「まだ始めたばかりで」と謙遜されたら、何と返す?作品をほめて背中を押す英語|『BONES』S11E03で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「まだ始めたばかりで」と謙遜されたら、何と返す?作品をほめて背中を押す英語|『BONES』S11E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン11エピソード3には、写真をめぐって、ほめ言葉と謙遜が何度か行き交う場面があります。今回はそのやり取りを手がかりに、「まだ始めたばかりで」という謙遜の言い方と、それを受けてほめる側がどう返すかを読み解きます。

作品や腕前をほめたのに、相手が「いやいや」と引いてしまうことはよくあります。そんなときに返す言葉を知っておくと、ほめ言葉がきちんと届きやすくなります。

目次

「I’ve just started」謙遜の言い方

研究所で写真が話題になり、まずは短い感想が出てきます。

— Wow. Impressive.
(わあ。お見事。)

— Yeah, I’ve just started but I really like it.
(うん、始めたばかりだけど、すごく気に入ってる。)

— Which is why I don’t want to ruin the magic by putting my work out there just yet.
(だから、まだ人に見せて魔法を壊したくないんだ。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

I’ve just started. は「始めたばかり」という意味で、経験が浅いことを理由に、ほめ言葉を少し控えめに受け止める言い方です。but I really like it と続けて、好きな気持ちはしっかり伝えているところが分かります。put one’s work out there は「作品を世に出す」「人目にさらす」という意味の言い方です。

謙遜を「But」で打ち消してほめる

この会話では、謙遜の言葉のあとに、次のような言葉も出てきます。

— But your photos are incredible, Angie.
(でも、写真は本当にすばらしいよ、アンジー。)

— Thank you, but you’re not exactly an art critic, so…
(ありがとう。でも、美術評論家ってわけじゃないし。)

— No, but if I showed your work to a professional photographer I guarantee you they’d say the exact same thing.
(いや、プロの写真家に見せたって、きっとまったく同じことを言うって。)

— Don’t you dare.
(絶対やめてよ。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

途中の not exactly ~ は「〜というわけではない」とやわらかく否定する言い方で、お礼を言いつつ、ほめ言葉そのものを軽くかわす謙遜の形です。それでも、ほめる言葉は引っ込みません。

謙遜されたときは、But で始めて「それでも」と打ち消し、もう一度ほめる形が使いやすい返し方です。I guarantee you ~ は「〜だと請け合う」という強い言い方で、ほめ言葉が社交辞令ではないことを伝えるのに役立ちます。

返し方 意味
But it’s really good. でも、本当にいいよ
You’re a natural. 才能があるね
You’d never know you just started. 始めたばかりには見えない
Don’t sell yourself short. 自分を安く見積もらないで

最後の Don’t you dare. は「絶対にやめて」と強く止める言い方です。ほめ言葉の勢いに、歯止めをかける様子が伝わってきます。

「Embrace it.」とひと言で背中を押す

終盤の写真展の会場では、オーブリーが声をかけます。

Aubrey: Angela. Hey. Great show.
(アンジェラ。やあ。いい展示だね。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

Great show. は展示や公演そのものをほめる、短く使いやすい言い方です。会場では、ほかにも次のような言葉が続きます。

— Nice work, Angela.
(よくやったね、アンジェラ。)

— You put on quite a show.
(たいした展示だ。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

put on a show は「催しを開く」という意味で、quite a を添えると「なかなかのものだ」という感心が加わります。

さらに、会場を訪れた写真家との会話で、また謙遜の言葉が出てきます。

— Oh, yeah, that’s a… I’m just starting in this photo thing.
(あ、ええと、その…写真はまだ始めたばかりで。)

— Embrace it.
(受け入れて、そのまま進めばいい。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

embrace は「抱きしめる」から転じて「進んで受け入れる」という意味で使われる言葉です。Embrace it. の一言には、「始めたばかりであることも含めて、自信を持って続ければいい」という励ましが込められていると読み取れます。長い説明をせず、短い命令文で背中を押しているのが印象的です。

まとめ|謙遜を受け止めて、もう一度ほめる

今回は『BONES』シーズン11エピソード3から、I’ve just started. や not exactly ~ を使った謙遜の言い方と、But で打ち消すほめ方、I guarantee you ~、Great show.、Embrace it. といった背中を押す言葉を読み解きました。謙遜に引かず、ひと言添えて返すだけで、ほめ言葉はぐっと届きやすくなります。

写真をめぐる短い会話を観ながら、ほめる側の言葉選びにも耳を傾けてみると、英語の楽しさがまた一つ広がります。

職場の部屋をめぐる英語や、謝り方を扱ったコラムでも、この回の会話を取り上げています。

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