「in person」と「over the phone」はどう違う?会って伝える・電話で済ませるの英語|『BONES』S10E20で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「in person」と「over the phone」はどう違う?会って伝える・電話で済ませるの英語|『BONES』S10E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード20には、ブースと組む若手の捜査官オーブリーが研究所に顔を出したところで、「わざわざ来なくても電話で済むのでは」という話になる場面があります。短いやり取りの中に、会って伝えることと電話で済ませることを言い分ける英語が並びます。

「直接会って」と「電話で」は、英語ではどう言い分けるのでしょうか。in person と over the phone の違いを軸に、「自分は〜なタイプ」と伝える言い方や、好みを比べる言い方もあわせて見ていきます。

目次

「in person」と「over the phone」の基本

in person は「本人が直接その場に出向いて」という意味です。代理や書面、電話ではなく、自分の足で行って顔を合わせることを表します。一方の over the phone は「電話越しに」で、会わずに声だけでやり取りすることを指します。

近い言い方とあわせて整理すると、次のようになります。

表現 意味 例
in person 本人が直接・対面で I’d like to thank her in person.
face-to-face 向かい合って We should talk face-to-face.
over the phone 電話越しに Can we do this over the phone?
on the phone 電話中で She’s on the phone right now.

face-to-face は「向き合って話す」ことに重心があり、in person は「本人がその場にいる」ことに重心がある、と説明されることが多い表現です。また on the phone は「今、電話中」という状態を表すため、手段としての「電話で」には over the phone を使うのが自然とされています。

作中では、研究所を訪ねてきた捜査官に、カムがこう用件を尋ねます。

Cam: Agent Aubrey, what brings you to the lab?
(オーブリー捜査官、今日は研究所にどういったご用件で?)

BONES Season10 Episode20 (The Woman in the Whirlpool)

What brings you to ~? は「〜には何の用で?」と来訪の理由を聞く、ていねいで感じのよい言い方です。Why are you here? よりも角が立たない聞き方として覚えておくと便利です。

「電話じゃだめだったの?」と「直接会う派」

このあと、研究所での会話には次のような言葉が続きます。

— Just, uh, following up on the case.
(ちょっと、その、捜査の様子を確かめにね)

— And you couldn’t do that over the phone?
(それって、電話じゃだめだったの?)

— What can I say? I’m an in-person kind of guy.
(しかたないでしょう? 直接会いに行くタイプなので)

— Me, too. You know, I would way rather go see a play than watch a movie.
(同じく。映画を観るより、劇場で舞台を観るほうがずっと好き)

— Right? It’s all about being in the moment.
(だよね? その瞬間に立ち会えることが大事で)

— Totally.
(本当にそう)

BONES Season10 Episode20 (The Woman in the Whirlpool)

You couldn’t do that over the phone? は「電話で済ませられなかったの?」という軽い突っ込みです。わざわざ来た理由を、やんわり探る響きがあります。

What can I say? は「何と言えばいいか」が直訳ですが、「まあ、そういうことなんで」と言い訳や照れ隠しの前置きに使われます。続く a(n) ~ kind of guy は「〜なタイプの人」で、I’m a morning person.(朝型です)や I’m not really a phone person.(電話はあまり得意じゃない)のように、person を使えば誰でも使える言い方になります。

would rather A than B は「BよりAのほうがいい」という好みの比べ方で、間の way は「ずっと・断然」と意味を強めるくだけた言い方です。It’s all about ~ は「大事なのは〜だ」と要点をまとめる表現で、相手の意見に乗るときによく使われます。

文末の「In person.」で「直接」を強める

その後、わかったことをブースに報告しに行くという言葉が出てきます。

— I’m gonna go tell Booth. In person.
(ブースに知らせに行ってくる。直接ね)

BONES Season10 Episode20 (The Woman in the Whirlpool)

文の最後に In person. だけを付け足すと、「電話ではなく、わざわざ直接」という点が強調されます。言い終えたあとに一語を足すだけで、こだわりが伝わる言い方です。

日常でも、I’d rather tell you in person.(直接会って話したいんだ)や、Let’s meet in person next time.(次は対面で会おう)のように使えます。オンライン会議が増えた今では、in person は online の対になる語としてもよく見かけます。なお、in personal とは言わないので注意が必要です。

まとめ|会うか電話か、手段を言い分ける

in person は本人が直接出向くこと、over the phone は電話越しに済ませること。ここに face-to-face や on the phone、a ~ kind of guy、would rather を合わせると、連絡の手段や自分の好みを短く伝えられるようになります。

何気ない研究所の会話から、伝え方の選び方まで見えてくるのが面白いところです。

同じ回のほかのコラムやフレーズ記事でも、この回の英語を場面ごとに取り上げています。

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