海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン8エピソード3には、聞き慣れない名前をめぐる短いやり取りが、冒頭と最後の場面に1つずつあります。色の名前に「それ、名前があるの?」と聞き返す場面と、「これは何?」という問いに食べ物の名前で答える場面です。今回は What is this? と聞かれたとき、相手に伝わるように説明する英語を読み解きます。
和食や日本のお菓子について英語で聞かれ、説明に迷う場面はよくあります。説明の型を知っておくと、とっさの質問にも落ち着いて答えられます。
「It has a name?」と、聞き慣れない名前を聞き返す
冒頭の車中で、ブレナンは選んだベビーカーの良さを並べ、最後に色の名前を挙げます。
Brennan: I have done extensive research, Booth. This is the best stroller on the market. Plus, the design is beautiful. And it’s cerise.
(徹底的に調べたの、ブース。これが市場で最高のベビーカーよ。それにデザインも美しいし、セリーズよ。)Booth: It has a name?
(それ、名前があるのか?)Brennan: Color. Cerise is a color.
(色よ。セリーズは色の名前。)BONES Season8 Episode3 (The Gunk in the Garage)
cerise は、さくらんぼを意味するフランス語に由来するとされる色の名前で、鮮やかな赤みがかったピンクを指します。聞き慣れない語に It has a name? と返すと、「そんなものにも名前があるの?」という軽い驚きになります。
答える側は、Cerise is a color. と、まず「何の仲間か」を伝えています。名前だけを繰り返すより、色・食べ物・道具といった仲間を先に言うほうが、相手はすぐに全体像をつかめます。名前を聞き返すときは What’s that?(それは何?)や Sorry, what was it called?(ごめん、何という名前だっけ?)も使えます。
「What is this?」には、仲間と特徴で答える
最後の場面には、次のようなやり取りがあります。
— What? What is this?
(え?これは何?)— It’s a quinoa.
(キヌア。)— “Queenoa”?
(クイーノア?)BONES Season8 Episode3 (The Gunk in the Garage)
英文では Queenoa と別の綴りで書かれた聞き返しになっています。quinoa は英語では「キーンワー」に近い音で発音されるとされ、綴りから読み方を想像しにくい語の一つです。
改めて quinoa と言い直され、それは何かと尋ねられると、こう答えが返ります。
— It’s a grain.
(穀物の一種。)BONES Season8 Episode3 (The Gunk in the Garage)
このあと、たんぱく質が多いという説明が続きます。It’s a 〜. でまず仲間を伝え、特徴を一つ足すという順番は、どんな物の説明にも応用できます。
| 説明の型 | 例 |
|---|---|
| 仲間を言う | It’s a kind of grain.(穀物の一種です) |
| 材料を言う | It’s made from soybeans.(大豆からできています) |
| 特徴を言う | It’s high in protein.(たんぱく質が多いです) |
| 似たものにたとえる | It’s a little like rice.(少しお米に似ています) |
たとえば納豆なら、It’s fermented soybeans.(発酵させた大豆です)と仲間と材料を伝え、People usually eat it with rice.(ふつうはご飯と一緒に食べます)と食べ方を足すと、ぐっと伝わりやすくなります。
「What’s that mean?」と、真意を問い返す
穀物の説明を受けたあとに返ってくるのは、食べ物そのものではなく、別の料理の話です。
— When I get the new grill, we can cook steaks.
(新しいグリルが手に入ったら、ステーキが焼ける。)— What’s that mean?
(それ、どういう意味?)BONES Season8 Episode3 (The Gunk in the Garage)
遠回しに好みを示したような一言に、真意を問い返しているやり取りと読み取れます。What’s that mean? は What does that mean? をくだけて言った形で、会話ではよく耳にします。
説明を聞いても分からないときは、Can you say that again?(もう一度言ってもらえる?)や How do you spell it?(どう綴るの?)と重ねて聞くと、名前と中身の両方を確かめられます。
まとめ|まず仲間を言い、特徴を一つ足す
今回は『BONES』シーズン8エピソード3から、聞き慣れない名前を聞き返す It has a name?、仲間を伝える Cerise is a color. や It’s a grain.、真意を問い返す What’s that mean? などを読み解きました。「何の仲間か」から話し始めるだけで、初めて聞く相手にも伝わる説明になります。
次回も『BONES』と一緒に、何気ないやり取りの中にある使える英語を拾っていきましょう。
同じエピソードのコラムでは、昇進と昇給の言い分けや、プレゼンの前後にかける言葉も紹介しています。


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