「fix」と「get it fixed」はどう違う?自分で直す・直してもらうを言い分ける英語|『BONES』S10E14で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「fix」と「get it fixed」はどう違う?自分で直す・直してもらうを言い分ける英語|『BONES』S10E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード14では、ウェンデルの恋人が大切にしている古い時計をめぐる小さな物語が進みます。時計を店に預けるのか、それとも自分たちの手で直すのか。そのやり取りの中に、英語の「直す」と「直してもらう」の違いがはっきり表れています。

日本語ではどちらも「時計を直した」と言えてしまいますが、英語では自分の手で直したのか、人に頼んだのかで形が変わります。今回は fix と get it fixed を中心に、修理や手入れを頼むときの英語を読み解きます。

目次

「get it cleaned」人にしてもらうことを表す形

物語の始まりは、ある朝の出がけの会話です。時計の時刻が合っていないという話から、次の言葉が出てきます。

— I know. I was gonna take it in to get it cleaned.
(そうなんだ。店に持っていって、手入れを頼むつもりだった)

— I thought that might help. But I love that thing.
(それで良くなるかと思って。でも、あの時計がすごく好きで)

BONES Season10 Episode14 (The Putter in the Rough)

ここで注目したいのが get it cleaned です。get + 物 + 過去分詞 の形は「(人に頼んで)物を〜してもらう」という意味になります。自分で掃除するなら clean it ですが、get it cleaned と言えば、作業するのは自分以外の誰か、つまりお店の人だと分かります。

前半の take it in は「(修理や手入れのために)店に持ち込む」という言い方です。時計や靴、車などを「預けに行く」ときによく使われるとされています。

続いて、次のような申し出の言葉が出てきます。

— Yeah, uh, sure… you know, I’ll tell you what– I know a great clock… maker.
(うん、もちろん…そうだ、いい考えがある。腕のいい時計の…職人を知ってるんだ)

— I can bring it in, get it cleaned for you.
(持っていって、手入れしてもらってくるよ)

BONES Season10 Episode14 (The Putter in the Rough)

こちらは take ではなく bring it in です。どちらも「店に持ち込む」ですが、take は「ここから向こうへ持っていく」、bring は「相手のいる場所へ持っていく」という視点の違いがあると言われています。店の人の側に立った言い方が bring it in、と覚えると整理しやすいところです。

「fix」と「get it fixed」はどう違う?

その後、研究所の場面では、時計について次の言葉が出てきます。

— I want to get it fixed for her.
(彼女のために、修理に出して直してもらいたくて)

BONES Season10 Episode14 (The Putter in the Rough)

get it fixed も先ほどと同じ形で、「誰かに直してもらう」という意味です。ただ、このすぐあとに、店に頼むと高くつくという事情が語られます。

— The jewelers, they won’t even open it for less than 500 bucks. You know I can’t afford that.
(宝飾店じゃ、500ドル出さないと開けて見てもくれない。そんな余裕がないのは知っているよね)

BONES Season10 Episode14 (The Putter in the Rough)

bucks は dollars のくだけた言い方です。店に頼むのが難しいとなれば、残るのは自分たちの手で直す道です。ここから話が「直してもらう」から「自分で直す」へ移っていくのが、この筋の面白いところです。

終盤には、ウェンデル(姓はブレイ)に向けて、こんな言葉がかけられます。

— Mr. Bray, I understand that fixing your new girlfriend’s clock
(ミスター・ブレイ、新しい恋人の時計を自分で直すことは)

— may be a great way to impress her, but here, your job is to impress me.
(相手の心をつかむ良い方法かもしれません。ただ、この職場であなたがすべきなのは、こちらを感心させることです)

BONES Season10 Episode14 (The Putter in the Rough)

ここでは get がつかない fixing です。fix は「自分の手で直す」ことをそのまま表すため、ウェンデル本人が修理に取り組んでいることが読み取れます。

言い方 意味 作業する人
fix it 自分で直す 自分
get it fixed 直してもらう 店や業者など他の人
have it fixed 直してもらう(少し改まった響き) 店や業者など他の人
take it in / bring it in 修理や手入れに持ち込む 自分が店へ運ぶ

日常会話では、I need to get my phone fixed.(スマホを修理に出さないと)や I fixed the shelf myself.(棚は自分で直したよ)のように使い分けます。myself を添えると「自分で」がさらにはっきりします。

まとめ|「誰が直すのか」で形を選ぶ

自分の手で直すなら fix it、人に頼むなら get it fixed や get it cleaned、店に預けるなら take it in や bring it in。古い時計をめぐるやり取りを追うと、作業するのが誰なのかによって英語の形が変わることが分かります。

修理や手入れの話は身近な場面で何度も出てくるので、次に何かを直すときは、どの形が合うかを思い浮かべてみると定着しやすくなります。次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この時計の筋は、同じエピソードの別のコラムでも違う角度から取り上げています。

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