「bonjour」「dossier」「bon voyage」英語の会話にまざるフランス語の文化|『BONES』S11E21で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「bonjour」「dossier」「bon voyage」英語の会話にまざるフランス語の文化|『BONES』S11E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン11エピソード21には、フランスから来た警部が登場し、英語の会話のあちこちにフランス語がまざります。今回はそのやり取りを手がかりに、英語の辞書にも載っているフランス語由来の語と、英語を話す人がそのまま口にするフランス語のあいさつを紹介します。

英語には、フランス語から入ってきた語が数多くあると言われます。どの語が英語として定着しているのかを知っておくと、ドラマの会話や英語の文章で出会ったときに意味をつかみやすくなります。

目次

「Bonjour.」で始まるあいさつ

研究所で、パリから来た警部がブレナンとホッジンスに紹介されます。

— Uh, Dr. Brennan, Dr. Hodgins, this is Inspector Rousseau.
(ええと、ブレナン博士、ホッジンス博士、こちらはルソー警部です。)

Rousseau: Bonjour.
(こんにちは。)

— Bonjour.
(こんにちは。)

BONES Season11 Episode21 (The Jewel in the Crown)

紹介されたルソー警部が、この回に登場するフランスから来た警部です。警部のあいさつは、英語の Hello. ではなくフランス語の Bonjour. でした。それに同じ Bonjour. が返されています。

bonjour は「こんにちは」にあたるフランス語のあいさつで、英語の中ではフランス語そのものとして扱われることが多いとされます。ただ、英語を話す人のあいだでも広く知られている語で、相手に合わせたり、少しおどけた調子を出したりするときに口にされることがあります。merci(ありがとう)や au revoir(さようなら)も同じように、英語の会話にそのまま持ち込まれることがあるフランス語です。

英語に定着した「dossier」

別の場面では、一冊のファイルが差し出されます。

— Okay, okay. Very well, then. You can at least take this.
(わかりました。それなら、せめてこれは受け取ってください。)

— What’s this?
(これは?)

— It’s a dossier d’enquête. A file.
(ドシエ・ダンケート、捜査資料です。つまり、ファイルですね。)

BONES Season11 Episode21 (The Jewel in the Crown)

dossier d’enquête はフランス語で「捜査の書類一式」のような意味の言葉です。そのあとに A file. と英語で言い添えられていて、聞き手に伝わるよう言い直していることが分かります。

このうち dossier は、英語でもそのまま使われる語です。英語の辞書では「ある人や事柄についての詳しい記録をまとめたファイル」と説明され、フランス語で「背」を意味する dos に由来するとされています。書類の束の背にラベルを付けていたことからできた語だという説明もあります。英語に入ったのは19世紀ごろとされ、ニュースや仕事の場面で「調書」「関係書類」の意味で目にすることがあります。

「bon voyage」「adieu」と英語に入ったフランス語

物語の終わりの別れぎわにも、フランス語がまざります。

— Well, I want to thank you both very much, and, uh, I bid you adieu, huh?
(お二人には心から感謝します。それでは、アデューということで。)

— De rien.
(どういたしまして。)

— Merci beaucoup.
(どうもありがとう。)

BONES Season11 Episode21 (The Jewel in the Crown)

adieu はフランス語で「さようなら」にあたる語ですが、英語の辞書にも載っていて、bid ~ adieu(〜に別れを告げる)のような形で使われます。英語では少し古風で改まった響きがあるとされ、冗談めかして使われることもあります。一方の de rien(どういたしまして)は、英語の中ではフランス語そのものとして扱われる言い方です。

やり取りの最後には、次の一言も出てきます。

— Bon voyage.
(よい旅を。)

BONES Season11 Episode21 (The Jewel in the Crown)

bon voyage は「よい旅を」という意味のフランス語に由来し、英語の辞書にも旅立つ人への言葉として載っています。旅行に出る人へのカードや見送りの言葉としても、英語圏でなじみのある表現とされています。

このほかにも、英語には次のようなフランス語由来の表現があります。

表現 英語での意味
déjà vu 前にも見た気がする感覚
RSVP 招待状の「お返事ください」
à la carte 一品ずつ注文する形式
rendezvous 待ち合わせ・会う約束

まとめ|英語の中のフランス語に気づく

今回は『BONES』シーズン11エピソード21から、bonjour や merci のように英語の会話にそのまま持ち込まれるフランス語と、dossier・adieu・bon voyage のように英語の辞書にも載っているフランス語由来の語を紹介しました。

どの語が英語として定着しているのかを意識すると、会話にまざる言葉の響きがより細かく聞き分けられるようになります。フランスから来た警部の言葉づかいにも注目しながら、『BONES』を観てみると新しい発見がありそうです。

同じ回の英語は、「だから言ったでしょ」への返し方や、質問を絞って聞き直す言い方を扱ったコラムでも取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次