやすくなります。身なりにまつわる言葉には、ほかにもこんなものがあります。
| 表現 | 意味 | 主に指すもの |
|---|---|---|
| wrinkled | しわが寄った | 服・紙・肌 |
| creased | 折り目やしわがついた | 服・紙 |
| rumpled | くしゃくしゃになった | 服・シーツ・髪 |
| disheveled | だらしなく乱れた | 髪・服・見た目全体 |
| messy | 散らかった・ぼさぼさの | 髪・部屋 |
| unkempt | 手入れされていない | 髪・ひげ・庭 |
たとえば My shirt is all wrinkled. I need to iron it.(シャツがしわだらけだから、アイロンをかけないと)のように、wrinkled は日常会話でもよく使われます。disheveled はやや改まった響きがあるとされ、くだけた会話では You look a little messy today. のように言うこともあります。
身なりを指摘されたときの返し方
実はこの回の前半にも、服装が話題になる場面があります。研究所に遅れてやってきた人物が、こう声をかけられます。
— Whoa, did you sleep in those clothes?
(うわ、その服のまま寝たの?)— What? No.
(え?違うよ。)— Uh, apologies, uh, for being late.
(あの、遅れてすみません。)BONES Season9 Episode12 (The Ghost in the Killer)
sleep in one’s clothes は「服を着たまま寝る」という意味で、服装を軽くからかう一言です。返ってくるのは What? No. という短い否定で、続いて遅れたことへのおわびが入ります。apologies は I apologize. を短くした言い方で、Sorry. より少しかしこまった響きがあります。
指摘されたときは、否定するか認めるかをまず短く伝え、必要なら I was working late.(遅くまで仕事をしていただけです)のように事情をひと言添えると、話がこじれにくくなります。I know, I didn’t have time to change.(分かってる、着替える時間がなくて)と認めてしまうのもひとつの返し方です。
まとめ|しわと乱れを言い分ける英語
今回は『BONES』シーズン9エピソード12から、服のしわを表す wrinkled、見た目全体の乱れを表す disheveled、軽くからかう sleep in those clothes、短いおわびの apologies などを読み解きました。
部分と全体を言い分けるだけで、身なりへのひと言がぐっと伝わりやすくなることが見えてきます。
同じエピソードからは、気まずい話し合いに居合わせたときのひと言や、待たせた相手に謝る英語もコラムで取り上げています。


コメント