よかれと思って先走り、相手を困らせたと気づいて謝るときの英語|『BONES』S11E03で学ぶ英会話

『BONES』コラム: よかれと思って先走り、相手を困らせたと気づいて謝るときの英語|『BONES』S11E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン11エピソード3には、写真展の開催が本人に断りなく決められてしまう場面があります。その後、話を進めてしまったことを謝る言葉が続きます。今回はこの流れを手がかりに、謝るときの言葉の組み立て方を読み解きます。

相手のためと思ってしたことが、かえって相手を困らせてしまうことは誰にでもあります。そんなときの謝り方を知っておくと、気まずさを長引かせずに関係を立て直しやすくなります。

目次

「前もって言ったら断ったでしょ」という言い分

写真展の話になると、次のような問いかけが出てきます。

— You arranged a show for me at Founding Fathers?
(ファウンディング・ファーザーズのお店で、私の写真展を手配したっていうこと?)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

続いて、事前に知らせなかった理由を述べる言葉と、短いひと言が出てきます。

— You wouldn’t have agreed if I had given you advance notice.
(前もって知らせていたら、承知しなかっただろうから。)

— I’m not agreeing now.
(今だって承知してないけど。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

advance notice は「事前の知らせ」で、give someone advance notice で「前もって知らせる」という意味になります。仕事のメールなどでも使われる、やや改まった響きの言葉とされています。

You wouldn’t have agreed if ~. は「〜していたら、承知しなかっただろう」という仮定の言い方です。相手の反応を先回りして決めつけた言い分であることも伝わってきます。続く I’m not agreeing now. は、直前の文と同じ agree を使って「今も承知していない」と言い切る短い言葉で、言い分をそのまま打ち返すような響きが印象的です。

「I came to apologize.」から始める謝り方

その後、次のような言葉で謝罪が切り出されます。

— Actually, I came to apologize.
(実はね、謝りに来たんだ。)

— I know your photography is really personal to you, and I shouldn’t have put you on the spot like that. I’m sorry, Angie.
(写真があなたにとってすごく大事なものだって分かってたのに、あんなふうに困らせるべきじゃなかった。ごめん、アンジー。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

この謝罪は、三つの部分に分けて見ることができます。まず I came to apologize. で、何のために来たのかを先に伝えています。次に I know ~ is really personal to you で、相手にとって何が大切なのかを分かっていると示します。最後に I shouldn’t have ~ で、自分のしたことを「するべきではなかった」と認め、I’m sorry. で締めています。

put someone on the spot は「人を困った立場に立たせる」「その場で答えを迫る」という意味の言い方です。相手に心の準備をさせないまま、断りにくい状況を作ってしまったことを表すのに使われます。

表現 意味
Sorry to put you on the spot. 急に困らせてごめん
I didn’t mean to put you on the spot. 困らせるつもりはなかった
I should have asked you first. 先に聞くべきだった
I got carried away. つい調子に乗ってしまった

「取り消せる」という申し出と、その返し

謝罪のあとには、埋め合わせの申し出と、作品をほめる言葉が続きます。

— Whatever I’ve done, I can undo it.
(何をしたにしても、全部取り消せるから。)

— They really are beautiful, and I’m just so proud of you.
(写真は本当にきれいだし、すごく誇りに思ってるんだ。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

undo は「元に戻す」「取り消す」という意味です。Whatever I’ve done と組み合わせることで、「どこまで進めてしまったにせよ」という含みが加わります。

このあと、気持ちが変わったことを伝える言葉が出てきます。

— Hey, uh, don’t undo it.
(ねえ、取り消さなくていい。)

— What?
(え?)

— I’m okay with the show.
(写真展、やってもいいよ。)

BONES Season11 Episode3 (The Donor in the Drink)

先に出てきた undo が、ここでは don’t undo it という形で使われているのが分かります。I’m okay with ~. は「〜でかまわない」と受け入れる気持ちを伝える言い方です。謝罪で終わらず、受け入れの言葉で会話がまとまっていく流れが見どころです。

まとめ|謝罪は「目的・理解・反省」の順に

今回は『BONES』シーズン11エピソード3から、advance notice をめぐる言い分と切り返し、I came to apologize. で始まる謝罪、put someone on the spot、undo を使った申し出と返しを読み解きました。用件を先に伝え、相手の気持ちへの理解を示してから反省を述べると、謝罪がまっすぐ届きやすくなります。

ひと言の謝罪の中にも、言葉を選ぶ順番の工夫が見えてきます。これからも『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

職場の部屋をめぐる英語や、謙遜への返し方を扱ったコラムでも、この回の会話を取り上げています。

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