質問の意図がずれて受け取られたとき、聞きたいことを絞って聞き直す英語|『BONES』S11E21で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 質問の意図がずれて受け取られたとき、聞きたいことを絞って聞き直す英語|『BONES』S11E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン11エピソード21には、話を聞きに行った先で、質問が思っていたのとは違う意味に受け取られ、聞きたいことを絞って聞き直す場面があります。今回はこのやり取りを手がかりに、確かめる問い方と、ずれた答えが返ってきたときの聞き直し方を読み解きます。

質問が一般論として受け取られ、知りたい答えにたどり着かないことは、日本語の会話でもよくあります。英語で範囲を絞る言い方を知っておくと、相手に失礼な印象を与えずに話を本題へ戻しやすくなります。

目次

「correct?」「What about ~?」で確かめながら聞く

話を聞く場面では、まず相手の仕事内容を確かめる問いが出てきます。

— You also help track diamonds, correct?
(ダイヤモンドの追跡にも協力していらっしゃるんですよね?)

BONES Season11 Episode21 (The Jewel in the Crown)

文の最後に correct? を付けると、「〜ですよね?」と自分の理解が合っているかを確かめる問いになります。right? よりも少しきちんとした響きがあり、仕事の場面で使いやすい言い方とされています。答えはイエスかノーかを前提にしているので、話の土台をそろえる最初の一言として機能しています。

微細な刻印をほどこせるという説明が返ったあと、問いは別の話題へ移ります。

— What about the diamond that we found? Who does that belong to?
(見つかったダイヤモンドのほうは?持ち主は誰なんです?)

— I remember that particular diamond quite well. I marked it myself.
(あのダイヤモンドのことはよく覚えています。私自身が刻印しましたから。)

BONES Season11 Episode21 (The Jewel in the Crown)

What about ~? は「〜はどうですか?」と、話題を自分の聞きたい対象へ向ける短い前置きです。そのあとに Who does that belong to?(それは誰のもの?)と具体的な問いを続けることで、何を知りたいのかがはっきりします。

「No, what I meant was, specifically, ~」で聞き直す

少し話が進んだところで、次のような問いが出てきます。

— So who pays a half a million dollars for a fake dagger?
(じゃあ、偽物の短剣に50万ドルも払うのはどういう人なんです?)

— The rich today are no different from the kings and queens of old.
(今のお金持ちも、昔の王や女王と変わりません。)

— They like expensive, pretty things no one else can have.
(誰も手に入れられない、高価で美しい物を好むんです。)

BONES Season11 Episode21 (The Jewel in the Crown)

who pays ~? は「誰が払うのか」とも「どんな人が払うのか」とも読める問いです。返ってきたのは、お金持ちの好みについての一般論でした。そこで、問いが言い直されます。

— No, what I meant was, specifically, who does that dagger belong to?
(いや、聞きたかったのは、具体的に、その短剣が誰のものかってことです。)

— Ah, well, that’s another twist.
(ああ、そこがまた、ひとひねりありまして。)

BONES Season11 Episode21 (The Jewel in the Crown)

what I meant was ~ は「私が言いたかったのは〜」と、自分の問いの意図を示し直す言い方です。相手の答えを否定するのではなく、自分の聞き方のほうを整え直す形になっているのがポイントです。specifically(具体的に)を添えることで、一般論ではなく特定の答えがほしいことが伝わります。問いの形も、who pays ~? から who does that dagger belong to? へと、答えが一つに決まる聞き方に変わっています。

聞き直すときの言い方の幅

質問を絞り直す言い方には、ほかにも次のようなものがあります。

表現 響き
Sorry, I meant ~. ごめんなさい、〜という意味でした
Let me put it another way. 言い方を変えますね
To be more specific, ~ もっと具体的に言うと〜
What I’m asking is ~. 私がお聞きしているのは〜です

Sorry, I meant ~. のように一言おわびを添えると、聞き方が足りなかったのは自分のほうだという姿勢になり、相手の答えを責める響きが出にくくなります。What I’m asking is ~. はやや強めに本題へ戻す言い方なので、親しい相手や急いでいる場面に向いていると言えます。

一般論が返ってきたときは、その答えを一度受け止めてから範囲を絞ると、会話がなめらかに続きます。作中でも、最初の答えを打ち消すのは No, の一語だけで、すぐに聞きたいことの中身に移っているのが分かります。

まとめ|ずれた答えから本題へ戻る一言

今回は『BONES』シーズン11エピソード21から、correct? で理解を確かめる問い方、What about ~? で話題を向ける言い方、No, what I meant was, specifically, ~ で質問を絞って聞き直す英語を読み解きました。

答えがずれたときに、自分の聞き方を整え直す一言があると、相手との会話を気まずくせずに本題へ戻せます。次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この回の英語は、「だから言ったでしょ」への返し方や、英語の会話にまざるフランス語を扱ったコラムでも取り上げています。

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