「See you later, alligator」とは?韻をふむ別れのあいさつの文化と英語|『BONES』S11E01で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「See you later, alligator」とは?韻をふむ別れのあいさつの文化と英語|『BONES』S11E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン11エピソード1には、朝、家を出るときに、ワニの名前が入った少し変わったあいさつが交わされる場面があります。今回はこのひと言を手がかりに、英語圏で親しまれている「韻をふむ別れのあいさつ」の文化を紹介します。

英語の別れのあいさつは Bye. や See you. だけではありません。言葉遊びのあいさつを知っておくと、ドラマの何気ない場面の楽しさがよりはっきり見えてきます。

目次

「See you later, alligator」と「In a while, crocodile」

出かける間際、次のようなあいさつが交わされます。

— All right, listen, I gotta go. See you later, alligators.
(よし、聞いて、もう行かなきゃ。またね、ワニさんたち。)

— In a while, crocodile!
(またあとでね、ワニさん!)

BONES Season11 Episode1 (The Loyalty in the Lie)

See you later, alligator. は「またね」という意味の See you later. に、韻をふむ alligator(アメリカワニ)を付け足した言葉遊びのあいさつです。later と alligator の語尾の音が重なることで、口に出したときに調子よく響きます。

このあいさつには、決まった返しがあります。それが In a while, crocodile. で、while と crocodile(ワニ)の音を合わせた形です。After a while, crocodile. と言う形もあるとされています。言われた側が間を置かずに返すことで、短い掛け合いが完成するのが面白いところです。

作中では alligators と複数形になっていて、その場にいる何人かにまとめて声をかけるあいさつになっています。決まり文句でも、相手の人数に合わせて形を変えられることが分かります。

韻をふむ別れのあいさつの広がり

See you later, alligator. は、英語圏で古くから親しまれている言葉遊びのあいさつとされ、新聞に載った記録は20世紀半ばにさかのぼると言われています。今でも、くだけた場面で好まれる遊びのあいさつとして使われ、大人どうしでも冗談めかして口にすることがあるとされています。

この形をまねて、動物の名前で韻をふむあいさつはほかにもいろいろ作られてきました。

あいさつ 韻の組み合わせ
Gotta go, buffalo. go と buffalo
Bye-bye, butterfly. bye と butterfly
Toodle-oo, kangaroo. oo と kangaroo

こうしたあいさつは、意味よりも音の楽しさを味わうものと言えます。正式な決まりがあるわけではなく、地域や家庭によって知られている組み合わせが違うとされています。

作中のやり取りでも、See you later, alligators. に対して In a while, crocodile! がすぐに返ってきます。説明がなくても通じ合う定番の掛け合いだということが、この素早さから伝わってきます。お決まりの返しを知っていれば、言われたときにすぐ乗ることができます。

出がけのひと言と、最後の「Bye.」

この場面では、あいさつの前に、出かけなければならないことを伝える言葉もあります。

— Okay, I’m late for work. I got to get going.
(さて、仕事に遅れちゃう。もう出なきゃ。)

BONES Season11 Episode1 (The Loyalty in the Lie)

I got to get going. は「そろそろ出なきゃ」という意味で、get going は「出発する」「動き出す」を表します。先ほどの I gotta go. の gotta は got to を縮めた口語の形で、どちらも会話でよく使われる言い方です。ほかにも Catch you later.(またあとで)や Take care.(気をつけてね)のように、別れ際に添えるくだけたひと言はいくつもあります。

やり取りの最後は、シンプルなあいさつで締めくくられます。

— Bye.
(じゃあね。)

— Bye.
(じゃあね。)

BONES Season11 Episode1 (The Loyalty in the Lie)

遊びのあいさつを交わしたあとでも、最後はいつもの Bye. で終わるのが日常らしいところです。言葉遊びと普段のあいさつが自然に混ざっている様子が見どころです。

まとめ|ワニのあいさつで別れ際を楽しく

今回は、See you later, alligator. と決まった返しの In a while, crocodile.、動物の名前で韻をふむほかのあいさつ、そして I got to get going. や Bye. といった出がけの言葉を紹介しました。音の楽しさを知っておくと、別れ際の短い会話も味わいが増します。

『BONES』を観ながら、登場人物たちのあいさつの言葉にも耳を傾けてみると、新しい発見がありそうです。

同じ回の英語は、予定の変更を頼む・断るコラムや、気づかれたときの一言のコラムでも扱っています。

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