海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン11エピソード20には、食事の席が野球の試合の話から始まる場面があります。今回はこの短いやり取りを手がかりに、「昨日の試合、見た?」と聞かれたときの返し方と、試合の話でよく使われる英語、雑談から本題へ移るときのひと言を読み解きます。
スポーツの話題は、職場や学校で会話の入り口になりやすいものです。見ていなかったときの返し方を知っておくと、話についていけなくても会話を続けられます。
「見た?」と聞かれて、見ていなかったときの返し
会話はこんなふうに始まります。
— So, you watched the game last night?
(で、昨日の夜の試合は見た?)— No, went to bed early.
(いや、早めに寝た。)BONES Season11 Episode20 (The Stiff in the Cliff)
問いかけの you watched the game last night? は、疑問文の語順ではなく、ふつうの文の語尾を上げて聞く形です。「見たよね?」と軽く確かめる響きがあり、雑談の切り出しによく使われるとされています。Did you watch the game last night? や Did you catch the game? も同じ意味で、catch は「(番組や試合を)見る」というくだけた言い方です。
返事の No, went to bed early. は、主語の I を省いた短い答えです。「見ていない」とだけ言うより、went to bed early(早く寝た)と理由をひと言添えると、そっけない印象になりません。見ていなかったときの返し方には、次のようなものがあります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| No, I missed it. | ううん、見逃しちゃった |
| No, I fell asleep. | 寝ちゃって見てない |
| Not yet. Don’t tell me! | まだ見てないから言わないで |
| No. Who won? | 見てない。どっちが勝った? |
録画で後から見るつもりなら Don’t tell me! と先に結果を止めておくのが便利で、逆に気にならないなら Who won? と聞き返すと話がつながります。見ていた場合は、Yeah, what a game!(見た見た、すごい試合だった)や Yeah, can you believe that ending?(見たよ、あの終わり方は信じられないよね)のように、ひと言感想を足すと会話が広がります。
「たいしたことなかったよ」と伝える返し
続いて、こんな言葉が出てきます。
— Total blowout, you didn’t miss much.
(大差の試合だったから、たいして見逃してないよ。)BONES Season11 Episode20 (The Stiff in the Cliff)
blowout は、点差が大きく開いた一方的な試合を指す言葉で、Total blowout で「完全な大差の試合」という意味になります。反対に、接戦は a close game や a nail-biter(手に汗握る試合)と言います。You didn’t miss much. は「見逃したけれど、たいしたことはなかった」と伝える言い方で、相手が残念がらないように気づかう響きがあります。
雑談がひと段落すると、こんな言葉が出てきます。
— Come on, man. Did you really bring me here to talk about baseball?
(なあ、本当に野球の話をするために呼んだの?)— Sorry, I guess I’m just a little nervous.
(ごめん、ちょっと緊張してるみたいで。)BONES Season11 Episode20 (The Stiff in the Cliff)
Did you really ~ to talk about ~? は「本当に〜の話をするために呼んだの?」と、雑談よりも本題を促す言い方です。I guess I’m just a little ~. は「ちょっと〜みたいで」と自分の状態を控えめに説明する形で、謝りのひと言と組み合わせると言い訳が角張りません。日常では Anyway, what did you want to talk about?(それで、話って何?)と自分から本題に移るのも自然です。
まとめ|試合の話を雑談の入り口に
今回は『BONES』シーズン11エピソード20から、you watched the game last night? という聞き方、No, went to bed early. のように理由を添えた返し、blowout や You didn’t miss much. といった試合の話の言葉、雑談から本題へ移るひと言を読み解きました。
何気ない試合の話にも、会話をなめらかに始める工夫が詰まっています。そんな雑談の英語にも耳を傾けながら、『BONES』を観ていくと会話の流れがよりはっきり見えてきます。
同じ回の英語は、前置きの言い分けや差し入れのやり取りを扱ったコラムでも取り上げています。


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