海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン10エピソード16では、ホッジンスのもとに思いがけない申し出が舞い込みます。話を聞いたアンジェラがまず口にしたのは、喜びの言葉に続く「それ、本物?」という確認でした。
うますぎる話を前にしたとき、すぐに飛びつかず、相手に確かめたり、確かめ中だと伝えたりする言い方は、仕事でも日常でも役に立ちます。今回は Do you think it’s legit? という問いと、その返し方を読み解きます。
「legit」の意味と、確かめ中だと伝える返し方
場面は、ホッジンスがアンジェラにこの話を打ち明けるところから始まります。
Hodgins: I got a call today from a company that wants to manufacture
(今日、ある会社から電話があってさ、製品にしたいって言うんだ、)Hodgins: the honeycomb-structured ultra rubber covering that I invented.
(俺が考えたハニカム構造の特殊なゴムのカバーをね。)Angela: Oh. Honey, that’s amazing. Do you think it’s legit?
(まあ、ハニー、すごいじゃない。それって本物の話だと思う?)Hodgins: Well, I’m having a lawyer look over the offer now,
(今、弁護士に申し出の中身を見てもらってるところなんだ。)Hodgins: but if this checks out, this could be huge, Angie.
(でも、問題がないと分かれば、これは大きな話になるかもしれないよ、アンジー。)BONES Season10 Episode16 (The Big Beef at the Royal Diner)
legit は legitimate(正当な・合法な)を短くしたくだけた言い方で、「まともな」「本物の」「怪しくない」という意味で使われるとされています。Do you think it’s legit? は「それ、ちゃんとした話だと思う?」と、相手の判断を尋ねる形です。アンジェラは that’s amazing と喜びを伝えたうえでこの質問を添えていて、相手の喜びに水を差さずに確認する順番になっています。
ホッジンスの返し方には、確かめ中だと伝えるための表現が詰まっています。have + 人 + 動詞の原形 の I’m having a lawyer look over the offer は「弁護士に申し出に目を通してもらっている」という意味で、自分ではなく専門家に確認を頼んでいることが伝わります。if this checks out の check out は「調べた結果、問題がないと分かる」という意味です。this could be huge は「大きな話になるかもしれない」と期待を表しつつ、could で断定を避けています。
同じ問いへの返し方は、確かめ具合によって次のように変えられます。
| 状況 | 返し方 |
|---|---|
| まだ確かめていない | I’m not sure yet. I need to look into it. |
| 確かめているところ | I’m still checking. / I’m having someone look at it. |
| 確認が取れた | It checked out. It’s legit. |
| 怪しいと思う | It sounds too good to be true. |
It sounds too good to be true.(話がうますぎる)は、申し出を疑うときの定番の言い方です。
結論を急がない言い方と、本決まりになったときの反応
少しあと、話を急いで進めないための一言が出てきます。
— You know what, let’s just wait and see if it all works out first.
(ねえ、まずは全部うまくいくかどうか、様子を見てみよう。)BONES Season10 Episode16 (The Big Beef at the Royal Diner)
wait and see は「様子を見る」という意味の決まった言い方です。if it all works out は「全部うまくいくかどうか」、文末の first は「まずは」で、ほかのことを考えるのは結果が出てからにしよう、という順番をはっきりさせています。相手が先走りそうなときにも、Let’s not get ahead of ourselves.(先走らないでおこう)と並んで使いやすい表現です。
その後、弁護士から書類が戻り、話が本当に進むと分かった場面では、こんな言葉が交わされます。
— Is this really happening?
(これ、本当に起きてることなの?)— Yes. And I don’t know why I’m so excited, because it’s not like I’ve never been rich before.
(うん。でも、なんでこんなにわくわくしてるのか自分でも分からない。お金に困らない時期がなかったわけでもないのに。)BONES Season10 Episode16 (The Big Beef at the Royal Diner)
Is this really happening? は、信じられないほどの出来事に出会ったときの「これって現実?」という驚きの表現です。うますぎる話かもしれないと確かめていた段階から、本物だと分かった段階へ、言葉の調子が変わっていく流れが見どころです。it’s not like ~ は「〜というわけではない」と、相手の思い込みを先回りして打ち消す形として使われます。
まとめ|確かめる一言が、うまい話との付き合い方を決める
今回は『BONES』シーズン10エピソード16から、Do you think it’s legit? と、その返し方の I’m having a lawyer look over ~、if this checks out、let’s just wait and see などを読み解きました。喜びと確認を一緒に伝える言い方を知っておくと、うまい話にも落ち着いて向き合えます。
確かめ中から本決まりへと、言葉の調子が移っていく様子にも注目しながら、次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
この回で扱ったほかのテーマやフレーズ記事からも、登場人物たちの日常の英語が見えてきます。


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