海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン10エピソード20の中盤には、調べに行く先が古い屋根裏だと分かったところで、「実は屋根裏が苦手で」という打ち明けが飛び出す場面があります。苦手なものを具体的に挙げる言葉や、安心させる言葉が、テンポよく続くのが特徴です。
誰かに「〜が苦手なんだ」と打ち明けられたら、英語では何と返せばよいのでしょうか。打ち明け方の英語を確認したうえで、言いかけを引き取る言い方や、安心させる返し方を見ていきます。
「Have I mentioned that ~?」さりげなく苦手を打ち明ける
作中の打ち明けは、次のような言い方で始まります。
— Have I mentioned that attics freak me out?
(言ってなかったっけ。屋根裏って、どうにも落ち着かなくて)BONES Season10 Episode20 (The Woman in the Whirlpool)
Have I mentioned that ~? は直訳すると「〜と言ったことがあったっけ?」です。実際には初めて話す内容でも、この形で切り出すと、深刻になりすぎずに本音を出せます。「ところで」「実はね」に近い、軽い前置きとして使われる言い方です。
後半の freak me out は「ぞっとさせる・落ち着かなくさせる」というくだけた言い方です。苦手なものを伝える言い方は、強さによって次のように使い分けられます。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| I’m not a big fan of ~. | あまり好きじゃない(やわらかい) |
| ~ creep(s) me out. | 気味が悪くて苦手 |
| ~ freak(s) me out. | ぞっとする・落ち着かない |
| I’m terrified of ~. | 〜が本当に怖い(強い) |
人前で言うなら、まず I’m not a big fan of heights.(高いところはあまり得意じゃなくて)のように、やわらかい言い方から入ると角が立ちません。
言い直し・言いかけ・先取りのやり取り
暗いのが怖いのかとからかう声が挟まったあと、次のようなやり取りが続きます。
— Well, spiders, really. Anything crawly.
(というより、クモだね。這うものは全部だめ)— Why? They’re so…
(どうして? だって、ほら…)— Creepy? Yep, that’s what they are.
(気味が悪い? そう、まさにそれ)— Don’t worry. I’ll protect you.
(心配いらないよ。こっちで守るから)BONES Season10 Episode20 (The Woman in the Whirlpool)
1行目の ~, really. は文末に置いて「というか、本当は〜」と言い直す使い方です。Anything crawly. は「這うものは何でも」で、anything + 形容詞で「〜なものは全部」とまとめて言えます。
2行目の They’re so… は途中で言葉を止めた形で、そのあとに Creepy? と語尾を上げた一言が続きます。英語の会話では、こうした言いかけの文に、語尾を上げた一語で続きを補う形もよく見られます。That’s what they are. は「まさにそれ」と、出てきた言葉に強く同意する言い方です。言いかけと先取りが重なることで、会話のテンポが生まれているのが分かります。
打ち明けられたときの返し方
最後の Don’t worry. I’ll protect you. は、相手を安心させながら頼もしく引き受ける言い方です。作中では笑いまじりの一言で、からかい半分の励ましとも読み取れます。
苦手を打ち明けられたときの返し方には、次のような型があります。
| 返し方 | 例 |
|---|---|
| 共感する | That’s totally normal. / Lots of people feel that way. |
| 手を貸す | Want me to go first? / I’ll handle it. |
| 安心させる | Don’t worry. I’ve got you. |
I’ve got you. は「任せて・ついているよ」という気持ちを短く伝える言い方で、手を差し出すような温かさがあります。Want me to go first?(先に行こうか?)は、苦手な場所に入る前など、行動で支えたいときに便利な申し出です。共感の言葉と組み合わせると、より自然な受け止め方になります。
反対に、Seriously? You’re scared of that? のように驚いてみせると、相手は打ち明けたことを後悔するかもしれません。冗談で返すのは、親しい間柄で相手も笑っているときに限るのが無難と言えます。
まとめ|打ち明けやすい空気をつくる英語
Have I mentioned that ~? で軽く切り出し、~, really. や anything + 形容詞で中身を言い直す。言いかけには Creepy? のように言葉を補い、安心させたいときは Don’t worry. と返す。苦手の打ち明けは、言い方ひとつで空気が変わる場面です。
ちょっとした弱音のやり取りからも、相手との距離を縮める英語が見えてきます。
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